海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
今回扱うのは、『ビッグバン★セオリー』シーズン2 第14話に登場する、気乗りしない仲間を誘い、それでも一人でやり遂げる決意を表す言い方です。ペニーの元カレに借金の返済を求めに行こうとするレナードが、渋る友人たちをけしかけ、最後は単身で立ち向かう場面には、仲間への呼びかけと、一人でも構わないという開き直りの表現が並んでいます。
Hey, you guys want to go on a real live quest? という誘い文句から見ていきます。
冒険に見立てて仲間を誘い、渋る反応にけしかける言い方
ボードゲームで遊んでいた仲間たちに、レナードはある頼みごとを冒険に見立てて持ちかけます。
Leonard: Hey, you guys want to go on a real live quest?
(なあ、みんな、本物の冒険に出かけないか?)TBBT Season2 Episode14 (The Financial Permeability)
a real live quest は「本物の(生身の)冒険」という意味で、ゲームの中の架空の冒険と対比させる言い方です。実際にレナードが持ちかけているのは、ペニーの元カレが返していない借金を取り立てに行くという頼みごとで、それを冒険に見立てることで仲間を誘い込もうとしています。
サイコロの出目や剣の役を優先し、なかなか腰を上げない仲間に、レナードは苛立ちを見せます。
Leonard: You guys are unbelievable, you play a game to simulate adventure, but when there’s real adventure out there in the real world, you just wimp out.
(信じられないな。冒険ごっこのゲームはやるくせに、現実の世界に本物の冒険があるとなると、尻込みするのか。)TBBT Season2 Episode14 (The Financial Permeability)
wimp out は「怖気づいて逃げる」「尻込みする」という意味のカジュアルな言い方です。それでも仲間が動かないと分かると、レナードは突き放すような一言を残します。
Leonard: Fine. Just enjoy your little game. I’ll make this quest on my own.
(わかったよ。せいぜいその小さなゲームを楽しんでくれ。この冒険は一人でやり遂げる。)TBBT Season2 Episode14 (The Financial Permeability)
I’ll make this quest on my own. は「これは一人でやる」という開き直りの宣言です。誘いを断られた側が一歩引くのではなく、あえて一人でも行くと言い切る強がりの表現と言えます。
段取り確認から、一人でもやり遂げる決意表明まで
結局は仲間も同行することになり、ペニーの元カレの家の前で、レナードは段取りを確認します。
Leonard: Okay, is everyone clear on the plan?
(よし、みんな作戦は分かってるか?)TBBT Season2 Episode14 (The Financial Permeability)
is everyone clear on the plan? は、実行の直前に段取りが全員に伝わっているかを確かめる定型句です。しかし仲間は一人また一人と及び腰になり、最後には引き上げようとするハワードに、レナードはこう言い放ちます。
Leonard: No. You can leave if you want to. I’m gonna see this through.
(いや。帰りたいなら帰っていい。僕はこれをやり遂げる。)TBBT Season2 Episode14 (The Financial Permeability)
see something through は「最後までやり遂げる」という意味の言い方です。仲間が去っていっても、レナードは一人で頼みごとに立ち向かう道を選びます。
Leonard: I don’t need backup. I have right on my side. And I’m wearing cargo shorts under my pants.
(後ろ盾なんていらない。正義は僕の味方だ。それに、ズボンの下にカーゴショーツも履いてる。)TBBT Season2 Episode14 (The Financial Permeability)
I have right on my side. は「正義は自分にある」と自分を奮い立たせる言い方です。直後にカーゴショーツの話を持ち出すおどけた一言が、気負った宣言に軽さを添えています。この後レナードは、望みどおりの成果こそ得られないものの、借金の存在を認めさせる証だけは持ち帰ることになります。
まとめ|誘い文句にも、開き直りにも本音がにじむ
a real live quest、wimp out、I’ll make this quest on my own.、I’m gonna see this through.、I have right on my side.。仲間を誘う言い方から、一人でもやり遂げる決意表明まで、レナードの言葉には気負いと本音が入り混じっています。
次回も『ビッグバン★セオリー』の会話から、英語表現の引き出しを増やしていきましょう。
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