「be accounted for」の意味と使い方|『ホワイトカラー』S04E03で学ぶ英会話

「be accounted for」の意味と使い方を解説

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

慌ただしい状況の中で、関係者全員の所在が確認できて、ようやく次の一歩に進めると感じた経験はありませんか。

そんな瞬間にぴったりの「be accounted for」を、『ホワイトカラー』シーズン4第3話の後半、ダイヤモンドのおとり捜査が緊迫する中でニールが作戦の進行を淡々と告げる場面から、一緒に見ていきましょう。

目次

「be accounted for」の意味とニュアンス

be accounted for
意味:所在が確認されている、把握されている

be accounted forは、人や物の所在・状況がすべて確認・把握できている状態を表す表現です。捜査や作戦の文脈では「関係者全員の位置を把握できている」という意味で使われ、次の段取りに進む前提条件を示すことが多い言い回しです。

accountという語がもともと持つ「説明する、報告する」という意味合いが、「その存在について説明できる=所在が分かっている」という状態へと広がったのがこの表現です。避難や点呼の場面でもよく使われます。

forの後に人や物を置くこの受け身の形は、単に「見つかった」という結果だけでなく、「誰かが責任を持って確認済みである」という管理的なニュアンスも含んでいます。混乱した状況の中で秩序を取り戻す瞬間に選ばれやすい表現といえます。

主語を省略したAll accounted for.という短い形もよく使われ、点呼担当者が上司に向けて簡潔に報告する定型句としても定着しています。緊急時ほど言葉を短く済ませたいという実務的な事情が、この省略形の使われやすさにもつながっています。

【ここがポイント!】

  • 「be accounted for」の核は、全員・全部の所在に抜け・漏れがないと確認できること
  • 作戦や避難などで次の段取りに進む前提条件として使われやすい表現
  • all accounted for のように主語を省略した形でもよく使われる

『ホワイトカラー』S04E03のシーンで見てみよう

意味を押さえたところで、実際のドラマシーンを見ていきましょう。

ダイヤモンドのおとり捜査が進行するさなか、ピーターの潜入用偽名「モリス」に対して、おとり捜査の標的であるクックが詰め寄る緊迫した場面です。その直後、ニールが作戦の進行を冷静に告げる展開に注目です。

Cook: I don’t know how you did it — how you found out what I was up to, but I’m gonna burn you for it, Morris.
(どうやったのか分からない……俺が何を企んでいたのかを、お前がどうやって突き止めたのか。だが、その代償は必ず払わせるぞ、モリス。)

Peter: Oh, seems a little late now.
(ああ、もう遅いみたいだね。)

Neal: All the players are accounted for, which brings us to phase three…
(関係者全員の所在は確認できた。これで第3段階に進める……。)

Peter: The arrest.
(逮捕だ。)

Neal: The arrest.
(逮捕だね。)

White Collar Season4 Episode3 (Diminishing Returns)

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シーン解説と心理考察

ピーターの潜入用偽名「モリス」に対してクックが「代償を払わせる」と詰め寄る緊迫したやり取りの直後、ニールが「関係者全員の所在は確認できた」と冷静に告げる場面には、緊張から作戦遂行への切り替わりが表れています。

be accounted forという表現が持つ「全員の所在・状況が把握できている」という管理的なニュアンスは、感情を交えずに事実だけを短く言い切るニールの語り口によく表れています。「逮捕だ」という短い一言が次の段階への合図となり、混乱した状況ほど言葉を切り詰めて区切りをつける必要があることを感じさせます。

作戦の節目で状況を的確に把握し、次の段階へ淡々と進んでいくニールの姿には、詐欺師としての経験に裏打ちされた冷静さがにじんでいます。潜入捜査という危うい状況の中でピーター(モリス)が正体を疑われかねない詰め寄りを受ける緊迫した空気の中でも、ニールが動揺を見せずに次の段取りへ意識を切り替える様子は、この作戦全体の緊張度の高さを物語っています。

関係者一人ひとりの所在を確認するという地味な作業が、実は逮捕という大きな山場の直前に置かれた、極めて重要な節目であることも、この場面から読み取れます。派手な立ち回りの裏で、こうした確認作業の積み重ねが作戦全体を支えていると言えます。

