「Just takes a second to get used to.」に見る、うれしいはずの変化への戸惑いを打ち明ける言い方|『ホワイトカラー』S03E14で学ぶ英会話

『White Collar』コラム: 「Just takes a second to get used to.」に見る、うれしいはずの変化への戸惑いを打ち明ける言い方|『ホワイトカラー』S03E14で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『ホワイトカラー』シーズン3第14話では、ダイアナが恋人のクリスティからプロポーズされたことが明かされ、周囲から祝福を受けます。ところが当のダイアナは、喜びだけでは言い表せない気持ちを婚約に対して抱えています。

うれしいはずの変化に気持ちが追いつかないとき、英語でどう言葉にするのか。ダイアナが話す相手ごとに、戸惑いの伝え方の違いを見ていきます。

目次

「Things are moving faster than I thought they would.」

話の前半、婚約を祝福されたダイアナは、ニールの見張りはジョーンズに任せて指輪選びに行けばいいと勧められます。ダイアナはそれを断り、ピーターにこう続けます。

Diana: No, I want to help with Neal. I’m kind of pushing for a longer engagement. Things are moving faster than I thought they would.
(いいえ、ニールの件を手伝いたいんです。婚約期間をちょっと長めにしたいと押しているところで。思っていたより話がどんどん進んでいるので。)
Peter: Oh, completely understand. Yeah. Been there, been there.
(ああ、よく分かるよ。うん、俺も通った道だ。)

White Collar Season3 Episode14 (Pulling Strings)

Things are moving faster than I thought they would. は、物事の進み具合が予想を上回っていることを伝える言い方です。than I thought they would の後ろには move が省かれており、would は「思った」時点から見た未来を表しています。「思っていた進み方よりも速い」という比較です。kind of は「ちょっと」と言葉を和らげる言い回しで、希望をやんわり伝えています。

ピーターの Been there. は I’ve been there. の主語と have を省いた形で、「そこにいたことがある」から「自分も経験した」という意味になります。completely understand も I を省いた形で、既婚のピーターが短い言葉で経験者として受け止めているのが分かります。

「It’s just strange when ~」と「Just takes a second to get used to.」

話の後半、サラとブライアンの会話を聞きながら、ニールがダイアナを wifey(奥さん)と呼んでからかいます。コンサートの場面で、ニールがダイアナを妻と紹介したことを踏まえた呼び方です。

Neal: You could take some notes, wifey.
(少しは見習ったら、奥さん。)
Diana: You just won’t let it alone, huh?
(本当にその話を放っておかないのね。)
Neal: You’re one of the few people I’ve seen who isn’t thrilled to be engaged.
(婚約してわくわくしてない人なんて、僕が見てきた中でも数えるほどだよ。)

White Collar Season3 Episode14 (Pulling Strings)

let 〜 alone は「〜を放っておく」で、won’t はここでは「どうしても〜しようとしない」という強い意志を表します。one of the few people who ~ は「〜する数少ない人の一人」で、相手の様子が珍しいと指摘しています。続けてダイアナが気持ちを言葉にします。

Diana: It’s just strange when something you never thought was a possibility suddenly is.
(ありえないと思っていたことが急に現実になると、ただ変な感じがするのよ。)
Neal: You’re worried it’s too good to be true?
(うますぎる話だって心配してるの?)
Diana: Just takes a second to get used to.
(慣れるのに少しかかるだけ。)

White Collar Season3 Episode14 (Pulling Strings)

It’s just strange when ~ は「〜だと、ただ変な感じがする」と、戸惑いを「嫌だ」とは言わずに伝えます。文末の suddenly is は、a possibility の繰り返しを省いた形です。too good to be true は「うますぎて本当とは思えない」という定番の言い回しです。

最後の Just takes a second to get used to. は It just takes a second to get used to it. から It と目的語を省いた形で、take + 時間 + to 〜 が「〜するのに時間がかかる」、get used to が「慣れる」を表します。a second は「ほんの少しの間」で、戸惑いは一時的なものだと伝える締めです。

まとめ|戸惑いを打ち消さずに言葉にする

進み方の速さを伝える faster than I thought、経験者として受ける Been there、戸惑いを表す It’s just strange when ~、慣れる時間が要ると伝える Just takes a second to get used to. を見てきました。どれも喜びを否定していません。

次回も『ホワイトカラー』で英語を学んでいきましょう。

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