「give me a break」の意味と使い方|『ホワイトカラー』S01E08で学ぶ英会話

「give me a break」の意味と使い方を解説

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

疑いの目を向けられたり、大げさな物言いを聞かされたりしたときに、思わず「そんなの当たり前でしょ」「勘弁してよ」と軽く切り返したくなった経験は、誰にでもあるのではないでしょうか。

そんなときに使いたいgive me a breakを、『ホワイトカラー』シーズン1第8話、潜入捜査の段取りを聞かされたニールが白々しく謙遜してみせたのに対し、相棒のピーターが呆れて切り返す場面から、一緒に見ていきましょう。

目次

「give me a break」の意味とニュアンス

give me a break
意味:(相手の言葉に対して)いい加減にして、勘弁してよ、そんなの当然でしょ

give me a breakは、相手の発言や態度に対して「いい加減にしてほしい」「勘弁してほしい」という苛立ちや呆れを伝える口語表現です。直訳すると「休憩をちょうだい」となりますが、実際の会話では文字どおりの休憩を求める場面よりも、相手の疑いや軽い皮肉、大げさな物言いに対して「そんなの当たり前でしょ」「冗談じゃない」と切り返す決まり文句として使われる頻度の方が高い表現です。breakには「休憩」のほかに「区切り」「猶予」という意味があり、押し寄せてくる相手の言葉から一呼吸分の間を作ってほしいという気持ちが根底にあります。声の抑揚やタイミング次第で、軽い冗談として受け流す場合もあれば、本気の苛立ちを表す場合もあり、状況に応じて温度感が変わるのもこの表現の特徴です。日常会話で非常に頻繁に使われるカジュアルな決まり文句であり、フォーマルな場ではそのまま使わず、別の言い回しに置き換えるのが自然です。

【ここがポイント!】

  • 核は、押し寄せる相手の言葉から一呼吸分の間を求めるイメージ
  • 疑いや皮肉への呆れた切り返しとして使われることが多い、感情の温度が変わる表現
  • 声のトーンや文脈で軽い冗談にも本気の苛立ちにもなるのが読み取りのコツ

『ホワイトカラー』S01E08のシーンで見てみよう

意味を押さえたところで、実際のドラマシーンを見ていきましょう。

FBIオフィスで、ピーターがニールに投資詐欺グループへの潜入捜査の段取りを説明する場面です。面接相手の名前がありふれたブラッドだと聞かされたニールは軽く茶化しつつ、「自分がこの面々についていけるだろうか、光栄だよ」と謙遜してみせます。その白々しい謙遜に対して、ピーターが呆れた調子で切り返す一言がgive me a breakです。

Peter: Give me a break.
(勘弁してよ。)

White Collar Season1 Episode8 (Hard Sell)

Amazon Prime Videoで見る ※配信状況は変更される場合があります(2026年5月時点)

シーン解説と心理考察

潜入捜査の段取りを聞かされたニールは、動揺する様子を見せるどころか、自分がこの面々についていけるか疑わしいとでも言うように、殊勝ぶった態度でピーターに謙遜してみせます。その物慣れた口八丁を知り尽くしているピーターは、白々しい謙遜を真に受けず、give me a breakの一言でばっさり切り返します。この直後、ピーターは、電気を使わない生活を貫くアーミッシュの人々にさえ照明のスイッチを売りつけられるほどの口の上手さだとニールを評し、内部協力者の情報へと話を進めます。軽口の応酬でありながら、二人の間には互いの役割への信頼が透けて見える場面です。謙遜してみせるニールと、それを見透かして切り返すピーターのやり取りには、事件の緊張感と相棒同士の気安さが同居しています。

『ホワイトカラー』流・覚え方のコツ

give me a breakを覚えるときは、勢いよく詰め寄ってくる相手との間に、片手を軽くかざして「そこまで」と一呼吸分のスペースを作る仕草を思い浮かべてみましょう。breakという単語が持つ「区切り」「切れ目」のイメージが、そのまま「そこで止めて」という気持ちに重なります。ニールがわざとらしく謙遜してみせた瞬間、ピーターがすかさず「その気取った態度はやめてくれ」と一言で切り返した場面のように、白々しい態度を軽くいなす場面で使うイメージを持っておくと、日常会話でも自然に取り出せる一言になります。

例文で覚える「give me a break」

give me a breakは、相手の疑いや大げさな物言いに「そんなの当たり前でしょ」と切り返す場面で使える表現です。3つの例文でトーンの幅を見ていきましょう。