『ホワイトカラー』流・覚え方のコツ

be accounted forを覚えるコツは、点呼で一人ひとりの名前を確認し、全員の所在にチェックが付いていくイメージを持つことです。

ニールが作戦の関係者全員の所在を確認してから次の段階に進んだように、be accounted forには「これで抜け・漏れがない」という安心感が込められています。名簿の上から順にチェックマークが付いていく様子を思い浮かべておくと、確認作業を報告する場面で自然に使える表現になります。

例文で覚える「be accounted for」

避難訓練からビジネスの監査まで、be accounted forを、3つの例文で確認していきましょう。

After the fire drill, the teacher made sure every student was accounted for.
(避難訓練の後、先生は生徒全員の所在を確認した。)
学校の避難訓練の場面です。every studentという主語で、抜けなく全員を確認したことを強調しています。

A: Is everyone accounted for after the storm?
B: Yes, all the staff have checked in safely.
(A:嵐の後、みんなの所在は確認できてる?)
(B:うん、スタッフ全員が無事に報告済みだよ。)
災害後の安全確認をするビジネスの会話です。緊急対応の場面で頻繁に使われるやり取りです。

Every dollar in the budget needs to be accounted for before the audit.
(監査の前に、予算のすべてのドルの使途を明確にしておく必要がある。)
会計監査のビジネス場面です。人だけでなく、お金や物の所在確認にも使える表現です。

あわせて覚えたい関連表現

be present and correct
(全員揃っている、点呼確認済み)
やや英国式の軍隊的な響きがあり、be accounted forよりも儀礼的な点呼の場面で使われやすい表現です。

be tracked down
(探し出される、追跡して見つかる)
be accounted forが「既に所在が分かっている状態」を表すのに対し、be tracked downは「見つけ出すまでの追跡の過程」に焦点がある点が異なります。

be located
((場所が)特定される)
be locatedは単に物理的な位置の特定を指し、be accounted forのような「全員・全部が確認済みである」という網羅的なニュアンスは薄い表現です。

Note|be accounted forとbe explainedの違い

同じaccountから派生した表現でも、be accounted forとbe explainedでは、確認する対象がまったく異なります。この違いを押さえておくと、accountを使った表現の理解が深まります。

be accounted forは、人や物の「所在」がすべて把握できている状態を表します。捜査や避難、在庫確認などの場面で、「誰がどこにいるか」「何がどこにあるか」を網羅的に確認したことを示す表現です。一方be explainedは、出来事や結果の「理由」が説明されている状態を表します。Her absence was explained by a family emergency.のように、なぜそうなったのかという因果関係を明らかにする文脈で使われます。ニールが「関係者全員の所在は確認できた」と告げた場面がbe accounted forであるのは、まさに人の所在という物理的な確認を指しているためです。

同じaccountでも、forの後に続くのが「所在の確認」なのか「理由の説明」なのかで、be accounted forとbe explainedは明確に分かれる、という点を意識しておくと使い分けに迷いません。会議に遅刻した人の理由を尋ねる場面ではHis lateness was explained by traffic.のようにbe explainedが使われますが、避難後の人数確認のようにその場にいるかどうかそのものを問う場面では、be explainedではなくbe accounted forが選ばれます。

ニールが作戦の関係者について口にした一言も、なぜそうなったのかという理由の説明ではなく、今この瞬間に誰がどこにいるかという事実確認そのものを述べているからこそ、be accounted forという形が選ばれていると読み取れます。

人や物の所在を確認したいときはbe accounted for、出来事の理由を確認したいときはbe explainedと覚えておくと安心です。

まとめ|これで抜け・漏れがないと確認できる一言

be accounted forは、人や物の所在・状況がすべて確認・把握できている状態を表す表現です。次の段取りに進む前提条件として、作戦や避難などの場面でよく使われます。

避難訓練の後の人数確認でも、ビジネスの監査でも、この一言があれば「これで漏れがない」という安心感をそのまま言葉にできます。

緊迫した対決の直後に、ニールが淡々と作戦の進行を確認した場面には、詐欺師としての経験に裏打ちされた冷静さが表れていました。全員の所在を確認してから次に進む、その落ち着きごと、表現の引き出しに加えてみてください。

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