「My boy doesn’t lie」と「I’m sorry to disappoint you」で学ぶ、身内をかばう・本音を認める英語|『メンタリスト』S02E10で学ぶ英会話

『The Mentalist』コラム: 「My boy doesn't lie」と「I'm sorry to disappoint you」で学ぶ、身内をかばう・本音を認める英語|『メンタリスト』S02E10で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『メンタリスト』シーズン2エピソード10には、事情聴取の場で交わされる、親子の短いやり取りがあります。今回の記事で取り上げるのは、息子をかばおうとする父親の言葉と、それでも自分の言葉で答えようとする息子の言葉から、”I’ve got this”や”I’m sorry to disappoint you”といった英語表現です。

事件の詳細には立ち入らず、聴取の場に流れる親子のやり取りに目を向けながら、表現の使い方を見ていきます。

目次

「I’ve got this」と「My boy doesn’t lie」― 割って入り、かばう言葉

事情聴取の場で、まず口を開くのは父親のドクです。捜査官から向けられた疑いに対し、はっきりと否定する一言から始まります。

Doc: It’s just not true.
(そんなことはない。)

Scotty: Dad— Hey, I’ve got this.
(父さん――ここは僕に任せて。)

Doc: My boy doesn’t lie. If he said he didn’t—
(うちの息子は嘘をつかない。本人が違うと言うなら――)

The Mentalist Season2 Episode10 (Throwing Fire)

I’ve got this は「ここは自分に任せて」「自分で対応できる」と伝える口語表現です。相手の発言に割って入り、その場を引き取る場面でよく使われ、ここでは息子のスコッティが父の弁護を遮り、自分の言葉で語ろうとする姿勢が表れています。日常の場面でも、電話対応や作業を代わろうとするときに一言添える定番の言い回しとして使われています。一方のmy boy は、単に「息子」を指すだけでなく、身内への愛着を込めた呼び方です。If he said he didn’t— という言い切らない形は、相手の言葉をそのまま信じているという態度の表れで、疑いを差し挟む余地のない言い方になっています。父が子をかばおうとする一言と、それを引き取ろうとする子の一言が、短いやり取りの中に並んでいます。

「I did」と「I’m sorry to disappoint you」― 認める言葉、詫びる言葉

父の言葉を受けて、スコッティは自分の口から状況を説明します。

Scotty: I did. I went to see him, all right? But, I mean, I didn’t kill him.
(行ったんだ。会いに行った、それは本当だ。でも、殺してはいない。)

The Mentalist Season2 Episode10 (Throwing Fire)

I did. という短い一言は、父の「嘘をつかない」という言葉とは裏腹に、事実を認める意思表示です。But, I mean, ~ は、直前の発言に説明を加えるときに使う言い回しで、誤解を避けたい気持ちや、言葉を選びながら続けようとする様子が伝わってきます。聴取の終わりには、父に向けたもう一つの言葉が続きます。

Scotty: Yeah. I’m sorry to disappoint you, Dad.
(ああ。がっかりさせてごめん、父さん。)

The Mentalist Season2 Episode10 (Throwing Fire)

I’m sorry to disappoint you は「がっかりさせてしまってごめんなさい」と、相手の期待に応えられなかったことを詫びる言い回しです。謝罪の対象が行動そのものではなく、相手の気持ちに向けられている点が特徴で、ここでは父の思いに応えられなかったことへの複雑な感情がにじみます。日常の場面でも、I’m sorry to disappoint you, but ~ と続けて理由を添える形でよく使われる言い回しです。かばおうとする言葉と、それでも認める言葉が交わされるこの場面には、身内ならではのやり取りの緊張感が漂っています。

まとめ|かばう言葉と、認める言葉

I’ve got thisやmy boy doesn’t lieには身内をかばう気持ちが、I’m sorry to disappoint youには本音を認める気持ちが表れています。短いやり取りの中に、親子それぞれの立場が見えてきます。

『メンタリスト』の場面から、これからも人と人との距離が伝わる英語表現を見ていきます。

このエピソードの英語表現は、フレーズ記事やエピソードまとめでも扱っています。

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