「You know, I don’t want to tell you how to do your job, but when a mouse completes a maze, it gets a food pellet.」に見る、遠回しに助言や励ましを伝える英語表現|『ビッグバン★セオリー』S08E13で学ぶ英会話

『The Big Bang Theory』コラム: 「You know, I don't want to tell you how to do your job, but when a mouse completes a maze, it gets a food pellet.」に見る、遠回しに助言や励ましを伝える英語表現|『ビッグバン★セオリー』S08E13で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回扱うのは、『ビッグバン★セオリー』シーズン8 第13話に登場する、相手のやり方に口出しする前に添える前置きや、実験中の励まし・いらだちの表現です。エイミーの研究室で、シェルドンが自ら志願した不安誘発実験を受ける場面から見ていきます。

相手のやり方に注文をつけたいとき、どう切り出すかを二人のやり取りに沿って確認していきます。

目次

基準値を測り、口出しの前置きから本題に入る言い方

エイミーの研究室で、シェルドンは自ら志願した不安誘発実験を受けています。まずは実験開始前の数値を記録します。

Amy: 33 seconds. Okay, that’ll be our baseline.
(33秒ね。よし、これを基準値にするわ。)

TBBT Season8 Episode13 (The Anxiety Optimization)

baseline(基準値)は、この後の変化を測るための出発点を指す語です。実験や比較の話で、変化の大きさを語る土台として使われます。

測定が始まると、シェルドンは早速エイミーのやり方に注文をつけようとします。

Sheldon: You know, I don’t want to tell you how to do your job, but when a mouse completes a maze, it gets a food pellet.
(言っておくが、君の仕事のやり方に口出しをするつもりはない。だが、ネズミが迷路を解いたら、餌のペレットがもらえるものだろう。)

TBBT Season8 Episode13 (The Anxiety Optimization)

I don’t want to tell you how to do your job, but… は、相手のやり方に口を出す前に添える定番の前置きです。「口出しはしたくない」と断ってから実際には要望を伝える、遠回しな言い方の型になっています。

目的を確認する言い方と、励ましといらだちの表現

シェルドンの不満に対し、エイミーは実験の目的をあらためて言葉にします。

Amy: Look, I know you don’t like it, but that’s the point of the experiment. I need to irritate you to find your optimal anxiety zone. And you said no to tickling, polka music or watching me eat a banana.
(いいこと、気に入らないのは分かっているわ。でもそれがこの実験の目的なの。あなたを苛立たせて、最適な不安のゾーンを見つける必要があるのよ。くすぐりも、ポルカ音楽も、私がバナナを食べるところを見せるのも、あなたが断ったんだから。)

TBBT Season8 Episode13 (The Anxiety Optimization)

that’s the point of X(それがXの目的だ)という言い方で、シェルドンの不満をいったん受け止めつつ、実験の意義に話を引き戻しています。続くyou said no to A, B, or Cは、相手が断った選択肢を並べて確認する言い方で、代案がなかったことをやんわり示す働きがあります。

実験がうまくいかず気弱になったシェルドンに、エイミーは励ましの言葉をかけます。

Amy: Sheldon, you’re a remarkable scientist. Just be patient, I’m sure you’ll find the breakthrough you’ve been looking for.
(シェルドン、あなたは優れた科学者よ。辛抱していれば、探し求めていた突破口はきっと見つかるわ。)

TBBT Season8 Episode13 (The Anxiety Optimization)

Just be patient, I’m sure you’ll find X は、「辛抱していればXはきっと見つかる」と相手を励ます型です。相手の力を認めた上で、結果を急がないよう促す言い方が読み取れます。

一方、実験結果に振り回されるシェルドンは、いらだちをそのまま言葉にします。

Sheldon: Oh, that is infuriating. Ooh, look, they went back up again. Terrific. Oh, no, they went back down.
(ああ、それは実に腹立たしいな。おや、また上がってきたぞ。素晴らしい。いや、また下がった。)

TBBT Season8 Episode13 (The Anxiety Optimization)

that is infuriating は、いらだちを直接的に表す言い方です。数値が上下するたびに一喜一憂するシェルドンの様子が、率直な言葉選びに表れています。

まとめ|口出しの前置きと、実験中の励まし・いらだちの言い方

baseline、I don’t want to tell you how to do your job but、that’s the point of X、you said no to A, B, or C、Just be patient I’m sure you’ll find X、that is infuriatingと、実験の場面から遠回しな前置き・目的の確認・励まし・いらだちの言い方を見てきました。相手のやり方に口を出す前のひと言は、日常のやり取りにも応用できます。

口出しをためらう前置きと、励まし・いらだちの飾らない言葉づかいから、研究室での二人のやり取りが立体的に見えてきます。

このエピソードの英語表現は、フレーズ記事やエピソードまとめでも扱っています。

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