『ビッグバン★セオリー』S02E17 で英語学習|あらすじ&厳選フレーズ10選

『The Big Bang Theory』シーズン2 エピソードまとめ
EPISODE GUIDE
The Big Bang Theory
Season 2 Episode 17

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。『ビッグバン★セオリー』S02E17では、シェルドンが自分の録画機器の保証を盾に友人たちの提案を次々と退ける一方、ハワードとラージは列車の中で新しい出会いを追いかけます。保証書をめぐる硬い理屈と、口説き文句をめぐる軽いやり取りが同じ車内で進むため、場面ごとに言葉の重さが変わる様子を追いかけられます。

この回の英語は、列車の中という限られた空間を舞台にしていても、決まり文句を知っているだけでは読み解けません。「make fun of」「creep someone out」のように相手をからかったりぞっとさせたりする表現と、シェルドンが保証書を盾に語る「voided the warranty」のような硬い言い回しとでは、求められる聞き取り方がまるで違います。誰が誰に向けて話しているかを先に押さえると、軽口なのか本気の主張なのかを区別しやすくなります。

以下では結末に触れないあらすじを先に置き、台本のセリフに沿って10個の表現を順番に見ていきます。保証書をめぐる硬いやり取りと、車内でのナンパの駆け引きという二つの温度差を意識しながら読むと、英語の形が場面の中でどう機能しているかが見えてきます。

目次

あらすじ(ネタバレなし)

『ビッグバン★セオリー』シーズン2第17話「The Terminator Decoupling」では、旅行を控えたシェルドンが、自分の録画機器を守るために友人たちの提案へ次々と条件をつけていく。列車の旅ではハワードとラージが新しい出会いを求め、シェルドンは著名な研究者に接近する。科学への情熱と、社会的な距離感のずれが笑いになる。 結末の核心には触れず、人をからかう言い方や相手を不快にさせる反応、機器の保証をめぐるやり取りなど、10個の英語表現が交わされる場面に焦点を当てます。『ビッグバン★セオリー』S02E17では、保証書という制度的な話題と、車内でのナンパという私的な話題が、同じ空間の中で交互に顔を出す点が印象的です。

このエピソードで学べる英語フレーズ

1. make fun of

意味:からかう。

Leonard: Hey, we’re all going over to the Apple store to make fun of the guys at the Genius Bar.
(ねえ、みんなでApple Storeに行って、ジーニアスバーの店員たちをからかうんだ。)

レナードが友人たちをApple Storeへ誘い、店員をからかいに行こうと持ちかける場面のセリフです。誘いの軽さが、そのまま表現のくだけた響きに表れています。

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2. creep someone out

意味:ぞっとさせる。

Howard: No, no, no, that always creeps girls out.
(いや、それをやるといつも女の子にぞっとされるんだ。)

レナードから「まずは挨拶からでいい」と助言されたハワードが、それでは女性にぞっとされてしまうと却下する場面です。口説き文句を選ぶ難しさを訴える言い方として使われています。

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3. caught between a rock and a hard place

意味:板挟みになる。

Leonard: Well, it seems once again, you’re caught between a rock and a crazy place.
(まあ、また今回も板挟みになったみたいだね。)

この表現は、定番の「caught between a rock and a hard place」の一語を「crazy」に替えたもじりです。自分の部屋にペニーを入れたくないのに、彼女の助けなしにはフラッシュドライブを取り出せないというシェルドンの矛盾を、レナードがからかう場面で使われています。元の言い回しを知っていると、語尾の入れ替えがどこで笑いを作っているかが分かります。

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4. fair enough

意味:もっともだ。

Howard: Fair enough.
(もっともだ。)

誰が先にサマーを見つけたかで言い合うラージに対し、ハワードが引き分けを認めつつ次の理由へ話を進める場面です。相手の主張を一旦受け止めてから話を継ぐ言い方になっています。

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5. go for broke

意味:一か八か全力を出す。

Howard: Okay, I’m going to just go for broke here and say I like you.
(よし、ここは一か八か思い切って言うけど、君のことが好きなんだ。)

サマーへの好意を打ち明ける踏ん切りをつける場面で、ハワードが自分に言い聞かせるように使う一言です。結果を恐れず思い切って踏み出す様子を表しています。

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6. voided the warranty

意味:保証を無効にした。

Sheldon: But once you open the box, you’ve voided the warranty.
(だが箱を開けた時点で、保証は無効になっている。)

TiVoの箱を開けようとするラージたちに、シェルドンが保証が失効すると理屈を述べて止める場面です。voided the warranty は句動詞ではなく動詞と目的語の組み合わせで、保証という制度的な話題を持ち出す硬さがそのまま表れています。

7. stand by his equipment

意味:機器を保証する。

Sheldon: He offers to stand by his equipment, and we in return agree not to violate the integrity of the internal hardware.
(彼は自分の機器の保証を約束してくれて、僕らはその代わりに内部のハードウェアの完全性を損なわないと約束するんだ。)

