海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
今回扱うのは、『ビッグバン★セオリー』シーズン1 第2話で、深夜の無断掃除という常軌を逸した行動に対して周囲が発する、批判のニュアンスを持つ英語表現です。レナードが夜中にシェルドンの行動に気づいて驚く場面から、翌朝ペニーが二人を問い詰める場面まで、行き過ぎた行動をどう言葉で咎めているかを見ていきます。
「insane」や「creepy」がどんな場面でどう使われているか、そのやり取りから確認していきます。
「Are you insane」「Don’t be ridiculous」で、正気を疑う・言い分を一蹴する言い方
夜中、目を覚ましたレナードがシェルドンの部屋を出た先で見たのは、ペニーの部屋を掃除するシェルドンの姿でした。
Leonard: Are you insane, you can’t just break into a woman’s apartment in the middle of the night and clean.
(正気か? 真夜中に女性の部屋に勝手に入り込んで掃除するなんてありえないだろ。)TBBT Season1 Episode2 (The Big Bran Hypothesis)
Are you insane? は、相手の行動が正気の沙汰とは思えないときに使う強い言い方です。break into(不法に入り込む)という動詞と組み合わさることで、行動そのものの異常さがはっきり伝わります。
これに対してシェルドンは、悪びれる様子もなく切り返します。
Sheldon: Don’t be ridiculous. I have no peers.
(馬鹿げたことを言うな。僕には対等な相手などいない。)TBBT Season1 Episode2 (The Big Bran Hypothesis)
Don’t be ridiculous. は「馬鹿げたことを言うな」と、相手の指摘を一蹴する言い方です。ridiculous(ばかげた)という一語で、相手の意見を取り合う気がないことを短く示せます。
「creepy」「crosses a line」で、行き過ぎを指摘する言い方
翌朝、事態を知ったペニーは、寝ている間に部屋へ入られていたことに強い不快感を示します。
Penny: Do you understand how creepy this is.
(これがどれだけ気味悪いことか、分かってる?)TBBT Season1 Episode2 (The Big Bran Hypothesis)
creepy は「気味が悪い」「不気味」という意味の形容詞で、行動そのものに対する生理的な拒否感を伝える語です。insaneが「正気でない」という理性面への疑いなら、creepyは「気持ち悪い」という感覚面への訴えに近いニュアンスです。
シェルドン自身も、自分の行動を振り返って一線を越えていないかを確かめる場面があります。
Sheldon: You don’t think that crosses a line?
(それは一線を越えていると思わないか?)TBBT Season1 Episode2 (The Big Bran Hypothesis)
cross a line は「一線を越える」という意味の言い方で、許容範囲を踏み越えてしまったかどうかを問うときに使えます。似た響きを持つ語に unorthodox(型破りな、常識外れの)があり、こちらはやり方が一般的でないことを指摘する際に使われる語です。
| 表現 | ニュアンス |
|---|---|
| insane | 正気でない(理性面への疑い) |
| creepy | 気味が悪い(感覚面への拒否感) |
| cross a line | 一線を越える(許容範囲を踏み越える) |
| unorthodox | 型破りな、常識外れの(やり方の逸脱を指摘する) |
まとめ|行き過ぎた行動には、行き過ぎた言葉で
insane、creepy、cross a line、unorthodox。常軌を逸した行動に直面したとき、英語にはその度合いに応じたいくつもの言い回しがあることが分かります。理性への疑いか、感覚的な拒否感か、許容範囲の逸脱か。ツッコミの角度によって選ぶ語が変わってくるのが面白いところです。
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