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『ビッグバン★セオリー』シーズン7第3話「The Scavenger Vortex」は、街を巡る謎解きイベントをきっかけに、ペアの組み方や勝敗へのこだわりが登場人物どうしの本音をあぶり出す回です。登場人物は、感情をそのまま言う代わりに、説明や冗談、短い応答へ気持ちを置き換えながら相手との距離を測ります。
この記事では、ペア決めから謎解きへと進む中で交わされる会話に注目しながら、作中で使われた英語フレーズ10個を場面ごとに整理します。
あらすじ(ネタバレなし)
『ビッグバン★セオリー』シーズン7第3話では、ラージが企画した宝探しゲームに全員が参加し、意外なペアで競い合います。
レナードが「カップルで組もう」と提案すると、ペニーは自分がお荷物扱いされていると感じ、あえてシェルドンを指名します。一方、レナードの車にはバーナデットが同乗し、負けず嫌いな一面をのぞかせながらレナードをからかいます。
謎解きが進むにつれ、ペニーとシェルドンのペアは知識と勘を組み合わせて手がかりを追い、ハワードとエイミーの車では二人だけで過ごす時間の意外な共通点が見つかります。コミックショップでは、スチュアートが仲間外れにされていることをそれとなく訴え、ラージが気まずさをごまかす一幕もあります。同じ謎に挑んでも、勝ちにこだわる組と雰囲気を楽しむ組に分かれていくところに、この回らしい面白さがあります。得点や正解へのこだわりと、ペア同士の駆け引きを比べると、台詞が関係の温度差を映す仕組みが見えます。
誰が本気で勝ちにこだわり、誰が場の空気を優先するのか、ペアごとの温度差を比べながら読み進めると、この回の会話がより立体的に見えてきます。ちょっとした軽口の応酬にも、それぞれのペアらしい距離感が表れている点に注目すると読み解きやすくなります。結末の核心には触れず、ペア決めから広がった駆け引きと、そこで使われた英語表現に絞って紹介します。
このエピソードで学べる英語フレーズ
1. dodge a bullet
結果的にラッキーだった
Bernadette: I’m starting to think she dodged a bullet.
(彼女のほうこそ危機一髪で助かったのかもね。世界一のろい弾丸だけど。)
dodge a bullet は結果的に危険を免れるという意味です。ペニーとチームを組みたくないと言ってしまったレナードに対し、バーナデットがむしろペニーの方が幸運だったと皮肉る場面で使われています。運転の遅さをすぐさま茶化す続きの一言も含めて、バーナデットの負けず嫌いな一面がのぞく場面です。
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2. don’t sweat it
汗をかく
Bernadette: Don’t sweat it , my dad’s a cop.
(気にしないで、うちの父さんは警官だから。なんとかしてくれるわよ。)
don’t sweat it は気にしないでという意味です。運転の心配をするレナードに対し、バーナデットが警察官の父親を頼りにした軽口で安心させようとする場面で使われています。直後にレナードが皮肉で切り返すやり取りまで含めて、二人の掛け合いの気安さが伝わってきます。
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3. leave no stone unturned
めくり残しゼロ
Penny: To continue on your quest, leave no stone unturned.
(探求を続けるには、ひとつ残らず石をめくり尽くせ。)
leave no stone unturned はあらゆる手を尽くすという意味です。地質学研究室で見つけた謎解きの手がかりそのものの文言で、次の手がかりを探す行動を促しています。石だらけの研究室という舞台にかけた言葉遊びにもなっており、謎の答えそのものが会場を示すヒントを兼ねています。
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4. no hard feelings
(対立のあとに残る)恨み、しこり、悪感情
Leonard: Hey, Penny, I just wanted to say good luck, and I hope there’s no hard feelings.
(やあペニー、ただ幸運を祈ってるって言いたくて。それと、わだかまりが残ってないといいんだけど。)
no hard feelings は対立のあとに悪い感情が残らないようにという意味です。チームを組みたくないと言ってしまったレナードが、宝探しが始まる前にペニーへ気まずさを解消しようとする場面で使われています。すぐ近くでバーナデットに冷やかされる展開まで含めて、二人の間の気まずさが完全には解けていないことも伝わってきます。
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5. take a hint
ヒント、それとなく示すこと
Raj: Don’t worry, I can take a hint.
(大丈夫、ちゃんと察するよ。もう殺人ミステリーパーティはやらないから)
take a hint は言われなくても察するという意味です。誰も参加しなかった殺人ミステリーパーティーへの当てつけに気づいたラージが、皮肉交じりに了承する場面で使われています。この一言のあとにすぐ新しい企画を持ち出すあたりに、へこたれないラージらしさが表れています。
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6. go ahead
先に進む、どうぞ
Raj: Okay, guys, go ahead and divide yourselves into teams of two.
