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『ビッグバン★セオリー』シーズン3 第4話は、コロンブスデーにちなんだ映画を観ながらアパートでくつろいでいたところ、ペニーが感謝祭に何を見るかを尋ねる場面から始まります。今回は、この場面をきっかけに、アメリカの感謝祭にまつわる過ごし方を紹介します。
テレビ中継の定番と、家庭ごとに好みが分かれる付け合わせという、二つの切り口から見ていきましょう。
感謝祭に見るテレビ中継、パレード
コロンブスデーにちなんだ映画を観ながら雑談していたところ、ペニーがふと感謝祭の話題を持ち出します。
Penny: Okay. What do you watch on Thanksgiving?
(ねえ、感謝祭には何を見るの?)Sheldon: The parade.
(パレードだ。)TBBT Season3 Episode4 (The Pirate Solution)
シェルドンが即答する The parade. は、感謝祭の朝にテレビ中継されるパレードを指しています。感謝祭当日の朝、風船の巨大なキャラクターの山車や楽団の行進が街を練り歩く様子を生中継で放送する番組は、多くの家庭で長年親しまれてきた定番の朝の過ごし方として知られています。年末商戦の始まりを告げる位置づけでもあり、家族で食卓の準備をしながらテレビをつけておく、という光景も少なくないようです。
感謝祭そのものは11月の第4木曜日に定められている祝日で、学校や職場が休みになり、遠方の家族が集まる機会としても位置づけられています。アメリカ各地の都市でも同様のパレード中継が放送されることがあり、地域によって観る対象が異なる場合もあるようです。ハワードとレナードが話していたコロンブスデーの映画鑑賞のような娯楽とはまた別に、感謝祭という季節の行事にはそれ専用の定番コンテンツがあることが、シェルドンの短い一言から伝わってきます。
「何を観るか」という問いに、番組名でも放送局名でもなく行事名だけで即答している点も見どころです。パレードという言葉が感謝祭の朝の過ごし方そのものを指す共通の符丁として定着していることが、この短いやりとりから読み取れます。
家に招く感謝祭と、クランベリーゼリーかソースか論争
パレードの話のあと、ペニーは今年は自宅で感謝祭を開くつもりだと切り出し、レナードたちを招待します。
Penny: Anyway, I was thinking I’d have thanksgiving here, and you are all invited.
(とにかく、今年はここで感謝祭をしようと思ってるの。みんな招待するわね。)Leonard: Oh. I’ll be there.
(ああ。行くよ。)Sheldon: Will you be serving cranberry jelly or cranberry sauce?
(クランベリーゼリーとクランベリーソース、どちらを出すつもりだ?)Penny: I guess I could serve both.
(両方出せばいいんじゃない。)TBBT Season3 Episode4 (The Pirate Solution)
cranberry jelly(缶詰から出してそのまま輪切りにできる、ゼリー状に固まったタイプ)と cranberry sauce(果肉が残ったソース状のタイプ)は、どちらも感謝祭のごちそうに添えられる定番の付け合わせとされていますが、どちらを用意するかは家庭ごとに好みが分かれる話題としてしばしば語られます。缶の形そのままの輪切りで食卓に並ぶジェリー状のタイプと、鍋で果実を煮詰めて作る手作り志向のソース状のタイプとでは、見た目も作り方も対照的で、どちらを「正統」とするかは家庭や世代によって受け止め方が異なるようです。決めかねているペニーに対して、シェルドンが律儀に二択で尋ねる几帳面さも、この場面らしいやりとりです。ペニーの I guess I could serve both.(両方出せばいい)という答えは、対立を深追いせず両方採用してしまう、断定を避けた気の利いた返し方と言えます。
感謝祭の時期には、七面鳥をはじめとするごちそうを持ち寄ったり、遠方から集まったりする過程そのものも話題になりやすく、渋滞や空港の混雑がニュースで取り上げられることも少なくないようです。ペニーが自宅を開放して友人たちを招く発想も、血縁の家族に限らず気心の知れた仲間で食卓を囲む、感謝祭ならではの過ごし方の一例と言えます。
まとめ|感謝祭の過ごし方は、家庭の数だけある
朝はパレードのテレビ中継を眺め、夜は誰かの家に集まって食卓を囲む。クランベリーはゼリーかソースか、あるいは両方か。ちょっとした雑談から浮かび上がる感謝祭の過ごし方には、決まりきった正解があるわけではなく、家庭ごとの色が出る行事であることがうかがえます。
次回も『ビッグバン★セオリー』を通して、アメリカの文化や英語表現を見ていきましょう。
このエピソードの雇用をめぐるやりとりは、他のコラム記事でも扱っています。


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