海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
今回扱うのは、『ビッグバン★セオリー』シーズン3 第8話に登場する、病院の問診票で使われる言い方です。待合室で、シェルドンがペニーの代わりに問診票を読み上げながら記入していく場面には、記入を切り出す定型文や、既往症を一つずつ確認していく問診票特有の質問文が並びます。
問診票特有の言い回しは、日常会話とは違う独特のテンポを持っています。
記入を切り出す言い方と、事故の経緯を尋ねる定型文
受付で待たされたあと、シェルドンはようやく手にした問診票を読み上げ始めます。
Sheldon: We have to fill these out. Describe illness or injury.
Penny: I dislocated my shoulder.
Sheldon: And how did the accident occur?
(これに記入しないと。病気またはけがの内容を記述せよ。 / 肩を脱臼したの。 / それで、事故はどのように起きたのか?)
TBBT Season3 Episode8 (The Adhesive Duck Deficiency)
We have to fill these out. は「これに記入しないと」と、書類への記入作業そのものを切り出す一言です。続く Describe illness or injury. は主語を省いた命令形で、問診票の項目見出しをそのまま読み上げる形になっています。ペニーの返答を受けて、シェルドンは And how did the accident occur? と事故の経緯を尋ねます。occur は「起こる」を意味するやや硬い動詞で、happen よりも書式・報告的な響きを持つ点が、問診票らしさを支えています。
既往症を一つずつ確認していく “Have you ever been diagnosed with …” の型
原因欄への記入を終えると、シェルドンは既往症の項目に移ります。
Sheldon: Cause of accident, lack of adhesive ducks. Okay, medical history. Have you ever been diagnosed with diabetes?
Penny: No.
Sheldon: Kidney disease?
(原因欄、粘着アヒルの不足、と。よし、既往歴だ。糖尿病と診断されたことは? / ないわ。 / 腎臓病は?)
TBBT Season3 Episode8 (The Adhesive Duck Deficiency)
Cause of accident, … は「原因欄には〜」と記入する内容をそのまま口にする言い方で、項目名を先に置いてから答えを続ける問診票特有の語順です。Have you ever been diagnosed with diabetes? は「〜と診断されたことはあるか」と既往症の有無を尋ねる定番の型で、これに Kidney disease? と名詞だけを重ねることで、同じ質問を毎回言い直さずに次々と項目を畳みかけていくテンポが生まれています。
項目の読み上げは、さらに短く簡潔になっていきます。
Sheldon: All right, moles, lesions or other skin conditions.
(よし、ほくろ、できもの、その他の皮膚の状態、と。)
TBBT Season3 Episode8 (The Adhesive Duck Deficiency)
moles, lesions or other skin conditions のように、動詞も主語も省き、名詞を並べるだけで項目を読み上げる言い方は、英語の問診票でよく見られる書式です。会話文というより、書類の見出しをそのまま声に出しているような簡潔さが特徴と言えます。
まとめ|問診票の英語は、質問文というより項目の読み上げ
Describe illness or injury.、how did the accident occur?、Have you ever been diagnosed with …?、moles, lesions or other skin conditions。病院の問診票で使われる言い方は、日常会話の質問文というより、項目名をそのまま声に出す簡潔さが際立っています。動詞や主語を省いた言い回しに慣れておくと、書類のやりとりが必要な場面でも聞き取りやすくなります。
同じエピソードのコラムでは、緊迫した場面での頼み方や、初めての運転の英語も扱っています。
同じエピソードのフレーズ記事やエピソードまとめでも、この場面に関連する表現を扱っています。


コメント