「Consider it a gift」と言われたら、何と返す?|『ビッグバン★セオリー』S10E17で学ぶ英会話

『The Big Bang Theory』コラム: 「Consider it a gift」と言われたら、何と返す?|『ビッグバン★セオリー』S10E17で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は『ビッグバン★セオリー』シーズン10 第17話から、「Consider it a gift」と言われたときの返し方を取り上げます。ハワードとバーナデットからお金を差し出されたラージが、感謝を口にしながらも受け取りを断り、重ねて勧められても自分の考えを伝える場面があります。

好意のお金を前にしたとき、相手の気持ちを受け止めつつ断るにはどう言えばよいのか。やり取りの順に見ていきます。

目次

「This is so generous of you」から始まる断り方

舞台は、夕食の支度が進むハワードとバーナデットの家です。バーナデットに促されたハワードが、ラージに何かを差し出します。バーナデットはそれを、ハレーのベビーシッターや世話をしてくれた分の back pay(未払いだった報酬)だと説明し、ハワードはコミコンの費用には十分な額だと言い添えます。

Raj: This is so generous of you, I, um, I don’t know what to say.
(すごく気前がいいね、僕、えっと、何て言ったらいいか分からないよ。)

Leonard: Now you can come with us.
(これで僕たちと一緒に来られるね。)

TBBT Season10 Episode17

This is so generous of you は、相手の気前のよさをそのまま言葉にする感謝の表現です。I don’t know what to say は「何と言えばいいか」と言葉に詰まる気持ちを表し、受け取るにしても断るにしても、まず相手の好意を受け止める第一声として使えます。

ところが、続くラージの返事は受け取りを断るものでした。

Raj: As much as I appreciate this, I can’t accept it, okay? Halley’s my goddaughter, I don’t take care of her for money.
(すごくありがたいけど、受け取れないよ、いいね? ハレーは僕の名付け子なんだ。お金のために世話してるわけじゃない。)

Stuart: I would.
(僕ならお金のためにやるけどね。)

Bernadette: Keep it. Consider it a gift.
(取っておいて。プレゼントだと思って。)

TBBT Season10 Episode17

As much as ~ は「〜はやまやまだけれど」と、気持ちを先に認めてから反対の内容へ移る形です。ラージは感謝を先に置き、そのうえで I can’t accept it と断り、ハレーとの関係を理由に添えています。文の途中の okay? は「いいね?」と相手に念を押す一言で、断る理由を続ける前に、まず受け取れないという結論をはっきりさせています。

これに対するバーナデットの Consider it a gift は、「贈り物だと思って」と受け取る理由を言い換え、返さなくていいと伝える言い回しです。Keep it. と合わせると、遠慮する相手に重ねて勧める流れが一続きになります。Keep it. のkeepは「手元に置いておく」で、返そうとする相手に、持ったままでいいと伝える働きをしています。

「Consider it a gift」には理由を添えて返す

バーナデットの言葉の後、シェルドンが back pay なのか gift なのかと区別を問い、バーナデットが違いを問い返す一幕があります。続くラージの返事が、重ねて勧められたときの答え方の手本になっています。

Raj: It doesn’t matter. I’m not keeping this. I’m trying to pay my own way and be responsible. Taking handouts won’t help that.
(どっちでもいいんだ。これは受け取らない。自分のことは自分で払って、責任を持とうとしてるんだ。施しを受けても、そのためにはならないよ。)

Amy: So you’re not going to Comic-Con?
(じゃあ、コミコンには行かないのかしら?)

Raj: I’ve been plenty of times. If I miss one, it’s fine. I’m a big boy.
(もう何度も行ってるからね。一回行かなくても平気だよ。もう大人なんだから。)

TBBT Season10 Episode17

I’m not keeping this は、keepを否定して「手元には置かない」と意思をはっきり示す言い方です。pay my own way は「自分の分は自分で払う」、handouts は「施し」で、受け取る側が使うと自分を下げるような響きを持つ語です。理由が自分の方針にあると示すことで、相手の好意そのものは否定しない形になっています。

最後の I’m a big boy は「もう子どもじゃない」という意味で、「自分のことは自分で何とかできるから気にしないで」と相手の心配を和らげる一言です。

返し方 働き この回の例
感謝を先に置いて断る 好意を受け止めてから断る As much as I appreciate this, I can’t accept it
意思をはっきり示す 受け取らないと言い切る I’m not keeping this
理由を自分の方針に置く 相手を責めずに断る I’m trying to pay my own way
心配を和らげる 気遣い無用を伝える I’m a big boy

受け取ると決めた場合は、That’s very kind of you. Thank you. のように感謝で応じれば十分です。

まとめ|感謝と理由をセットで返す

今回は、好意を受け止めるThis is so generous of you、感謝を先に置いて断るI can’t accept it、Consider it a giftと勧められたときに理由を添えるI’m trying to pay my own wayを見てきました。感謝と理由をセットにすると、断っても角が立ちにくくなります。

ラージの言葉の選び方は、『ビッグバン★セオリー』の場面とあわせて観ると、より印象に残ります。

この回のほかのコラムやフレーズ記事でも、お金や本音をめぐる会話の英語を取り上げています。

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