『フレンズ』S04E02 で英語学習|あらすじ&厳選フレーズ10選
海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。『フレンズ』シーズン4第2話では、ジョーイとチャンドラーが自作の家具を手放そうと値段交渉を続け、レイチェルは高校時代の同級生と久しぶりに連絡を取り直します。その一方でフィービーは、アパートに迷い込んだ一匹の猫を亡き母親の生まれ変わりだと信じ込み、周囲がどれだけ説得しても手放そうとしません。条件や値段で割り切って手放そうとする言葉と、証拠が何もなくても手放さない言葉、その落差がこの回の会話には表れています。
あらすじ(ネタバレなし)
『フレンズ』シーズン4第2話では、ジョーイとチャンドラーは自作した木製のエンターテインメントセンターを手放そうと売りに出す。レイチェルとモニカは高校時代の人気者チップ・マシューズをめぐって思わぬ形で再会する。そんな中、フィービーはアパートに迷い込んできた1匹の猫が、亡くなった母親の生まれ変わりだと信じ込み始める。それぞれの思い込みや過去との向き合い方が、コミカルに交差する一話。『フレンズ』S04E02のあらすじを追うときは、誰が何を根拠に自分の考えを譲らないでいるのかに注目すると、会話のすれ違いが見えてくる。
このエピソードで学べる英語フレーズ10選
1. give someone a call
(人に)電話をかけるという意味です。
Ross: Why don’t you give him a call?
(電話をかけてみたら?)
電話をかけてきた高校時代の相手に折り返すよう、背中を押す場面での一言です。Why don’t you〜?という提案の形を取ることで、命令ではなく助言として伝える柔らかい言い方になっています。
2. get rid of
(不要なものを)処分する、手放すという意味です。
“You guys having any luck getting rid of the entertainment center?”
(家具を手放すの、うまくいってる?)
自作の家具を売ろうとしている二人に、進み具合を尋ねる場面での一言です。having any luck〜?という聞き方が、うまくいっていないだろうという含みを持たせながら様子をうかがう響きになっています。
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3. work out
(物事が)うまくいく、うまく運ぶという意味です。
Joey: There were a couple calls last night but I don’t think any of them are going to work out.
(昨夜何件か電話はあったけど、どれもうまくいきそうにないな)
家具の買い手候補について、成約は難しそうだと見通しを語る場面での一言です。a couple callsという実績を先に示してからI don’t think〜と続けることで、まったく反応がないわけではないと一応取り繕いながら落胆を伝える言い方になっています。
4. suck someone into
(人を)議論・話に巻き込むという意味です。
“You’re not going to suck me into this.”
(その話に私を巻き込もうとしても無駄よ)
猫が母親の生まれ変わりだという話に巻き込まれまいと、距離を置こうとする場面での一言です。You’re not going to〜という強い否定形が、これ以上議論に付き合う気はないという線引きをはっきり示しています。
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5. split ~ ways
〜通りに分ける、山分けするという意味です。
“Yeah, a $200 reward split five ways.”
(そう、200ドルの謝礼を5人で山分けにしてね)
迷い猫の飼い主に懸賞金があると知り、頭の中で山分けを計算する場面での一言です。$200という具体的な金額のあとにsplit five waysと続けることで、猫の心配よりも先に損得勘定が働いていることが伝わってきます。
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6. knock off
(価格を)値引きするという意味です。
Joey: If I can’t I’ll knock five bucks off the price of the unit.
(もし入れなかったら、5ドル値引きするよ)
自作の家具を売り込む交渉の中で、値引きを持ちかける場面での一言です。If I can’t〜という条件を先に置いてから値引き額を示す構成が、失敗のリスクごと価格に織り込む商談口調になっています。
7. lose touch
(人と)疎遠になる、連絡が途絶えるという意味です。
“You know, after high school you just kind of lose touch.”
(ほら、高校を出たら自然と疎遠になるものでしょ)
高校時代の同級生たちの近況を尋ねられ、疎遠になった経緯を説明する場面での一言です。you justというぼかした言い方が、特定の理由を挙げるのではなく、時間の経過そのものを原因にする話し方を作っています。
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8. give up
(何かを)手放す、あきらめるという意味です。
Chip: Like I’d give up that job.
(あの仕事を手放すわけないでしょ)
待遇の良い今の仕事を手放す気はないと言い切る場面での一言です。Like I’d〜という言い方が、そんなことはあり得ないという前提を最初から相手と共有しようとする話し方になっています。
9. I’m set
もう十分足りている、間に合っているという意味です。
Monica: I’m set.
