海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
日常会話で「たまにね」「時々やるよ」と言いたい時、いつも sometimes ばかりを使っていませんか?
「時々」を表す言い方には、sometimesのほかにも様々な表現があります。今回は、不定期に「たまに」起こることを伝える言い方を見ていきましょう。
今回は、少し長めのフレーズですが、会話の表現力をグッと引き上げてくれる、とてもドラマチックで便利な言い回しをご紹介します。
「every once in a while」の意味とニュアンス
every once in a whileは「たまに・時々」という意味です。頻繁ではなく、不定期に起こることを述べるときに使います。何日に1回、何%といった決まった頻度を示す表現ではなく、具体的な間隔は話している内容によって変わります。
every once in a whileはどのくらいの頻度?
「いつもではなく、たまに起こる」という程度を表します。週に1回、年に1回などの回数は、この表現だけでは決まりません。出来事が特別に感じられる場面でも使えますが、「貴重な出来事」や「嬉しい出来事」だけに使うわけではありません。
文法的には「副詞句」として働きます。
文末に置く(I go there every once in a while.)形と、文頭に置く(Every once in a while, I go there.)形のどちらも使えます。行動がどのくらいの頻度で起こるかを補足します。
実際にそのシーンを見てみよう!
エピソードの終盤、ブース捜査官とブレナン博士がダイナーで向かい合っているシーンです。
「自分に合う人なんていない」と希望を捨てる人々がいる一方で、なぜ人は愛や繋がりを求め続けるのか。
ブースが人と人のつながりを語り、ブレナンが「科学的見地」から応じる、この二人ならではのやり取りです。以下は会話からの抜粋です。
Booth: Every once in a while, two people meet. And there’s that spark. [中略] And maybe that’s all they see at first…
(たまに、二人の人間が出会い、そこに火花が散る。[中略]最初はそれしか見えないかもしれないが……)
※省略した部分では、相手の容姿など、身体的な魅力に触れています。Booth: But making love? Making. Love. That’s when two people become one.
(でも、愛し合うってことは?愛を確かめ合うことだ。その時、二人は一つになる。)
※make love はここでは、性的な意味で「愛し合う」ことを指します。Brennan: It is… scientifically impossible for two objects to occupy the same space.
(二つの物体が同じ空間を占めるなんて…科学的に不可能よ。)Booth: Yeah, but what’s important is we try. And when we do it right, we get close.
(ああ、でも大事なのは挑戦することだ。上手くいけば、近づくことができる。)
BONES Season3 Episode3 (Death in the Saddle)
シーン解説と心理考察
ブースは、たまに人と人が出会って惹かれ合うことを語り、最初の身体的な魅力から、愛し合うことによるつながりへと話を進めます。
二人が一つになるというブースの比喩に対して、ブレナンは、二つの物体が同じ空間を占めることは科学的に不可能だと応じます。
ブースはその指摘を否定せず、近づこうとすることが大事なのだと返します。
論理と感情という決して交わらない二つの線が、お互いを尊重しながら寄り添っている、とても美しいシーンですね。
実際に使ってみよう!
I usually cook at home, but I like to treat myself to a nice dinner every once in a while.
(普段は自炊だけど、たまには美味しいディナーで自分にご褒美をあげるのが好きなの。)
「普段のルーティン」と「たまの特別な出来事」を対比させる、非常に実用的でよく使われるパターンです。文末にポンと置くことで、英語らしい自然なリズムが生まれますね。
Every once in a while, you just need to unplug and relax.
(たまには、デジタル機器から離れてリラックスすることも絶対に必要だよ。)
文頭に持ってくるパターンです。相手にアドバイスをしたり、一般的な真理を語ったりする時に文頭に置くと、その後のメッセージがスッと相手の心に入りやすくなります。
We don’t see each other often, but we catch up every once in a while.
(しょっちゅう会うわけじゃないけど、たまに近況報告し合ってるよ。)
友人や昔の同僚との距離感を説明する時に便利な言い回しです。毎日連絡を取るわけではないけれど、関係性はしっかり続いている、という大人の心地よい距離感を表現できますよ。
『BONES』流・覚え方のコツ
ダイナーで、ブースがたまに起こる出会いと人同士のつながりを語る場面を思い浮かべてみてください。ブレナンの科学的な指摘に対しても、近づこうとすることが大事だと話を続けます。
ここでは、ブースが語る「たまに起こる出会い」という場面と結びつけて覚えましょう。
この場面の特別な響きは会話の文脈から生まれます。every once in a while自体は、日常のささいな出来事にも使える表現です。
似た表現・関連表現
from time to time
(時々、たまに)
every once in a while と同じく、不定期に起こることを表せます。会話にも文章にも使える表現で、ビジネスや目上の人との会話に限られるわけではありません。
once in a blue moon
(ごく稀に、めったに〜ない)
「滅多に起こらないこと」を強調しますが、具体的な回数や年数が決まっているわけではありません。
on and off / off and on
(断続的に、したりしなかったり)
「たまに」というよりは、スイッチがついたり消えたりするように「不規則に繰り返す」状態を表します。雨が降ったり止んだりしている天気や、くっついたり別れたりを繰り返しているカップルなどを描写するのに便利ですね。
Note|everyの有無とonce in a whileとの関係
everyは省いても使える?
ここでは、every once in a whileというひとまとまりの慣用表現として覚えましょう。辞書では(every) once in a whileとも示され、everyを省いたonce in a whileも「たまに・時々」の意味で使えます。everyの有無だけで回数や割合が決まるわけではありません。
まとめ|不定期の「たまに」を表現する
every once in a whileは、不定期に「たまに・時々」起こることを表せます。
少し長めのイディオムですが、文頭や文末にそのままポンと置くだけで使えるので、実はとても実践的な表現です。
具体的な頻度は文脈によって変わります。身近な出来事が「たまに」起こることを伝えたいときに使える表現です。


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