(はい、じゃあ皆さん、2人ずつのチームに分かれてください)
go ahead は先に進む、どうぞという意味です。ラージが宝探しゲームの説明を終え、チーム分けを促す号令として使っています。
7. figure out
理解する、解決する
Penny: How did you figure out that it was the geology lab?
(どうやってそれが地質学研究室だって分かったの?)
figure out は理解する、解決するという意味です。ペニーが謎を解いたシェルドンに、推理の道筋を尋ねる場面で使われています。
8. get over it
乗り越える、気にしない
Penny: Get over it.
(いい加減、気にしないの)
get over it は乗り越える、気にしないという意味です。自分の名前を引いたことに拗ねるシェルドンへ、ペニーが軽くいなす場面で使われています。
9. back off
引き下がる
Leonard: Back off.
(退いてくれ)
back off は引き下がるという意味です。宝探しの最中、先を急ぐバーナデットに対し、喘息持ちのレナードが自分のペースを守ろうとする場面で使われています。
10. have to admit
認めざるを得ない
Raj: Okay, okay, that-that came out wrong, but you have to admit, you all had a wonderful time.
(言い方が悪かったけど、みんな楽しい時間を過ごしたのは認めてよ)
have to admit は認めざるを得ないという意味です。企画の意図がうまく伝わらなかったラージが、それでも楽しんでもらえたはずだと食い下がる場面で使われています。
このエピソードの英語学習ポイント
ペア決めから謎解きへ進む中で、この回の英語表現は「勝ち負けへのこだわり」と「相手への気遣い」の両方に使われています。ラージがgo aheadと号令をかけてチーム分けが始まると、レナードの「カップルで組もう」という一言にペニーが反発し、シェルドンを指名する展開になります。
地質学研究室にたどり着いたペニーは、シェルドンにfigure outと謎解きの過程を尋ねますが、はぐらかされてしまいます。拗ねるシェルドンに対しては、get over itと軽くいなす言葉が交わされます。
車の中では、喘息持ちのレナードがバーナデットにback offと言い返し、負けず嫌いな一面が浮かび上がります。一方、ハワードとエイミーの車内では、共通の好きな曲を見つけて盛り上がる場面があり、勝敗そっちのけで会話を楽しむ二人の姿が、他のペアの張り合う空気と好対照をなします。
レナードは以前の失言についてno hard feelingsと持ちかけ、ラージは反省を込めてtake a hintと口にします。ゲームの終わりには、ラージがhave to admitと食い下がり、勝敗よりも全員で楽しめたかどうかに話を戻そうとします。同じ「競う」場面でも、誰に向けた言葉かによって表現の選び方が変わることに注目すると、この回の会話の流れが見えてきます。
視聴時には、謎解きそのものの正解よりも、誰がどんな態度でペアの相手と接しているかに注目すると、この回らしい発見があります。負けず嫌いなバーナデット、本音がずれるレナード、実力を見せたいペニーというように、同じゲームでも人によって力の入れどころが違う点を意識して聞くと、句動詞や決まり文句が持つ温度差までつかみやすくなります。
キャラクター別|英語の特徴
レナード|ペニーへの本音が裏目に出る
レナードの発話には、悪気なく口にした一言が誤解を招く場面が目立ちます。チーム分けの提案で、Leonard: No, because I didn’t want her on my team.と本音を漏らすと、ペニーの反発を招きます。運転の遅さを指摘されても、Leonard: I have asthma. Back off.と、自分のペースを崩しません。謎解きの最後には、Leonard: Hey, Penny, I just wanted to say good luck, and I hope there’s no hard feelings.と、素直に仲直りを申し出る一面も見せます。悪気のなさが裏目に出るのが、この回のレナードの一貫した話し方です。
バーナデット|負けず嫌いさをのぞかせる
バーナデットの発話には、普段は見えにくい負けず嫌いな一面が表れています。ペニーとシェルドンのペアについて、Bernadette: I’m starting to think she dodged a bullet.と皮肉めかして評します。安全運転すぎるレナードには、Bernadette: Come on, numb nuts, it’s the comic book store.と容赦なく発破をかけます。トラブルを心配するレナードにも、Bernadette: Don’t sweat it, my dad’s a cop.と、動じない態度を見せます。柔らかい口調のまま、勝負への本気度を隠さないのが、この回のバーナデットの話し方です。
ペニー|挑発を跳ね返して自分の力を示す
ペニーの発話は、見くびられたときほど強気になるのが特徴です。レナードにチームを組みたくないと思われたと感じると、Penny: I choose Sheldon, and we’re gonna kick your ass!と宣言します。謎を解いたときも、Penny: Shut up. I solved it.と、実力で見返す姿勢を崩しません。名前を引いて拗ねるシェルドンには、Penny: So, you picked my name. Get over it.と、あくまで軽く受け流します。侮られた悔しさを行動で示すのが、この回のペニーの一貫した態度です。
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