ドラマで学ぶ英会話|『BONES』S03E03に学ぶ「give up hope」の意味と使い方

give up hope

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

人生の壁にぶつかった時や、もがき苦しむ人々の心を表現する深いフレーズをご紹介します。

ドラマの心温まる名シーンから大人の英語を学びましょう。

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

エピソード終盤、ダイナーでのシーンです。

愛や絆の存在を疑うブレナンに対し、ブースが「なぜ人は繋がりを求めるのか」を静かに語りかけます。

彼の言葉の裏で、ラボの仲間たちがそれぞれ孤独や愛情と向き合う姿が映し出される感動的な場面です。

Booth: Some, they just give up hope because in their mind they’re thinking ‘Oh, there’s nobody out there for me.’
(中には、ただ希望を捨ててしまう者もいる。「ああ、自分に合う人なんて世の中にはいないんだ」と思い込んでね。)

Booth: But making love? Making. Love. That’s when two people become one.
(でも愛し合うってことは?愛を、作るんだ。その時、二人は一つになる。)

Brennan: It is… scientifically impossible for two objects to occupy the same space.
(二つの物体が同じ空間を占めるなんて…科学的に不可能よ。)

Booth: Yeah, but what’s important is we try. And when we do it right, we get close.
(ああ、でも大事なのは挑戦することだ。上手くいけば、近づくことができる。)
BONES Season3 Episode3 (Death in the Saddle)

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シーン解説と心理考察

「自分には誰もいない」と孤独に打ちひしがれる人々の心理を、ブースは深い共感を持って代弁しています。

しかし、彼のロマンチックな語りかけに対しても、ブレナンは「二つの物体が一つになるのは科学的に不可能」と冷徹な事実を突き返します。

この決して交わらないように見える二人の対話こそが、不器用ながらも「希望を捨てずに他者と近づこうとする」人間のいじらしさを浮き彫りにする、素晴らしいコントラストを生み出していますね。

フレーズの意味とニュアンス

give up hope
意味:希望を捨てる、見切りをつける、諦める

give up(諦める)という基本動詞に hope(希望)を組み合わせたシンプルな表現ですが、非常に強い喪失感と決断を伴う言葉です。

実践的に使う際は、後ろに of -ing をつけて「give up hope of finding(見つける希望を捨てる)」としたり、that節を繋げて「give up hope that it will work(うまくいくという希望を捨てる)」とするなど、具体的な内容を補足する形がよく使われます。

【ここがポイント!】

この表現の核心は、「単なる行動の中断」ではなく、「心の中の期待や信念を手放してしまう心理的敗北」にあります。

例えば、雨で予定をキャンセルする程度のことには使われません。

恋愛、病気の治療、あるいは大きな夢など、人生における重要なテーマに対して「もう無理だ」と心を閉ざしてしまう、そんな重い決断や悲しみが込められているのが特徴です。

実際に使ってみよう!

Even when things get really tough, you should never give up hope.
(状況がどんなに厳しくなっても、絶対に希望を捨てちゃダメだ。)
困難に直面している友人や大切な人を励ます際の、非常に力強く温かいフレーズです。never を伴うことで、「絶対に諦めないで」という強いエールになります。

The rescue team hasn’t given up hope of finding survivors.
(レスキュー隊は、生存者発見の希望をまだ捨てていない。)
give up hope of -ing(〜する希望を捨てる)を使った定番の形です。ニュース報道などでも頻出する表現で、絶望的な状況下での粘り強い努力を描写する際に使われます。

Don’t give up hope on him just yet. He’s trying his best.
(まだ彼を見限らないであげて。彼なりに一生懸命やってるんだから。)
give up hope on + 人(〜への希望を捨てる、見限る)という形です。相手の成長や変化を信じるのをやめてしまう、という人間関係の機微を表す際に非常に便利な言い回しですね。

『BONES』流・覚え方のコツ

ダイナーの席で向かい合う二人の姿を思い浮かべてみてください。

「科学的・物理的な事実」だけで世界を割り切ろうとするブレナンの冷たい理屈に対して、ブースが「目に見えない温かい希望(hope)」を説いている情景です。

ロジックだけでは説明できない人間の泥臭い感情を give up(手放す)という行為として、この二人の正反対なキャラクター像と重ね合わせると、フレーズの持つ奥深さがスッと記憶に定着しますよ。

似た表現・関連表現

lose hope
(希望を失う)
give up が「自らの意志で希望を捨てる」という能動的な決断のニュアンスを持つのに対し、lose は「状況の悪化などによって自然と希望が失われていく」という状態変化を表します。より強い無力感が漂う表現です。

give up on
(〜に見切りをつける、〜を見捨てる)
特定の人や物事に対して見込みがないと判断し、手を引く場合に使われます。hopeという言葉を使わずとも「諦め」の感情をストレートに表現できる日常的なカジュアル表現です。

hold out hope
(一縷の望みを抱き続ける)
give up hope の完全な対義語としてセットで覚えたいフレーズです。状況が絶望的であっても、心のどこかでまだ奇跡や好転を信じている、という切実な心理を表します。

深掘り知識:英語圏における「Hope」の持つ特別な力

日本語の「希望」は漠然とした未来への願いを指すことも多いですが、キリスト教の文化的土壌を持つ英語圏において「Hope(希望)」は、Faith(信仰)や Love(愛)と並んで非常に重要で力強い概念とされています。

どんな困難な状況下でも「未来は必ず良くなる」と信じる強い精神力の表れであり、それを give up(手放す)ということは、単なる計画の変更ではなく「精神的な敗北」に近い重みを持ちます。

だからこそ、映画やドラマのクライマックスでは “Don’t give up hope!” というセリフが人々の心を強く揺さぶるのです。

言葉の裏にある文化的背景を知ると、シンプルな英単語の響きが一段とスケールアップして聞こえてきますね。

まとめ|心の機微を伝えるフレーズで大人の英会話を

今回は、人間の深い心理と葛藤を描写する「give up hope」をご紹介しました。

単語としては中学英語レベルのシンプルなものばかりですが、組み合わせることでネイティブの心にストレートに響く強力な表現になります。

自分の気持ちを伝える時や、誰かに寄り添いたい時にこのフレーズを自然に使えるようになると、英語でのコミュニケーションがより温かいものになりますよ。

ぜひドラマの余韻とともに味わってみてくださいね。

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