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意見がぶつかった後、相手が歩み寄る一言をかけてくれて、張り詰めていた空気がふっとやわらぐ瞬間があります。
そんな瞬間に交わされる「be in this together」を、『ビッグバン★セオリー』シーズン12第12話の終盤、意見の対立があった後にレナードがペニーへ声をかける場面から、一緒に見ていきましょう。
「be in this together」の意味とニュアンス
be in this together
意味:一緒にこの問題に向き合う、運命を共にする
be in this togetherは、困難な状況や問題に対して、一人で抱え込むのではなく、仲間やパートナーと共に立ち向かうという連帯感を表す表現です。thisの部分には、その場で話題になっている具体的な問題や状況が入ります。
We’re in this together.のようにweを主語にすることで、「私たちは同じ立場にいる」という一体感がより強く伝わります。夫婦や友人、チームメンバーなど、共通の課題を抱える相手との会話で使われることが多い言い回しです。
対立や意見の食い違いがあった後に使われると、相手を責めるのではなく、これから先を一緒に考えていこうという前向きな姿勢を示す一言としても機能します。
【ここがポイント!】
- 「be in this together」の核は、同じ状況の中に共に立っているという連帯感
- thisが指す内容は会話の流れによって変わる
- 励まし合う場面や、対立の後の歩み寄りの場面でよく使われる
『ビッグバン★セオリー』S12E12のシーンで見てみよう
意味を押さえたところで、実際のドラマシーンを見ていきましょう。
ある依頼を受けるかどうかを巡って言い合いになった後、レナードがペニーに歩み寄ろうとする場面です。相手の意思を尊重する姿勢を見せながら、二人の関係を立て直そうとする様子が描かれています。喧嘩の後にどう関係を修復するかという普遍的なテーマも垣間見えます。
Leonard: All right, look, um I’m sorry that we fought before. I know this is a really unusual situation, and if you don’t want me to do it, I won’t.
(わかった、あの、さっき喧嘩したことは謝るよ。これが本当に特殊な状況だってことは分かってる。だから、君が僕にやってほしくないなら、やらないよ。)Penny: Really?
(本当に?)Leonard: Yeah. We’re a team. We’re in this together.
(ああ。僕たちはチームだからね。一緒にこの問題に向き合うんだ。)Penny: I’ll be right back.
(すぐ戻るわね。)The Big Bang Theory Season12 Episode12 (The Propagation Proposition)
シーン解説と心理考察
レナードが「さっき喧嘩したことは謝るよ。これが本当に特殊な状況だってことは分かってる。だから、君が僕にやってほしくないなら、やらないよ」と切り出すと、ペニーは「本当に?」と驚いたように尋ねます。意見の対立の後、相手の意思を最優先にすると譲歩する姿勢が表れています。
レナードが「僕たちはチームだからね。一緒にこの問題に向き合うんだ」と続けると、ペニーは「すぐ戻るわね」とだけ答えてその場を離れます。多くを語らないペニーの反応の裏には、相手の言葉を受けて自分なりの結論を出そうとする気持ちの動きが感じられ、対立から歩み寄りへと空気が変わっていく様子が伝わってきます。
短い言葉のやり取りではありますが、相手の意思を確認し合うことで張り詰めた空気がほどけていく過程が、このシーン全体を通してうかがえます。多くを説明せずとも通じ合う二人の距離感が表れた一幕です。
『ビッグバン★セオリー』流・覚え方のコツ
同じひとつの箱の中に、二人一緒に入っているところを思い浮かべてみましょう。困難という箱を一人で抱えるのではなく、隣にいる相手と分かち合っている、という距離の近さがこのフレーズの芯にあります。
レナードが「僕たちはチームだからね」と付け加えた場面も、まさにこの箱を一緒に抱える姿勢そのものでした。対立した後でも、同じ箱の中に戻ってくるという感覚とセットで覚えておくと、励まし合う場面で自然に言葉が出てくるはずです。
箱の外から支えるのではなく、同じ箱の中に自分から入っていくという踏み込んだ姿勢こそが、このフレーズの持つ温かさの源になっています。
例文で覚える「be in this together」
励まし合う場面や対立の後の歩み寄りで使えるbe in this togetherを、3つの例文で確認していきましょう。
Don’t worry, we’re in this together.
