友人の悩みに賛成か反対かを伝えるときの英語|『ビッグバン★セオリー』S10E22で学ぶ英会話

『The Big Bang Theory』コラム: 友人の悩みに賛成か反対かを伝えるときの英語|『ビッグバン★セオリー』S10E22で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は『ビッグバン★セオリー』シーズン10 第22話から、友人の悩みに賛成か反対かを伝えるときの英語を取り上げます。ペニーが元恋人のザックから仕事に誘われ、レナードはその話に乗り気ではありません。この件をめぐって、居間とハワード家のキッチンの場面が交互に切り替わりながら、友人たちがそれぞれの意見を口にします。

保留する、賛成する、反対する、自分ならどうするかを語る。立場の示し方の幅を、場面ごとに見ていきます。

目次

「I don’t know, maybe」から「I’m with ~」へ

居間の場面で、レナードはハワードとラージに、ペニーとの車内でのやり取りを話しています。ラージは Why did you even go to dinner with the guy?(そもそも、なんでそいつと食事に行ったんだ?)と尋ねます。even を添えると「そもそも」と、前提から問い直す響きになります。

再び居間の場面では、レナードが二人に意見を求めます。

Leonard: So you think it’s fine if she works for Zack?
(じゃあ、彼女がザックのところで働いても大丈夫だと思う?)

Howard: I don’t know, maybe.
(さあな、たぶんな。)

TBBT Season10 Episode22

So you think ~? は、相手の考えを確かめる聞き方です。ハワードの I don’t know, maybe. は、賛成とも反対とも決めない保留の返事にあたります。I don’t know を前に置くことで、決めかねている様子が伝わってきます。

ところが、後の居間の場面で、ハワードの答えは変わります。

Howard: You know what? I’m with Leonard, this isn’t cool.
(なあ、俺はレナードに賛成だ。これはよくないよ。)

TBBT Season10 Episode22

I’m with ~ は「〜と同じ意見だ」「〜の側につく」という、くだけた賛成の表明です。冒頭の You know what? は、考えがまとまったことを示す前置きとして働いています。保留から賛成へ立場が移る流れが、短い言葉の差で見て取れます。

「I disagree」に理由を添えて反対する

ハワードの賛成を受けて、レナードが礼を言った直後、ラージが別の立場を示します。

Raj: I disagree. Penny is a strong, independent woman. The more you try to control her, the more she’ll push back.
(僕は反対だな。ペニーは強くて自立した女性だ。抑えつけようとすればするほど、反発してくるよ。)

TBBT Season10 Episode22

I disagree. は、相手の意見に同意しないことをはっきり示す一言で、I don’t agree. でも同じ意味を表せます。ラージはすぐに理由を続け、The more ~, the more ~(〜すればするほど、〜する)の構文で、抑えつけると逆効果になると説明しています。

反対を伝えるときは、このように理由をすぐ添えると、単なる否定ではなく意見として受け取ってもらいやすくなります。角を立てたくない場面なら、I’m not sure I agree.(賛成できるかどうか分からない)のように、ためらいを込めた言い方も選べます。

これを聞いたレナードは、So you think it’s okay?(じゃあ、大丈夫だと思うってこと?)とラージの立場を確かめます。ところが返ってきたのは、どうせペニーは誰かのもとへ行ってしまうのだから早く済ませたほうがいい、という返事でした。反対意見の理由とは逆向きの、レナードを落とす冗談になっているのが面白いところです。

「I would never ~」と皮肉まじりの同意で立場を示す

居間の場面と交互に描かれるハワード家のキッチンでは、ペニーがバーナデットに、元恋人だからといって気にすることはないのに、レナードがこんなに不安がるなんて信じられないと不満を打ち明けます。それに対するバーナデットの返事がこちらです。

Bernadette: Really? I have no trouble believing that at all.
(そう? 私はすんなり信じられるけど。)

TBBT Season10 Episode22

I have no trouble believing that は「それは簡単に信じられる」という意味で、ここではペニーの言葉を裏返す皮肉まじりの同意として働いています。ザックは婚約しているのだから心配ないと言うペニーに対しても、バーナデットは We’re talking about the same ~, right?(同じ〜の話をしてるのよね?)の形で、あのレナードのことでしょう、と返します。

別のキッチンの場面では、バーナデットが自分ならどうするかで立場を示します。

Bernadette: I would never let Howard work with an ex.
(私なら、ハワードを元カノと一緒に働かせたりは絶対しないわ。)

Penny: What, you wouldn’t trust him?
(何、ハワードを信用してないの?)

TBBT Season10 Episode22

I would never ~ は「私なら決して〜しない」と、仮定の形で自分の立場を示す言い方です。ペニーの What, は、意外な答えに驚いて聞き返すときの前置きにあたります。バーナデットはさらに I’d like to think ~(〜だと思いたい)を使い、ハワードなら自分が嫌がる仕事は受けないはずだと語っています。

まとめ|保留・賛成・反対・自分なら

今回は、I don’t know, maybe.での保留、I’m with ~での賛成、I disagree.と理由での反対、I would never ~での自分ならの立場、そして皮肉まじりの同意を見てきました。立場の幅を言い分けられると、友人の相談に自分の考えを添えやすくなります。

賛否がきれいに割れる友人たちの会話からも、『ビッグバン★セオリー』の人間関係がよく見えてきます。

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