「party」と「gathering」はどう違う?|『ビッグバン★セオリー』S10E03で学ぶ英会話

『The Big Bang Theory』コラム: 「party」と「gathering」はどう違う?|『ビッグバン★セオリー』S10E03で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回取り上げるのは、『ビッグバン★セオリー』シーズン10 第3話に登場する、party と gathering の使い分けです。エイミーがパーティーと呼んだ集まりは、本人の言い直しによると、研究者が成果を共有し合う会でした。ペニーとエイミーが訪れたバートの家での会話にも、集まりにまつわる英語が出てきます。

二つの語の違いと、集まりの場面で使われた表現を順番に見ていきます。

目次

「a party party」と「gathering」の違い

4人がそろった朝食の場面で、エイミーはその日の午後の予定を話します。

Amy: Well, Sheldon was supposed to go to this party with me this afternoon, but I don’t think that’s happening.
(実は、今日の午後はシェルドンがこのパーティーに一緒に行くはずだったんだけど、それは無理そうね。)

Sheldon: Oh, that was never happening.
(いや、そもそもあり得ない話だった。)

Penny: Oh, I’ll go. I like a party.
(あ、私が行く。パーティー好きだし。)

TBBT Season10 Episode03

I like a party. は「パーティーは好き」という気軽な一言です。ここで a party と言っているのは、特定の会ではなく、パーティーというもの全般を思い浮かべているからと読み取れます。ところが、エイミーはすぐに言い直します。

Amy: Well, to be honest, it’s not like a party party, it’s more like a gathering where scientists of different disciplines get together to share their work and keep current on what’s going on in other fields. I don’t know why I called it a party, sorry.
(正直に言うと、パーティーらしいパーティーじゃないの。どちらかというと、いろいろな分野の研究者が集まって研究を共有し、他の分野の動きを追う会ね。どうしてパーティーなんて呼んだのかしら、ごめんなさい。)

Penny: It’s okay, I’ll still go.
(大丈夫、それでも行くよ。)

TBBT Season10 Episode03

一般に party は、食べたり飲んだりしながら楽しむための集まりを指すことが多い語です。一方の gathering は「人が集まること」そのものを表し、親しい人の集まりから、目的を持った会まで幅広く使えます。エイミーの言い直しは、楽しむ会ではなく研究を共有する会だという違いを、この二つの語で示しています。

a party party のように同じ名詞を2回重ねると、会話では「いわゆる典型的な〜」という意味になることがあります。it’s more like ~ は「どちらかというと〜に近い」と、言い方を修正するときの便利な型です。ペニーの I’ll still go. の still は「それでも」で、パーティーではないと分かっても行くという返事になっています。

「How early are we?」と「mingle」

場面はバートの家に移ります。バートに迎え入れられたペニーが、到着の時間を確かめます。

Penny: How early are we?
(私たち、どれくらい早く来ちゃった?)

Amy: Oh, actually, we’re an hour late.
(あら、実は1時間遅れてるの。)

TBBT Season10 Episode03

How early are we? は、how と形容詞を組み合わせて、予定よりどれくらい早く着いたかを尋ねる形です。遅れた場合は How late are we? と言い換えられます。エイミーの答えは、早いどころか an hour late(1時間遅れ)でした。

再びバートの家の場面で、ペニーは集まりでの過ごし方を尋ねます。

Penny: So should we talk to each other or mingle?
(で、私たち同士でしゃべる?それともほかの人と交流する?)

Amy: I don’t know where everyone is.
(みんながどこにいるのか分からないわ。)

TBBT Season10 Episode03

mingle は、パーティーなどで色々な人の間を回って言葉を交わすことです。二人だけで話すのか、ほかの参加者と交流するのかという選択肢が、他の客がいない状況では成り立たないのが可笑しいところです。

後の場面で、バートの話からエイミーの評判が話題になった後、エイミーはこう口にします。

Amy: And you thought this wasn’t gonna be a great party.
(それなのに、あなたはこれがいいパーティーになるとは思ってなかったのね。)

TBBT Season10 Episode03

gathering だと言い直した集まりを、ここでは a great party と呼んでいるのが印象的です。帰り際にはバートが thanks for coming by と二人に礼を述べています。

まとめ|集まりの呼び方で変わる印象

今回は、楽しむための集まりを指すparty、目的を持った会にも使えるgathering、同じ語を重ねるa party partyの言い方を見てきました。How early are we?やmingleもあわせて覚えると、集まりの場面の会話を思い描きやすくなります。

集まりの呼び方ひとつで印象が変わる会話を、『ビッグバン★セオリー』を観ながら味わえます。

同じエピソードのほかのコラムやフレーズ記事にも、この回ならではの英語が並んでいます。

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