海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
今回扱うのは、『ビッグバン★セオリー』シーズン4 第17話に登場する、シェルドンが自室に招いた客に自己紹介を求める場面です。輪になって一人ずつ名乗っていく進行形式を、シェルドンが厳格な司会役として運用しようとする様子が描かれています。
このような自己紹介ラウンドという進行形式が、劇中の会話でどのように描かれているのかを、順を追って見ていきます。
「going around the room」で始める自己紹介ラウンド
シェルドンが自室に、コミック書店店主のスチュアートとザックを招いた夜です。招待していたもう一人の客が来られないと知らせた上で、シェルドンは会を仕切り始めます。
Sheldon: Well, it would appear LeVar Burton won’t be joining us so let’s get started. Um, I thought we’d begin by going around the room, introducing ourselves and saying a little bit about why we’re here.
(どうやらレヴァー・バートンは来られないようだから、始めよう。ええと、まずは輪になって順番に、自己紹介と、今夜ここにいる理由を少しずつ話してもらうことから始めようと思う。)TBBT Season4 Episode17 (The Toast Derivation)
going around the room は、参加者が輪になって順番に発言していく進行の仕方を指す言い方です。introducing ourselves and saying a little bit about … という続き方も、自己紹介の型として定番で、名前に加えて簡単な一言を添えるという構成をそのまま言葉にしています。促されたスチュアートが最初に名乗ります。
Stuart: Um. Hi. I’m Stuart. I run a comic bookstore, which for financial reasons, I’m currently living in. And I guess what I’m hoping for most out of tonight is a hot shower.
(あの、どうも。スチュアートです。コミック書店を経営してるんだけど、金銭的な事情で今はそこに住んでるんだ。それで、今夜一番望んでいるのは、たぶん熱いシャワーかな。)TBBT Season4 Episode17 (The Toast Derivation)
I’m Stuart. I run a comic bookstore … という流れは、名前・仕事・今夜への期待という3点を短くまとめた自己紹介の型です。深刻な内容にせず、軽い一言で締めるところにも、その場らしい気安さが表れています。
順番が回ってきたときの気まずさ
自己紹介ラウンドは、必ずしも全員がすらすらと話せるとは限りません。ザックの番になると、進行はいったんつかえます。
Zack: I’m Zack, and I’m, uh… uh… could you come back to me?
(僕はザックで、その…えっと…また後で回してもらえる?)TBBT Season4 Episode17 (The Toast Derivation)
could you come back to me? は、順番を一旦飛ばしてもらうときに使える言い方です。他の参加者を挟んでから、ザックに再び順番が回ってきます。
Zack: Okay, I’m ready. I’m Zack, and I’m, uh… oh, crap, why is this so hard?
(オーケー、準備できたよ。僕はザックで、その…ああもう、なんでこんなに難しいんだ?)TBBT Season4 Episode17 (The Toast Derivation)
再挑戦してもなお言葉に詰まるザックの様子は、シンプルに見える自己紹介ラウンドでも、いざ自分の番になると言葉が出てこないという、ありがちな気まずさを映しています。輪になって一人ずつ発言していく進行形式は、初対面同士の緊張をほぐす狙いで集まりの場で用いられることがありますが、進行のかっちりさや司会の有無、参加者の反応は場や地域によって差があり、どの集まりでも同じとは限りません。
まとめ|輪になって語る、順番待ちの一場面
going around the room、introducing ourselves and saying a little bit about、could you come back to me。輪になって順番に自己紹介する進行形式と、順番を待つ側の気まずさを見てきました。型が決まっていても、いざ自分の番になると言葉に詰まる場面は、初対面の集まりならではの光景と言えます。
次回も『ビッグバン★セオリー』のワンシーンから、英語圏の日常を見ていきましょう。
このエピソードの英語表現は、フレーズ記事やエピソードまとめでも扱っています。


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