(心配しないで、僕たちは一緒にこの問題に向き合うんだから。)
相手を励ます日常会話の場面です。Don’t worryと組み合わせることで、安心感を与える言い方になります。不安を抱えている相手にかける、定番の組み合わせのひとつです。
As a team, we’re all in this together, so let’s support each other.
(チームとして、私たちは皆この問題に一緒に向き合っているので、支え合いましょう。)
チームの結束を呼びかけるビジネスの場面です。let’s support each otherが、具体的な行動への呼びかけを添えています。会議やスピーチの締めくくりにも使いやすい一言です。
A: This project feels overwhelming.
B: I know, but we’re in this together.
(A:このプロジェクト、荷が重すぎる気がする。)
(B:わかるよ、でも僕たちは一緒にやっていくんだから。)
同僚を励ますビジネスの会話です。I knowと共感を示してから続けることで、相手の気持ちに寄り添う流れになります。共感を先に示す一言があるだけで、励ましの言葉がより届きやすくなります。
あわせて覚えたい関連表現
we’re a team
(私たちはチームだ)
we’re a teamは、関係性そのものを述べる表現です。be in this togetherは、特定の困難や課題に「一緒に向き合っている」という状況に焦点がある点が異なります。
stand by someone
(誰かのそばに寄り添う、支え続ける)
stand by someoneは、一方が他方を支えるという片方向のニュアンスを持つことが多い表現です。be in this togetherは、両者が対等に問題を共有している双方向のニュアンスがあります。
share the burden
(負担を分かち合う)
share the burdenは、負担や責任を分担するという実務的な側面に重点がある表現です。be in this togetherは、感情的な連帯感や仲間意識により重点が置かれています。作業の分担を話したいのか、気持ちの面での支え合いを伝えたいのかによって、選ぶ表現の温度感が変わってきます。
Note|「一緒に向き合う」という言葉が持つ広がり
be in this togetherという言い回しは、個人同士の会話だけでなく、より大きな集団を励ます場面でもよく使われる表現です。
チームのスピーチや職場での呼びかけ、地域社会での呼びかけなど、共通の課題に直面した人々の結束を呼びかける場面で、We’re all in this together.という形はしばしば耳にします。個人的な会話で使われるときは、あくまで話し手と聞き手という限られた関係の中での連帯感を表しますが、集団に向けて使われるときは、同じ立場にいる大勢の人々をひとつにまとめる働きを持ちます。同じフレーズでも、話しかける相手の数によって、伝わる連帯感の大きさが変わってくるのが興味深いところです。
レナードがペニーに向けて使った「僕たちはチームだからね」という言葉も、まずは二人という小さな単位での連帯感を確かめ合うものでした。対立の後にこの一言を選んだこと自体が、関係を立て直そうとする意思の表れだったとも言えます。
規模の大小にかかわらず、この言葉の根っこには「一人にしない」という気持ちが流れています。誰に向けて発せられた言葉なのかを意識するだけで、同じフレーズの重みが変わって聞こえてくるものです。
まとめ|対立の後に交わされた、歩み寄りの一言
be in this togetherは、困難な状況に対して仲間やパートナーと共に立ち向かうという連帯感を表す表現です。
夫婦や友人、チームメンバーが困難を分かち合う場面で、そのまま使える一言として会話に馴染みます。
意見の対立の後、相手の意思を尊重しながら「一緒に向き合うんだ」と伝えたレナードの言葉には、対立を乗り越えて関係を立て直そうとする穏やかな決意が滲んでいた、そんな場面でした。短い一言が、張り詰めた空気を少しずつほどいていく力を持っています。


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