「blow it」一度きりのチャンスを前にした弱気の英語表現|『ビッグバン★セオリー』S01E17で学ぶ英会話

『The Big Bang Theory』コラム: 「blow it」一度きりのチャンスを前にした弱気の英語表現|『ビッグバン★セオリー』S01E17で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回扱うのは、ビッグバン★セオリー シーズン1 第17話「The Tangerine Factor」で、大学のカフェテリアでデート直前に弱気になったレナードが、シェルドンに不安を打ち明ける場面です。

一度きりのチャンスを前にした弱気の言い方を、レナードのセリフから見ていきます。

目次

「やってしまった」から始まる弱気の切り出し方

席に着くなり、レナードはこう切り出します。

Leonard: Sheldon, I think I’ve made a mistake.
(シェルドン、僕はやってしまったと思う。)

TBBT Season1 Episode17 (The Tangerine Factor)

made a mistake は「やってしまった」「失敗した」と切り出すときの基本の言い方です。シェルドンは料理の組み合わせの話だと的外れに受け取りますが、ペニーのことだと分かると話を促します。

Sheldon: A mistake involving Penny? Okay, you’ll have to narrow it down.
(ペニーに関わる失敗か? それだけじゃ絞り込めないな。)

Leonard: I don’t think I can go out with her tonight.
(今夜、彼女とデートできる気がしないんだ。)

TBBT Season1 Episode17 (The Tangerine Factor)

go out with は「〜と付き合う、デートする」という基本の表現です。それが揺らいだときは I don’t think I can go out with her tonight. のように、not think I can で「〜できる気がしない」という弱気を表せます。

「nauseous」と「nauseated」、それでも消えない「blow it」の不安

デートを目前にした自分の状態を、レナードはこう表現します。

Leonard: Now that I’m actually about to go out with Penny, I’m not excited, I’m nauseous.
(いざペニーとデートするとなると、僕はわくわくするどころか、吐き気がするんだ。)

Sheldon: Ah, then your meal choice is appropriate. Starch absorbs fluid which reduces the amount of vomit available for violent expulsion.
(ああ、それなら君の料理の選択は的確だ。でんぷんは水分を吸収するから、勢いよく吐き出される嘔吐物の量が減る。)

Leonard: Right.
(そうか。)

Sheldon: You also made a common grammatical mistake, you said nauseous when you meant nauseated. But go on.
(それと、君はよくある文法の間違いも犯した。nauseatedと言うべきところをnauseousと言ったんだ。まあ、続けてくれ。)

Leonard: Sheldon, this date is probably my one chance with Penny, what happens if I blow it.
(シェルドン、このデートはたぶんペニーとの一度きりのチャンスなんだ。もし台無しにしたらどうなる。)

TBBT Season1 Episode17 (The Tangerine Factor)

日常会話では nauseous(吐き気を催させる) を「気持ち悪い」の意味で使う人も多いですが、文法的には自分の状態を言うなら nauseated(吐き気を感じている) が正確だとシェルドンは指摘します。そして one chanceblow it(せっかくの機会を台無しにする)が組み合わさることで、後がない緊張感がそのまま言葉に表れています。

励ましのつもりが逆効果なときの一言

シェルドンの返事は、独特な理屈をこねた末に暗い想像へとそれていき、レナードが求めていた励ましとはかけ離れたものになります。たまらずレナードはこう返します。

Leonard: You’re not helping.
(それ、全然助けになってないよ。)

TBBT Season1 Episode17 (The Tangerine Factor)

You’re not helping. は、相手の励まし・アドバイスがかえって逆効果になっているときに使える一言です。相手の意図を否定せず、それでいて「今のは違う」とはっきり伝えられる、便利な言い回しです。

まとめ|一度きりの機会を前にした、弱気の言い方

made a mistake、go out with、nauseousとnauseatedの違い、one chanceとblow it、You’re not helping.。一度きりのチャンスを前にした緊張は、こうした言葉の積み重ねとして表れています。不安を言葉にする言い方が分かると、似た場面での表現の幅も広がります。

次回も『ビッグバン★セオリー』のキャラクターたちと一緒に、英語表現を追いかけていきましょう。

このエピソードで交わされる会話は、フレーズ記事やエピソードまとめでもあわせて紹介しています。

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