「どっちなの?」と返事を促すとき、英語では何と言う?|『ビッグバン★セオリー』S11E01で学ぶ英会話

『The Big Bang Theory』コラム: 「どっちなの?」と返事を促すとき、英語では何と言う?|『ビッグバン★セオリー』S11E01で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は『ビッグバン★セオリー』シーズン11 第1話から、誘った相手に返事を促す英語を取り上げます。プロポーズを承諾したエイミーが、帰ろうとするシェルドンを引き留め、さらに同僚との夕食にも誘う場面が中心です。

誘いを渋る相手に代案を返し、はぐらかされたら二択で確かめる。断られたあとの念押しまで含めて、返事を引き出すまでの段階ごとに、使われている表現を見ていきます。

目次

「Why don’t you ~?」で引き留め、渋る相手に代案を返す

プリンストンのエイミーのもとを訪ねていたシェルドンが、帰りの便のチェックインを済ませたところから場面が始まります。1日分しか便を取らなかった理由を聞かれたシェルドンは、断られていたら残る気はなかったと答えます。ここで使われる stick around は「帰らずにその場に残る」という意味の口語です。

そこでエイミーが、滞在を延ばすよう持ちかけます。

Amy: Why don’t you stay a few extra days?
(あと何日か泊まっていったらどう?)

Sheldon: Well, I don’t have any other clothes.
(しかし、替えの服がない。)

Amy: We’ll get you some.
(買えばいいわ。)

Sheldon: Oh, I don’t know, I’m pretty particular.
(いや、どうだろう。僕はかなりこだわりが強い。)

Amy: Well, there’s a comic book store less than a mile from here.
(それなら、ここから1マイルもないところにコミック店があるわよ。)

Sheldon: Perfect, let’s go shopping.
(完璧だ、買い物に行こう。)

TBBT Season11 Episode01

Why don’t you ~? は、形は疑問文でも理由を尋ねているわけではなく、「〜したらどう?」と提案する言い方です。命令形よりも、決める余地を相手に残したまま勧められます。受ける側は Sure. や I’d love to. で応じ、断るなら I wish I could, but ~ と理由を添えるのが一般的な返し方です。

このやり取りで目を引くのは、エイミーの返し方です。服がないと言われれば We’ll get you some. と解決策を示し、こだわりが強いと言われれば、シェルドンの好みに合う店が近くにあると伝えています。シェルドンの I’m pretty particular は「(好みに)かなりうるさい」という意味で、particular about ~ の形で対象を続けることもできます。相手の断る理由を一つずつ取り除いていくと、最後には相手のほうから Perfect と言い出す流れになるのが分かります。

渋る相手に「でも」と押し返すのではなく、相手の心配に合わせた代案を出すのが、この場面の引き留め方です。

「what do you say?」と「Is that a yes or a no?」で返事を促す

続けてエイミーは、同僚との夕食にシェルドンを誘い、同僚たちも会いたがるはずだと付け加えます。返事を待つ一言がこちらです。

Amy: Come on, what do you say?
(ねえ、どうかしら?)

Sheldon: Aw, you’re nagging me. It’s like we’re already married.
(おや、小言か。もう結婚しているみたいだな。)

Amy: Is that a yes or a no?
(それはイエス? それともノー?)

TBBT Season11 Episode01

What do you say? は「どう?」と相手の答えを軽く求める言い方で、Come on を添えると「さあ」と背中を押す響きになります。シェルドンの nag は「しつこく小言を言う」という意味で、返事を求められたことを冗談めかして言い返しています。

こうして話をそらされたところで、エイミーは Is that a yes or a no? と二択に絞って聞き直します。答えの形を相手に選ばせることで、はぐらかしにくくする聞き方だと言えます。単に Yes or no? と迫るのではなく、Is that ~ で相手の今の発言を受けて確かめる形になっている点も特徴です。

別の場面では、断られた側の念押しが登場します。以前ラモーナに断られたことをハワードに指摘されていたラージが、一人で座っている彼女に声をかけます。

Raj: Now that Sheldon’s out of the picture, I could give you one more chance to go out with me.
(シェルドンがいなくなった今なら、僕とデートするチャンスをもう一度あげてもいいよ。)

Ramona: Nope, I’m good.
(いいえ、結構。)

Raj: You sure? I will not ask again.
(本当に? もう二度と誘わないよ。)

Ramona: I sincerely hope not.
(心からそう願うわ。)

TBBT Season11 Episode01

ラモーナの Nope, I’m good. は、I’m good で「いらない」と申し出を断るくだけた言い方です。You sure? は Are you sure? を縮めた形で、断った相手に本当にそれでいいのかを確かめる一言です。I will not ask again. と最後の機会を示しても、ラモーナは「二度と誘わないでほしい」と切り返します。ラージは続けて、before this gets awkward(気まずくなる前に)と言って自分から引き上げます。

まとめ|誘いから返事までの段階

今回は、Why don’t you ~? で提案し、代案で渋る理由を崩し、what do you say? で返事を求め、Is that a yes or a no? で二択に絞る流れを見てきました。断られたあとの You sure? まで含めると、返事を引き出す英語が一通りそろいます。

誘う側の言葉の選び方に注目すると、『ビッグバン★セオリー』の会話の運びがいっそう見えてきます。

この回のほかのコラムやフレーズ記事でも、別の場面の英語を取り上げています。

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