海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
今回扱うのは、『ビッグバン★セオリー』シーズン1 第2話に登場する、謝罪の場面で使われる英語表現です。深夜に無断で部屋へ入り込んで掃除をしていたことが発覚し、翌朝ペニーに問い詰められたレナードとシェルドンは、それぞれのやり方で謝罪の言葉を選びます。
まっすぐに詫びる言い方から、非を全面的に認める言い方まで、二人のやり取りから見ていきます。
「I’m very, very sorry.」でまっすぐ詫びる
翌朝、事情を知ったペニーがレナードとシェルドンに詰め寄る場面です。まずレナードが口を開きます。
Leonard: I’m very, very sorry.
(本当に、本当にすまない。)TBBT Season1 Episode2 (The Big Bran Hypothesis)
I’m very, very sorry. は、very を重ねることで謝罪の切実さを強調する言い方です。sorry を一語だけで済ませず、繰り返しで気持ちの強さを補うところに、取り繕う余裕のない場面の空気が表れています。
続いてシェルドンも謝罪の言葉を口にしますが、その言い方はレナードとは違う方向に傾きます。
Sheldon: I am truly sorry for what happened last night, I take full responsibility.
(昨夜起きたことについては、心から申し訳なく思っている。責任はすべて私にある。)TBBT Season1 Episode2 (The Big Bran Hypothesis)
I take full responsibility. は、起きたことの責任を全面的に自分が負うと明言する言い方です。sorry だけでは気持ちの表明にとどまりますが、この一文を添えることで、非を認める姿勢がより具体的な形になります。フォーマルな場面や、失敗の重さを強く伝えたい場面で使える表現です。
気持ちを受け止めてから話す言い方、そして謝罪を促す言い方
ペニーの怒りに対して、レナードは謝罪の前にもう一段階を挟みます。
Leonard: Okay, look, no Penny, I think what you’re feeling is perfectly valid, and maybe a little bit later today when you’re feeling a little bit less, for lack of a better word, violated, maybe we could talk about this some more.
(いや、違うんだ、ペニー。君が感じていることは、至極当然だと思う。それで、今日もう少し後で、その、うまい言葉が見つからないけど、踏みにじられたような気持ちが少し和らいだ頃に、もう少し話せたらと思うんだ。)TBBT Season1 Episode2 (The Big Bran Hypothesis)
what you’re feeling is perfectly valid は、相手の感情を否定せず、まず受け止める前置きです。謝る前にこのひと言を挟むことで、いきなり弁解を始めるのではなく、相手の気持ちに寄り添う姿勢を示せます。
一方、レナードはシェルドンに対しては別の言い方を選びます。まだ状況の深刻さをつかめていないシェルドンに、はっきりと謝罪を促す場面です。
Leonard: You are going to march yourself over there right now and apologize.
(お前は今すぐあそこへ行って、謝ってこい。)TBBT Season1 Episode2 (The Big Bran Hypothesis)
march yourself over there は、自分の足で今すぐそこへ向かうという強い言い方です。march(行進する)という動詞が持つ、有無を言わさず進ませる響きが、謝罪を先延ばしにさせない語気に表れています。
| 表現 | ニュアンス |
|---|---|
| I’m very, very sorry | 本当に、本当にすまない(繰り返しで切実さを補う) |
| I take full responsibility | 責任はすべて自分にある(非を全面的に認める) |
| what you’re feeling is perfectly valid | 君の気持ちは当然だ(謝る前に相手を受け止める) |
| march yourself over there and apologize | 今すぐそこへ行って謝れ(謝罪を促す強い言い方) |
まとめ|謝り方にも、いくつもの型がある
「I’m very, very sorry」のまっすぐな詫び、「I take full responsibility」の全面的な責任表明、そして相手の気持ちを先に受け止める前置きや、謝罪を促す強い言い方。同じ謝る場面でも、選ぶ言葉によって伝わる姿勢の重さが変わってくることが分かります。
次回も『ビッグバン★セオリー』のキャラクターたちと一緒に、場面ごとの言葉の選び方を追いかけていきましょう。
このエピソードで交わされる会話は、フレーズ記事やエピソードまとめでもあわせて紹介しています。
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