海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
今回扱うのは、『ビッグバン★セオリー』シーズン5 第21話に登場する、あこがれの相手への改まった敬意の伝え方です。ハワードから論文をついに渡すと告げられたシェルドンのお礼の言葉と、実現した対面でシェルドンが尽くす正式な挨拶の型を取り上げます。
改まった申し出の言い方から、対面での定型的な敬意の表し方まで見ていきます。
改まった申し出とお礼の言い方
ハワードから、論文はすでに数日前に渡してあり、先方が会いたがっていると告げられたシェルドンは、それまでの砕けたやり取りから一転して改まった言葉遣いに切り替えます。
Sheldon: All right, then. Thank you, Howard. Please let Professor Hawking know that I’m available at his earliest convenience.
(わかった、それなら。ありがとう、ハワード。ホーキング教授に、僕はいつでも都合のつき次第伺えると伝えておいてくれ。)TBBT Season5 Episode21 (The Hawking Excitation)
at his earliest convenience は、「先方の都合がつき次第、いつでも」という改まった申し出の定型句です。ビジネスの場でも使われる硬めの言い回しで、それまでのくだけたやり取りから一段トーンが変わる境目になっています。
対面で尽くす、正式な挨拶の言い方
念願だった対面が実現した、ホーキング博士のオフィスでの場面です。
Sheldon: Professor Hawking, it’s an honour and a privilege to meet you, sir.
(ホーキング教授、あなたにお会いできることは、私にとって光栄であり名誉なことです。)Hawking: I know.
(知っているよ。)Sheldon: I want to thank you for taking time to see me.
(お時間を割いて私に会ってくださったことに、感謝いたします。)Hawking: My pleasure. I enjoyed reading your paper very much. You clearly have a brilliant mind.
(こちらこそ光栄だ。君の論文はとても興味深く読ませてもらったよ。明らかに優れた頭脳の持ち主だね。)TBBT Season5 Episode21 (The Hawking Excitation)
it’s an honour and a privilege to meet you, sir は、あこがれの相手に敬意を尽くす正式な挨拶の型です。honour と privilege をあわせて使うことで、単に嬉しいというだけでなく、この機会そのものを重く受け止めていることが伝わります。sir を添えることで丁寧さがさらに強まっています。I want to thank you for taking time to see me. も、時間を割いてもらったことへの感謝を伝える定型句です。この改まった挨拶に対する相手の返しが I know. という短い一言だった点は、額面通りの謙遜混じりの受け答えとは違う型として見ていくと興味深いところです。
まとめ|改まった敬意は、定型句の積み重ねで伝わる
at his earliest convenience、it’s an honour and a privilege to meet you, sir、I want to thank you for taking time to see me。改まった申し出の言い方から、対面で尽くす正式な挨拶の型まで見てきました。かしこまった場面で使える定型句をいくつか知っておくと、初対面の改まったやり取りでも言葉に困りにくくなりそうです。
『ビッグバン★セオリー』の英語表現は、フレーズ記事やエピソードまとめでも紹介しています。


コメント