保証書を交わした相手が機器を保証してくれる代わりに、内部のハードウェアには手を加えないと約束する、という取り決めをシェルドンが説明する一文です。契約という発想を日常の家電にまで持ち込む生真面目さが表れています。

8. out of town

意味:町を離れて。

Raj: Either you let him put a bigger hard drive in the TiVo, or you delete stuff before we go out of town.
(彼にTiVoにもっと大きいハードドライブを入れさせるか、町を出る前にデータを消すか、どちらかにしなよ。)

ラージが、TiVoのハードドライブを交換させるか、町を出る前にデータを消すかの二択をシェルドンに突きつける場面です。長い説明のまとめではなく、話の口火を切る短い提案として使われています。

9. get hammered

意味:酔いつぶれる。

Penny: When I go, I usually just get hammered and ride the cable cars.
(私が行くときは、たいてい酔いつぶれてケーブルカーに乗るだけよ。)

サンフランシスコに行くときはいつも酔いつぶれてケーブルカーに乗るだけだと、ペニーが気軽に打ち明ける場面です。旅先での過ごし方を飾らずに語る言い方になっています。

10. first crack at

意味:最初に試す機会。

Raj: Why do you get first crack at her?
(どうして君が彼女に最初に挑戦する権利を得るんだ?)

サマーを最初に口説く権利をめぐって、ラージがハワードに詰め寄る場面のセリフです。早い者勝ちを主張する競争心が、そのまま言葉に表れています。

このエピソードの英語学習ポイント

この回の英語表現を聞き取るコツは、シェルドンの保証書をめぐる長い理屈と、車内で交わされる軽い口説き文句との落差を意識することです。冒頭でシェルドンが「Stop. We can’t do this, it’s not right.」と短く制止したあと、voided the warrantyやstand by his equipmentのような契約用語を交えた説明が続きます。同じ人物の発話でも、最初の一言と後に続く理屈の分量がまったく違う点に注目すると、聞き取りの負荷を調整しやすくなります。

列車の車内では、ハワードとラージがサマー・グルーに近づこうと張り合う場面が続きます。first crack atやgo for broke、fair enoughといった表現は、いずれもこの競争と譲り合いの中で使われており、短い一言が次の行動を決める合図になっています。warrantyのような硬い語と、first crack atのような口語表現が同じ列車の中で行き来する様子を追うと、場面ごとの語彙の切り替えが見えてきます。

Apple Storeの店員をからかいに行く誘い(make fun of)や、口説き文句が裏目に出る心配(creep someone out)も、この回らしい軽さを持つ表現です。フレーズ3のように、定番の言い回しを一語だけ変えるもじりが登場する点も見逃せません。caught between a rock and a hard placeがcrazy placeに変わるだけで、シェルドンの奇妙な状況をからかう笑いが生まれています。

音読する際は、シェルドンの保証書の理屈と、ハワードたちの口説き文句を続けて声に出してみることをおすすめします。この回であれば、契約という制度的な話題と、車内でのナンパという私的な話題が同じ空間で交互に出てくる感覚をつかむと、場面に応じた言葉の選び方が身につきます。

キャラクター別|英語の特徴

シェルドン|状況を言葉で組み立てる話し方

シェルドンは、ハワードたちがTiVoの改造に取りかかろうとした瞬間、真っ先に制止をかけます。台本には「Stop. We can’t do this, it’s not right.」という発話があります。理由を説明する前にまず行動そのものを止めようとする語順に、規則を最優先するシェルドンらしさが表れています。

この後に続く保証書をめぐる長い説明と合わせて聞くと、短い制止の言葉がどれほど大きな理屈の前置きになっているかが分かります。

レナード|相手との距離を測る話し方

この回のレナードは、シェルドンの主張を正面から否定せず、別の落としどころを差し出す言葉を選びます。保証書を盾にした説明を受けて、ハードドライブに触れない案を持ちかける場面があり、台本には「Okay, then we won’t touch the hard drive. We’ll just erase the first season of Battlestar.」という発話があります。相手の言い分を崩さないまま妥協点を提示する言い方に、対立を避けようとするレナードの姿勢が表れています。

この提案のあとにシェルドンがどう反応するかまで追うと、レナードの譲歩がどこまで受け入れられるかが分かります。

ラージ|場面を動かす話し方

この回のラージは、相手の強みを認めたうえで別の物差しを持ち出して張り合う言葉を選びます。ハワードから話術で勝ると言われたのに対し、黙っていても自分には異国情緒があると言い返す場面があり、台本には「You fail to take into account that even mute, I am foreign and exotic, while you, on the other hand, are frail and pasty.」という発話があります。相手の強みを正面から否定せず、別の物差しを持ち出して張り合う言い方に、ラージらしい負けん気が表れています。

この直後にハワードがどう切り返すかまで聞くと、二人の張り合いがどのテンポで進むのかがつかめます。

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