海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
今回扱うのは、『ビッグバン★セオリー』シーズン3 第20話に登場する、苦しい言い訳をその場で言い直すときの英語表現です。深夜に長い散歩から帰ってきたシェルドンは、ルームメイトのレナードと友人のラージから根掘り葉掘り問い詰められ、とっさに言い訳を重ねていきます。
辻褄の合わない説明がどう突っ込まれ、どう訂正されていくのか、そのやりとりを見ていきます。
疑わしい説明を、とっさの言い訳で塗り固める
1時間半も外を歩いていたと聞いたレナードは、その長さに引っかかります。
Leonard: Hey, where you been?
(おい、どこ行ってたんだよ?)Sheldon: I told you, walking.
(言っただろう、散歩だ。)Leonard: For an hour and a half?
(1時間半も?)Sheldon: I got lost.
(道に迷ったんだ。)Leonard: How could you get lost? Your phone has GPS.
(どうやったら迷うんだよ?携帯にGPSが付いてるだろ。)Sheldon: Satellites are down. Solar flares.
(衛星がダウンしている。太陽フレアのせいだ。)TBBT Season3 Episode20 (The Spaghetti Catalyst)
For an hour and a half? のように、相手の説明の一部をそのまま繰り返して聞き返すと、疑わしさや呆れの気持ちを伝えられます。追い詰められたシェルドンは、Satellites are down. Solar flares. と、GPSの不調をもっともらしい理由で塗り固めようとしますが、単語だけを並べた急ごしらえの説明が、かえって嘘くささを際立たせています。
言い間違いをその場で訂正する定番フレーズ
天体物理学者のラージが、この言い訳の穴をすかさず指摘します。
Raj: There are no solar flares right now.
(今、太陽フレアなんて出てないよ。)Sheldon: Yes, there are.
(いや、出ている。)Raj: Dude, I’m an astrophysicist. If there were solar flares, I’d be all up in it.
(なあ、僕は天体物理学者なんだ。太陽フレアが起きていたら、僕が真っ先に食いついてるよ。)Sheldon: I’m sorry. I misspoke. What I meant to say was my battery died.
(すまない。言い間違えた。正しく言うと、電池が切れたんだ。)Leonard: What the hell was that about?
(一体何だったんだよ、今の?)TBBT Season3 Episode20 (The Spaghetti Catalyst)
専門家に矛盾を突かれたシェルドンは、I’m sorry. I misspoke. What I meant to say was… という言い直しの定型フレーズを使い、別の言い訳に乗り換えます。misspoke(言い間違えた)という言葉を使うと、自分の発言を撤回しつつ、あらためて正しい内容を続けやすくなります。もともとは会見や公式な場での釈明に使われる硬い表現だけに、深夜のとっさの言い訳に持ち出すちぐはぐさが見どころです。呆れたレナードの What the hell was that about? という一言が、この一連のやりとりを締めくくっています。
まとめ|言い訳もその場で言い直せる
For an hour and a half?、Satellites are down. Solar flares.、I misspoke. What I meant to say was…。疑わしい説明への聞き返し方と、発言をその場で訂正する言い方が、この場面には詰まっています。とっさの受け答えに困ったときの言い回しとして覚えておくと役立ちます。
とっさの一言にキャラクターの個性がにじむところも、このドラマを見る楽しみのひとつです。
このエピソードの英語表現は、フレーズ記事やエピソードまとめでも扱っています。


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