「exactly what you’re doing」に見る、手伝いの申し出に信頼で応える英語|『ホワイトカラー』S03E11で学ぶ英会話

『White Collar』コラム: 「exactly what you're doing」に見る、手伝いの申し出に信頼で応える英語|『ホワイトカラー』S03E11で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は『ホワイトカラー』シーズン3 第11話から、捜査を率いるピーターと部下のダイアナの短いやり取りを取り上げます。手伝いを申し出たダイアナに、ピーターは新しい仕事を割り振らず、今の仕事そのものが助けになると返し、信頼の言葉も続けます。

手伝いを申し出る定番の問いから、比較級で信頼を伝える言い方、あえて情報を伏せる返しまでを順に見ていきます。

目次

「Is there anything I can do for you?」への返し「exactly what you’re doing」

ジョーンズとダイアナは、エリザベスの行方を追う捜査を進めています。その進み具合が伝えられたあと、ダイアナはピーターにこう切り出します。

Diana: Boss, is there anything I can do for you?
(ボス、何か私にできることはありますか?)
Peter: Oh… exactly what you’re doing. There isn’t anyone I trust more to spearhead this than you and Jones.
(ああ……まさに今やっていることだ。この件の先頭に立つのに、君とジョーンズ以上に信頼できる人間はいない。)

White Collar Season3 Episode11 (Checkmate)

Is there anything I can do for you? は、相手の力になりたいときの定番の申し出です。anything を使った疑問文なので、「何か一つでも」と役目を広く求める響きになります。

ピーターの exactly what you’re doing は、主語と動詞を省いた答えです。問いの anything I can do の anything に当たる部分を、what you’re doing(今君がしていること)で埋めた形と考えると分かりやすくなります。exactly(まさに)が付くことで、新しい役目を探す必要はなく、今の仕事を続けることがそのまま助けになるという答えになっています。

続く一文は、否定と比較級を組み合わせた形です。There isn’t anyone I trust more ~ than you and Jones. は「君とジョーンズ以上に信頼している人はいない」、つまり「君たち二人を一番信頼している」という意味になります。anyone と I trust の間では関係代名詞が省かれています。

spearhead は、もともと spear(やり)の穂先を指す名詞で、動詞では「先頭に立って率いる」という意味です。「この件を率いるのに」と、任せる役目の重さまで一語で伝えています。

「The less you know, the better.」――あえて伏せて任せる

信頼を伝えられたあと、ダイアナは一歩踏み込んだ問いを投げかけます。

Diana: What about Caffrey? He has the treasure, doesn’t he? That’s what Keller’s after, and you’re working that angle.
(キャフリーは? 宝を持っているんですよね? ケラーの狙いはそれで、ボスはその線で動いている。)
Peter: The less you know, the better right now. Thanks, Diana.
(今は知らないほうがいい。ありがとう、ダイアナ。)

White Collar Season3 Episode11 (Checkmate)

ダイアナは doesn’t he? という付加疑問で、自分の推測を確かめています。work an angle は「ある線(切り口)から取り組む」という言い方です。

ピーターの The less you know, the better. は、「the + 比較級, the + 比較級」(〜すればするほど…)の形で、「知っていることが少ないほどいい」、つまり「知らないほうがいい」と伝えています。答えを拒む言い方ですが、right now(今は)で時を限り、Thanks, Diana. で話を締めています。

これより前の場面では、ニールとの会話でも、ピーターは捜索をジョーンズとダイアナに任せ、ケラーの件は自分たちで引き受けると、役割を分けています。

Neal: You’re not gonna tell the bureau about Keller?
(局にケラーのことを話さないの?)
Peter: Not yet. He knows our playbook better than we do. Let Jones and Diana focus on finding Elizabeth. We’ll deal with Keller.
(まだだ。あいつは俺たちの手の内を俺たち以上に知ってる。ジョーンズとダイアナにはエリザベスの捜索に専念させる。ケラーは俺たちで何とかする。)

White Collar Season3 Episode11 (Checkmate)

Let + 人 + 動詞の原形 は「〜に…させる」、focus on ~ing は「〜に専念する」です。deal with は「対処する」で、We’ll deal with Keller. と、自分たちの持ち分をはっきり示しています。playbook はアメリカンフットボールの作戦集のことで、ここでは捜査の手順を表しています。

まとめ|任せる・信頼する・伏せるを伝える英語

Is there anything I can do for you? の申し出、exactly what you’re doing の返し、比較級で伝える信頼、The less you know, the better. の伏せ方を見てきました。任せる相手への言葉選びが、短い返事に表れています。

『ホワイトカラー』のチームの会話で、頼み方にも注目してみましょう。

この回の英語表現は、ほかのコラムやフレーズ記事でも扱っています。

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