「How were your holidays?」と聞かれたら、何と返す?|『ビッグバン★セオリー』S10E12で学ぶ英会話

『The Big Bang Theory』コラム: 「How were your holidays?」と聞かれたら、何と返す?|『ビッグバン★セオリー』S10E12で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は『ビッグバン★セオリー』シーズン10 第12話から、休み明けに「どうだった?」と聞かれたときの返し方を取り上げます。新年明けにレナードとペニーの部屋へ仲間が集まる場面で、旅行や休暇、赤ちゃんとの暮らしについての質問と答えが次々に交わされます。

正直に答えるのか、軽く流すのか、まずお礼を言うのか。登場人物それぞれの違う返し方を、場面の順に見ていきます。

目次

正直に答える「It was not a great trip.」と「Actually」

新年が明けたレナードとペニーの部屋に、テキサスから戻ったシェルドンとエイミーが顔を出します。ペニーが2人を迎えて、最初に尋ねるのがこの一言です。

Penny: Hi. Welcome back. How was Texas?
(ハーイ。おかえり。テキサスはどうだった?)

TBBT Season10 Episode12

How was ~? は、旅行や出来事の感想をまとめて尋ねる基本の形です。前に置かれた Welcome back. は「おかえり」にあたる挨拶で、旅や出張から戻った相手を迎えるときに、そのまま質問へつなげられます。

聞かれた側は、楽しかったなら It was great. と短く返せば十分です。ただしこの場面では、シェルドンが冗談で返したあと、エイミーが良い旅ではなかったと率直に答えます。

Amy: It was not a great trip.
(あまりいい旅ではなかったわ。)

Penny: Well, you’re home now.
(まあ、もう家に帰ってきたんだし。)

Sheldon: Yeah. It is good to be home.
(ああ。家に帰れるのはいいものだ。)

TBBT Season10 Episode12

It was not a great trip. は、bad と言い切らずに not a great で「いまひとつだった」と伝える控えめな否定です。受けたペニーの you’re home now と、シェルドンの It is good to be home. の組み合わせで、良くなかった旅の話が「帰ってこられてよかった」に着地している点が印象的です。

同じ集まりの少し後の場面では、今度はハワードが、ペニーとレナードの休みの過ごし方を尋ねます。

Howard: So what did you and Leonard do?
(で、そっちはレナードと何してたんだ?)

Penny: Actually, we got in a pretty nasty fight.
(実はね、かなりひどい喧嘩をしたの。)

Leonard: It might’ve been the worst one we’ve ever had.
(今までで一番ひどかったかもしれない。)

TBBT Season10 Episode12

文頭の Actually は「実は」と、相手が予想していない答えを切り出す前置きです。楽しい話が返ってくると思われている質問に、正直に良くない出来事を答えるとき、この一語が置かれると唐突さが和らぎます。続くレナードの the worst one we’ve ever had は「今までで最悪の」という最上級と現在完了の組み合わせで、ペニーの答えに念を押す形になっています。

「thanks for asking」でお礼から入る返し方

別の場面で、シェルドンがバーナデットに赤ちゃんとの暮らしを尋ねます。赤ちゃんに触らなくてよいかを確かめてからの質問です。

Sheldon: Hey, how’s life with your baby?
(ところで、赤ちゃんとの生活はどうだ?)

TBBT Season10 Episode12

エイミーとシェルドンの短いやり取りをはさんで、バーナデットはこう答えます。

Bernadette: It’s been wonderful, Sheldon, thanks for asking.
(とっても素敵よ、シェルドン。聞いてくれてありがとう。)

TBBT Season10 Episode12

thanks for asking は「聞いてくれてありがとう」と、質問そのものへのお礼を添える一言です。It’s been ~ は現在完了で、赤ちゃんが来てから今までの暮らし全体を振り返る言い方になっています。ただ直後の回想では、泣きやまない赤ちゃんに手を焼く様子が描かれており、定型の答えと実際の日々には差があったことがうかがえます。

その後ペニーは So things started to turn around?(それで、だんだん上向いていったの?)と話の続きを促し、バーナデットは赤ちゃんを寝かしつける方法が分かったと答えています。平叙文の語順のまま語尾を上げて尋ねると、相手の話を受けて先を促す質問になります。

集まりの終わり近くには、ラージが休暇の話題を振り、スチュアートが答えます。

Raj: So how were your holidays?
(それで、休暇はどうだったんだい?)

Stuart: Oh, thank you for asking. Uh, I, uh, went to visit my grandmother. She’s in Bakersfield.
(ああ、聞いてくれてありがとう。えっと、僕は、その、おばあちゃんに会いに行ったんだ。ベーカーズフィールドに住んでてね。)

TBBT Season10 Episode12

こちらは thank you for asking と、少し丁寧な形でお礼から話し始めています。スチュアートの話はこの後、途中で言葉が途切れたところで場面が切り替わります。

the holidays は、アメリカでは年末年始の休暇シーズンをまとめて指すことが多い言い方です。休み明けにHow were your holidays?と聞かれたら、短く答えてから How about you? と聞き返す流れも自然です。

まとめ|正直に、前置きして、お礼から

休み明けの「どうだった?」には、It was not a great trip.と正直に答える、Actuallyで予想外の答えを切り出す、thanks for askingでお礼から入る、といった返し方があります。答えの温度に合わせて使い分けると、雑談が自然に続きます。

仲間の近況が行き交う場面を観ながら、返し方の違いを聞き比べるのも『ビッグバン★セオリー』の楽しみ方の一つです。

このエピソードの英語表現は、ほかのコラムやフレーズ記事でも扱っています。

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