『ビッグバン★セオリー』S10E02 で英語学習|あらすじ&厳選フレーズ10選

『The Big Bang Theory』シーズン10 エピソードまとめ
EPISODE GUIDE
The Big Bang Theory
Season 10 Episode 2

『ビッグバン★セオリー』シーズン10第2話「The Military Miniaturization」は、レナードたちの発明に軍が興味を示し、契約交渉が始まる回です。制服姿の担当者と対面する場面では、遠慮のない言い方と、相手の出方をうかがう言い方が入り混じります。並行して描かれるバーナデットの妊娠を巡る一件では、隠したい事情が思わぬ形で周囲に伝わっていきます。レナード、ハワード、シェルドンの発言を比べると、交渉の場でそれぞれが何を優先しているかが見えてきます。

フレーズ10選は、公開台本の発話を短く引用しながら、軍との商談と友人同士の内緒話という二つの場面に沿って並べています。すでに個別記事がある5フレーズにはリンクを置き、新たに選んだ5フレーズには、それぞれの駆け引きの温度が伝わるよう補足を添えました。

目次

あらすじ(ネタバレなし)

『ビッグバン★セオリー』シーズン10第2話では、レナードたちの発明品に軍から声がかかり、威圧的な空軍の担当者との交渉が始まります。並行して、バーナデットが妊娠を周囲に隠そうとする話も描かれます。結末や交渉の行方には触れず、この記事では場面の変化と登場人物同士のやり取りに絞って紹介します。

契約交渉の場面では、専門用語を使った説明と、腹の探り合いのような短いやり取りが交互に出てきます。一方、大学の廊下や自宅で交わされる会話では、隠し事がつい漏れてしまう場面や、それを取り繕おうとする場面が続き、台本全体を通して緊張と軽口が入れ替わる展開になっています。

このエピソードで学べる英語フレーズ

1. behind one’s back

「陰で、本人のいないところで(こっそり)」という意味で使われる表現です。身に覚えのある出来事を例えに出して、相手を諭そうとするときに使われる言い方です。

Penny: Uh, you know, when I was in high school, there was this girl who was talking about me behind my back, so me and all my friends, we cornered her in the bathroom and forgave her.
(「高校のとき、陰で私の悪口を言っていた子がいて、友達みんなでその子をトイレに追い詰めて許してあげたことがあるの」という意味です)

バーナデットが噂を流した相手に仕返しをしたいと言った場面で、ペニーが自分の高校時代のエピソードを持ち出しています。仕返しの是非を直接論じるのではなく、たとえ話で場の空気をやわらげようとする言い方です。

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2. eat out of one’s hand

「〜の言いなりになる、意のままに操られる」という意味で使われる表現です。相手を思い通りに動かせるという自信を、やや大げさに言い表す表現です。

Bernadette: 11 more chumps like you, I’ll have the jury eating out of my hand.
(「あなたみたいなお人よしがあと11人いれば、陪審員なんて思いのままよ」という意味です)

ペニーが自分の説明を素直に信じたのを見て、バーナデットが冗談めかして本音を漏らす場面です。弁護士としての交渉力を誇張して語ることで、深刻な話を軽い笑いに変えています。

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3. lose sight of

「(目的・本質を)見失う」という意味で使われる表現です。見出しは lose sight of ですが、実際の発話では losing sight of のように進行形になっており、議論が枝葉の話にそれかけたとき本題に注意を戻そうとする言い方です。

Sheldon: Gentlemen, I think we are losing sight of the real issue.
(「諸君、我々は本当の問題を見失っていると思う」という意味です)

軍との契約話で盛り上がる仲間たちに対し、シェルドンが自分たちの発明が兵器に転用される可能性を指摘する場面です。冗談めかした会話の流れに割って入り、話を本質的な問題へ引き戻す言い方になっています。

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4. on board

「(計画・提案に)賛成して、参加して」という意味で使われる表現です。反対していた相手があっさり態度を変えたことを、軽く指摘するときに使われる言い方です。

Sheldon: Okay, Howard’s on board.
(「よし、ハワードも賛成ってことだね」という意味です)

兵器転用への懸念を口にしたばかりのハワードが、すぐに話に乗ってくる様子を見て、シェルドンが皮肉っぽく確認する場面です。相手の変わり身の早さをからかう、軽い一言になっています。

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5. slip out

「(言葉が)つい口から出る、うっかり漏れる」という意味で使われる表現です。わざとではなく、うっかり言ってしまったことを弁解するときに使う言い方です。

Penny: It just slipped out in front of her assistantone day.
(「そんなつもりはなかったの。ある日、彼女のアシスタントの前でつい口から出ちゃって」という意味です)

自分がバーナデットの妊娠を周囲に漏らした張本人だと告白する場面です。悪意はなかったと強調しながら、言い訳めいた言い方で事情を説明しています。

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6. be contributing to

「〜の一因になっている」という意味で使われる表現です。自分たちの行動が意図せず悪い結果につながるかもしれないと、心配を込めて指摘する言い方です。

Howard: Sheldon, we could be contributing to a weapons system that oppresses mankind for the next thousand years.
(「シェルドン、僕たちは今後千年も人類を苦しめる兵器システムに手を貸すことになるかもしれない」という意味です)