Give me a break, I’ve been driving for ten hours straight.
(勘弁してよ、もう10時間もぶっ通しで運転してるんだから。)
長距離移動で疲労がたまっている状況で、これ以上の要求を重ねられたときにうんざりする気持ちを伝える、日常会話でよく使われる一言です。

Give me a break here, I only started this project last week.
(ちょっと待ってください、このプロジェクトを始めたのは先週なんですから。)
無理な納期や急かす態度に対して、まだ状況を把握しきれていないと理解を求める、ビジネスシーンで使える控えめな抗議の表現です。

A: He says he forgot your birthday because he was too busy.
B: Give me a break. He posted online all day.
(A:彼、忙しくて誕生日忘れたって言ってるよ。)
(B:冗談じゃない。一日中SNSに投稿してたくせに。)
見え透いた言い訳を聞かされたときに、呆れと不信感が入り混じった気持ちを友人同士でぽんと投げ返す、感情のこもった会話例です。

あわせて覚えたい関連表現

Come on
(おいおい、いい加減にして)
give me a breakよりも幅広い場面で使える表現で、相手への疑いだけでなく催促や励ましなど、文脈次第で意味の幅がぐっと広がるのが特徴です。短く放たれることが多く、テンポの良さも魅力です。

You’ve got to be kidding me
(冗談でしょ)
give me a breakが相手への軽い抗議を含むのに対し、こちらは信じがたい事実そのものへの純粋な驚きに焦点が当たる表現で、抗議の色合いはやや薄めです。良い驚きにも悪い驚きにも使えます。

Cut me some slack
(大目に見てよ)
give me a breakが相手の言葉への呆れた反発であるのに対し、こちらは自分のミスや至らなさを大目に見てほしいと頼む、より謙虚で下手に出るニュアンスの表現です。立場が逆転している点に注意が必要です。

Note|give me a breakを職場で使うときの温度差

give me a breakは、ピーターとニールのようにお互いを信頼し合う相棒同士のやり取りでは軽妙な切り返しとして機能しますが、あらゆる場面でそのまま使えるわけではありません。

この表現は感情がそのまま声に乗るカジュアルな決まり文句であり、上司への報告や初対面の相手との会話など、丁寧さが求められる場面でそのまま口にすると、反発的・攻撃的な印象を与えかねません。実際、ビジネスの場面で似た気持ちを伝えたいときは、give me a breakをそのまま使うのではなく、I understand your concern, but…や、With all due respect, I think…のように、相手の立場を一度受け止めてから自分の意見を添える言い回しに置き換えるのが一般的です。逆に、ピーターとニールのように長年のパートナーとして信頼関係が築かれている間柄では、give me a breakは相手を軽くいなす親密さの表れにもなります。同じ苛立ちの感情でも、関係性の距離によって表現の選び方がまったく変わってくる点が、この言い回しの興味深いところです。

ピーターが遠慮なくgive me a breakと切り返せたのは、ニールとの間に軽口を許し合える関係性が既にあったからだと考えると、この一言の選び方そのものが二人の距離感を映し出しています。

言葉選びの奥に、関係性の温度が透けて見えます。

まとめ|謙遜するニールへのピーターの切り返しから学ぶ、いなし方

give me a breakは、詰め寄ってくる相手との間に一呼吸分の間を求める、breakという単語のイメージがそのまま生きた表現です。単なる「休憩をくれ」という直訳を超えて、相手の疑いや大げさな物言いに対して「そんなの当たり前でしょ」と軽やかに切り返す決まり文句として、日常会話で幅広く使われています。ドラマの中でピーターが、白々しく謙遜してみせるニールに対してこの一言を返した場面のように、見え透いた態度を真に受けずに軽やかに切り返す場面で使うと、状況の温度を軽くする一言になります。相手の大げさな物言いを真に受けて構えるのではなく、軽やかに切り返したいときの表現として、会話のレパートリーに加えてみてください。

このエピソードを見るには

(タップすると各配信サービスの視聴ページへ移動します)

※配信状況は変更される場合があります(2026年5月時点)



おすすめ記事
日常英会話を学びたい方におすすめの海外ドラマはこちら
「give me a break」のような、日常で使いやすい英語表現をもっと学びたい方におすすめです。
日常英会話が学べる海外ドラマを見る

  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次