(もう十分だよ)
追加の申し出を丁寧に断る際に使われる、口語的な言い回しです。まず一言お礼を述べてから短く言い切ることで、断りながらも角が立たない受け答えになっています。
10. enough is enough
もう十分だ、いい加減にしろという意味です。
“Enough is enough!”
(いい加減にして!)
亡き母をめぐる思い込みに付き合いきれなくなり、思わず声を荒げる場面での一言です。制止の言葉を重ねたあとに本題のこの一言が続き、感情がこみ上げてから言葉が追いついてくる話し方になっています。
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このエピソードの英語学習ポイント
家具の売買をめぐる場面では、get rid ofやwork out、knock offのように、値段や条件を前提にした言い回しがまとまって登場します。knock five bucks off the price of the unitのように、値引き額を条件付きで提示する言い方は、交渉の余地を残しながらも最終的には手放すことを前提に話が進んでいる点が特徴です。
一方、猫をめぐる場面では、根拠が乏しくても意見を譲らない話し方が続きます。You’re not going to suck me into this.は、相手の主張に反論するのではなく、そもそも議論に付き合わないという形で自分の立場を守る言い方です。最後にNo, no! Hey! Enough is enough!と声を荒げる場面でも、理屈で説得しようとするのではなく、感情の高まりをそのまま言葉にぶつける形になっています。物を手放す場面では条件や値段の言葉が使われ、思い込みを手放さない場面では感情や拒絶の言葉が使われるという違いは、聞き比べると分かりやすくなります。
高校時代の同級生との会話では、lose touchのように、疎遠になった時間の経過をぼかして語る言い方も登場します。相手を安心させたいのか、それとも本音を隠したいのかを考えながら聞くと、同じ「昔の話」でも話し方の温度が違って聞こえてきます。ドラマをもう一度見るときは、字幕で意味を確認したあと、字幕を外して条件を提示する言い方と感情をぶつける言い方の違いを聞き取ってみましょう。
キャラクター別|英語の特徴
ジョーイ|身近な物のやり取りに値段の言葉を持ち込む
台本では、家具を売りに出す二人について、周囲から”Joey has a very careful screening process. Apparently, not everyone is qualified to own wood and nails.”と評される場面がある。買い手を選ぶ基準が家具の値段や実用性ではなく、独自の审査基準になっているというからかいで、身近な物のやり取りにまで一定の手順を持ち込もうとする姿勢が周囲の言葉から浮かび上がる。
この家具の売買をめぐる一連のやり取りでは、ジョーイの発話としてknock five bucks off the price of the unitのように、値引き額を条件付きで示す言い方が確認できる。ほかにもcanoeとの交換を巡って条件を出し合う場面が続き、値段や条件を軸に会話が進むところに、感覚よりも数字で押し引きしようとする話し方の特徴が表れている。なお、この一連のやり取りの一部は台本に話者ラベルが付されておらず、個々の発話者を厳密に特定できない箇所も残るため、そうした箇所は場面全体の話し方の傾向として扱う。
レイチェル|気まずさを自己紹介の言い直しでほぐす英語
台本では、レイチェルの発話として”Chip. Hi. It’s Rachel. Rachel Green.”が確認できる。バーで偶然会っただけの相手に電話をかけ直す場面で、名前だけでは伝わらないかもしれないと、フルネームを言い直して念を押している。数年ぶりの相手に自分を思い出してもらえるかどうか測りかねている緊張が、この言い直しの中に表れている。
この電話の場面ではさらに、after high school you just kind of lose touchのように、疎遠になった時間をぼかして語る言い方も続く。名乗り方を工夫したり、疎遠になった経緯を具体的な理由なしに語ったりするところに、相手との距離を測りながら会話を進めようとする慎重さが読み取れる。
フィービー|証拠より気持ちを優先して押し通す英語
台本では、フィービーの発話として”You’re not going to suck me into this.”が確認できる。迷い込んだ猫が亡き母親の生まれ変わりだという考えを疑われた直後の一言で、相手の反論に理屈で応じるのではなく、そもそも議論に付き合わないという形で自分の立場を守っている。You’re not going to〜という強い言い切りに、説得されるつもりがないという姿勢がはっきり表れている。
この考えを最後まで譲らない態度は、周囲がNo, no! Hey! Enough is enough!と声を荒げるところまで場を動かしていく。証拠を示されても意見を変えず、相手が根負けするまで自分の見方を通そうとするところに、感情を優先させるタイプの話し方の特徴が表れている。
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