軍との契約話が進む中、ハワードが立ち止まって発明の使われ方に懸念を示す場面です。深刻な話題ですが、直後にすぐ態度を変えるくだりにつながる、この回らしい軽さも含んでいます。

7. find out

「知る、突き止める」という意味で使われる表現です。都合の悪い事実が伝わってしまうことへの不安を説明するときに使われる言い方です。

Bernadette: ‘Cause I’m up for a major immunotherapy study, and if they find out I’m pregnant they might give it to someone else.
(「私は大きな免疫療法の研究に参加できることになっているんだけど、妊娠していると知られたら他の人に回されるかもしれないの」という意味です)

なぜ妊娠を周りに隠したいのかとエイミーに聞かれ、バーナデットが理由を説明する場面です。個人的な事情と仕事上の不安が結びついていることが、この一言から伝わります。

8. give me a second

「少し待つ、ちょっと時間をもらう」という意味で使われる表現です。本題に入る前に、身近な人へ確認を取るための時間がほしいと伝える言い方です。

Howard: Give me a second to call my cousin.
(「ちょっと待って、いとこに電話するから」という意味です)

知的財産の扱いについて相談する必要が出てきた場面で、ハワードが専門家である親戚を頼ろうとしています。シェルドンがすぐに口を挟むところまで含めて、この回らしいやり取りです。

9. have a good grasp of

「〜をよく理解している」という意味で使われる表現です。相手の理解度を素直に認め、話を前向きに進めようとするときに使われる言い方です。

Leonard: Yeah, you have a good grasp of the physics.
(「そうです、物理学のことをよく理解していらっしゃいますね」という意味です)

軍のウィリアムズ大佐が量子ジャイロスコープの仕組みについて的確な質問をしたことに、レナードが感心して答える場面です。専門的な説明を重ねる中でも、相手への敬意を短い一言で示しています。

10. put away

「片づける、しまう」という意味で使われる表現です。相手の行動を遠回しに評価する、皮肉交じりの言い方です。

Sheldon: The way you put away those lemon bars, perhaps that’s a good thing.
(「あんな勢いでレモンバーを平らげるくらいだから、それはそれでいいことなのかもね」という意味です)

軍の施設からの帰り道、口数の多いレナードに対してシェルドンが返す一言です。話の内容そのものより、レナードの食べっぷりを引き合いに出すことで、皮肉をやわらげています。

このエピソードの英語学習ポイント

シーズン10第2話の学習ポイントは、交渉の場で使われる硬めの言い回しと、友人同士の軽いやり取りで使われる口語表現の違いです。同じ場面設定でも話す相手によって言葉の選び方が変わるため、誰に向けた発言かを意識すると読み取りやすくなります。

この回を学習素材として見るときは、まず発言が交渉の場か私的な会話かを見分け、次にどの言葉で相手に情報を出す・出さないを調整しているかを追うと整理しやすくなります。たとえば、have a good grasp of the physicsはレナードが軍の担当者の理解度を認める場面に、slip outはペニーが口を滑らせたことを認める場面に使われており、同じ「情報の扱い」でも文脈で言葉の重みが変わります。相手に情報を渡すのか隠すのかを意識しながら読むと、会話の機能まで再現しやすくなります。この回では契約交渉と妊娠の隠し事という二つの「秘密」を軸に会話が進み、シーズン10第2話ならではの緊張感が伝わってきます。

キャラクター別|英語の特徴

レナード|専門的な説明の中でも、相手への敬意を短く言葉にする話し方を見る。

この特徴は、have a good grasp of the physicsという言い方によく表れています。軍のウィリアムズ大佐が発明の仕組みを的確に言い当てたことに対し、レナードは長々と説明を続けるのではなく、相手の理解力をまず認める短い一言を挟んでいます。技術的な話をする場面でも、相手との関係を保とうとする姿勢が表れる言い方です。

レナードの英語は、軍との契約交渉という回の課題を、相手を立てながら話を進める言い方へ落とし込む役割を担っています。

ハワード|懸念を口にしながらも、すぐに態度を変えてしまう話し方を見る。

この特徴は、be contributing toという言い方によく表れています。兵器に転用される可能性を心配してみせたかと思うと、シェルドンにon boardだと言われても強く否定せず、話はそのまま先へ進んでしまいます。深刻な指摘と及び腰な態度が同居しているところに、ハワードらしさが出ています。

ハワードの英語は、軍との契約交渉という回の課題を、迷いを見せながらも流されていく話し方へ落とし込む役割を担っています。

シェルドン|議論の脱線を指摘し、話を本題へ引き戻す話し方を見る。

この特徴は、lose sight ofという言い方によく表れています。兵器転用の是非という重い話題を持ち出したかと思えば、on boardという一言でハワードの変わり身をからかい、put awayでレナードの食べっぷりを皮肉るなど、話題を次々に転がしながら会話の主導権を握っています。

シェルドンの英語は、軍との契約交渉という回の課題を、話の流れを自分のペースに引き込む言い方へ落とし込む役割を担っています。

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