「I am tired of living in fear of this guy.」に見る、長年こだわってきた相手にようやく向き合う決意の言い方|『ビッグバン★セオリー』S05E11で学ぶ英会話

『The Big Bang Theory』コラム: 「I am tired of living in fear of this guy.」に見る、長年こだわってきた相手にようやく向き合う決意の言い方|『ビッグバン★セオリー』S05E11で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回扱うのは、『ビッグバン★セオリー』シーズン5 第11話に登場する、高校時代からの因縁がある相手にようやく向き合う場面の英語表現です。SNS経由で連絡してきた昔の知人と会うかどうか迷っていたレナードが、深夜の会話をきっかけに気持ちを固め、友人の後押しを受けて対面へと踏み出していく流れが描かれています。

長年こだわってきた相手に「もう十分だ」と区切りをつける、その言葉の選び方を見ていきましょう。

目次

深夜、独りごちるように固めた「もう怖がるのはやめよう」という決意

夜中の2時、眠れずにいるレナードにシェルドンが話しかける場面から始まります。会うかどうか迷い続けていたレナードは、ふと自分に言い聞かせるようにこう言い切ります。

Leonard: You know what? I am tired of living in fear of this guy. I’m gonna go see him and finally say all the things I should have said in high school.
(分かったよ。僕はこいつを怖がって生きるのに、もう疲れたんだ。会いに行って、高校時代に言うべきだったことを、今度こそ全部言ってやる。)

TBBT Season5 Episode11 (The Speckerman Recurrence)

tired of living in fear of … は、「〜を怖がりながら生きること自体にもう疲れた」という、長く続いてきた状態に区切りをつける言い方です。怖さを抱えて生きてきた時間ごと終わらせる宣言になっています。続く finally say all the things I should have said には、ずっと言えずにいた言葉をようやく口にする、積み重ねた我慢の重さが伝わってきます。

この決意はバーでの再会でも変わりません。友人たちと落ち合ったレナードは、これから何を言うつもりかと聞かれ、こう答えます。

Leonard: You bet. I am going to make him apologize for all the crap he pulled on me in school.
(もちろんだ。学校でされたあれこれを、全部謝らせてやるつもりだよ。)

TBBT Season5 Episode11 (The Speckerman Recurrence)

make him apologize for … は、相手に謝罪を「させる」という、自分から働きかける形の言い方です。謝ってほしいと願うだけでなく、自分が主導権を握って結果を引き出そうとする姿勢が読み取れます。

「一人で抱え込むな」と背中を押す一言、そして笑い話を静かに訂正する一言

いざ相手を前にすると、レナードは強気な発言を引っ込めがちになります。それを見かねたシェルドンが割って入ります。

Sheldon: The smartest? All right, you know, I may not have a firm grasp on sarcasm, but even I know that was a doozy. Leonard, you can’t live in fear of this man forever.
(一番賢い、だと?なるほど、僕は皮肉というものを完全には理解できないタイプだが、それがとんでもない皮肉だということくらいは分かる。レナード、君はいつまでもこの男を怖がって生きるわけにはいかないんだ。)

TBBT Season5 Episode11 (The Speckerman Recurrence)

can’t live in fear of … forever は、相手の状態そのものに歯止めをかける言い方です。レナードはとっさに Sheldon, I got this. と返し、自分で対処すると申し出ますが、まだ迷いを引きずっているようにも聞こえます。I got this. は「僕がやる、任せてくれ」という短い申し出の定型句です。

やり取りの終盤、レナードは静かにこう言い添えます。

Leonard: It wasn’t fun for me.
(僕にとっては、楽しいことなんて何もなかったよ。)

TBBT Season5 Episode11 (The Speckerman Recurrence)

It wasn’t fun for me. は、過去の出来事がただの笑い話として扱われてきたことに対し、静かに、しかしはっきりと訂正を入れる一言です。声を荒げるのではなく事実だけを短く述べる分、かえって重みが伝わってきます。

まとめ|怖さに区切りをつける言葉は、静かでも力強い

tired of living in fear of …、make him apologize for …、can’t live in fear of … forever、I got this.、It wasn’t fun for me.。長年こだわってきた相手にようやく向き合う場面には、大声で言い返す言葉だけでなく、静かに区切りをつける言葉も登場していました。友人の後押しを受けて一歩を踏み出す流れは、決意を言葉にする型として参考になります。

次回も『ビッグバン★セオリー』のやり取りを通して、英語表現の型を見ていきましょう。

同じエピソードの英語表現は、フレーズ記事やエピソードまとめでも扱っています。

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