「You gave me your word」に見る、約束を守った・破ったを言い合う英語|『ホワイトカラー』S04E09で学ぶ英会話

『White Collar』コラム: 「You gave me your word」に見る、約束を守った・破ったを言い合う英語|『ホワイトカラー』S04E09で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は『ホワイトカラー』シーズン4 第9話から、約束をめぐる会話を取り上げます。ニールはピーターとも、父を知る人物サムとも約束を交わし、その約束をめぐって「守った」「破った」の言い分がぶつかります。

約束は英語で promise だけではありません。word、agreement、bargain という名詞と、それに組み合わせる動詞を順番に見ていきます。

目次

「You gave me your word」は、約束を「言葉」で言い表す

本話の前半、ニールとピーターは、テープのことは誰にも話さないという取り決めを交わします。そこでニールが口にするのが、次の冗談です。

Neal: A handshake? That’s official.
(握手?それなら正式だね。)
Peter: Would you prefer a blood pact?
(血の誓いのほうがいいか?)

White Collar Season4 Episode9 (Gloves Off)

official は「正式な・公式の」という形容詞です。握手ひとつで「これで正式な約束だ」とおどけてみせるニールに、ピーターはさらに大げさな誓いを持ち出して返しています。pact は「取り決め・協定」を表す名詞で、blood pact は血を交わして結ぶような重い誓いを指します。軽い握手と大げさな誓いを並べる、冗談の往復です。

一方、ニールは自分の住まいでサムと会い、ピーターを引き合わせたいと持ちかけます。サムの答えは、先に交わした約束を持ち出すものでした。

Neal: I’d really like you to meet Peter.
(ピーターにぜひ会ってほしいんだ。)
Sam: Your handler? That’s not gonna happen.
(君のハンドラーか?それはありえない。)
Neal: He’s a friend. He’s not…
(彼は友人だよ。彼は……。)
Sam: You gave me your word… no feds, or I’m gone.
(約束したはずだ……連邦捜査官は抜き、さもなければ私は消える。)

White Collar Season4 Episode9 (Gloves Off)

give someone one’s word は「〜に約束する」という決まった形で、ここでの word は「言葉」ではなく「約束」を指します。過去形の You gave me your word で、相手がすでに約束した事実を突きつけています。後半の A, or B は「Aでなければ、Bになる」という条件の示し方で、or が「さもないと」の意味で働きます。言い返す余地を与えない短い組み立てです。

agreement を「破った」、bargain を「守った」

ピーターとの取り決めのほうも、別の形で試されます。エリザベスはニールの住まいの前に車を停めていて、出てきた人物の写真をピーターに送ります。電話口でそれを受け取ったピーターの言葉です。

Peter: Yeah, I got it. It’s Sam.
(ああ、届いた。サムだ。)
Elizabeth: What does that mean?
(それってどういうこと?)
Peter: It means I should have made a blood pact. Neal broke our agreement.
(血の誓いにしておくべきだったってことさ。ニールが俺たちの取り決めを破った。)

White Collar Season4 Episode9 (Gloves Off)

should have + 過去分詞 は「〜すべきだった(のにしなかった)」という後悔の形です。握手のときの冗談を、ここでピーター自身が苦い形で引き取っています。break an agreement は「取り決めを破る」で、break は promise や word とも組み合わせて使えます。

これに対して、ニールの側の言い分は違います。後半、モジーと話すニールは次のように主張します。

Neal: Listen, I kept up my end of the bargain.
(いいかい、僕は取り決めの自分の側はちゃんと守ったよ。)
Mozzie: Neal, this is me… Mozzie, the human lie detector, and I’m buzzing off the charts here.
(ニール、話している相手は私だぞ……人間嘘発見器のモジーだ。で、今ここで反応が振り切れている。)
Neal: I met with Sam, but I didn’t show him the tape.
(サムには会ったけど、テープは見せていない。)

White Collar Season4 Episode9 (Gloves Off)

keep up one’s end of the bargain は「取引の自分の側の役目を果たす」という意味で、bargain は「取引・約束事」を指します。モジーの off the charts は「目盛りを振り切るほど」で、自分を嘘発見器にたとえ、ニールの主張に嘘の反応が出ていると伝えています。ニールは but で「会った」と「見せていない」を分け、約束の範囲を自分で区切っていると読み取れます。

まとめ|word・pact・agreement・bargain

約束を言葉で示す give someone one’s word、取り決めを表す pact と agreement、破る側の break、守る側の keep up one’s end of the bargain を見てきました。名詞と動詞の選び方で、言い分の向きが変わります。

次回も『ホワイトカラー』と一緒に英語を学んでいきましょう。

この回のほかのコラムやフレーズ記事でも、別の場面の英語表現を扱っています。

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