「Dad’s going to walk you down the aisle.」に見る、家族への約束と決意の言い方|『CHUCK』S02E09で学ぶ英会話

『CHUCK』コラム: 「Dad's going to walk you down the aisle.」に見る、家族への約束と決意の言い方|『CHUCK』S02E09で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回扱うのは、『CHUCK』シーズン2 第9話に登場する、家族への約束を宣言する言い方と、根拠が薄くても自分を鼓舞して決意を示す言い方です。結婚式を控えたエリーが、心の奥にしまっていた本音をふと漏らすと、弟のチャックがとっさに約束の言葉を口にする場面が描かれています。

将来の役割を言い切る宣言の言い方から、決意を示す言い方、そしてそれを半信半疑で問い返す言い方まで、順番に見ていきます。

目次

家族の将来の役割を、とっさに宣言する言い方

自宅でチャックと話していたエリーは、長年心の中にあった思いをふと口にします。結婚式当日のことは何もはっきり思い描けていなかったけれど、ただ一つだけ、父に見送られてバージンロードを歩くことだけは願っていたという話です。それを受けて、チャックはとっさに言葉を返します。

Chuck: Dad’s going to walk you down the aisle.
(父さんが、エリーをバージンロードで送るよ。)

CHUCK Season2 Episode9 (Chuck Versus the Sensei)

Dad’s going to ~ は、be going to を使って未来の出来事を確信を持って言い切る形です。断言できる根拠があるわけではないものの、家族の将来の役割をその場で宣言する強い言い方になっています。姉の願いを聞いた直後にとっさに出てくる一言だからこそ、計算より勢いが先に立っている様子も伝わってきます。これに対して、エリーは現実的な立場から言葉を返します。

Ellie: You can’t say that, Chuck. I know that you want that for me, but we haven’t heard from him in a really long time.
(そんなこと言わないで、チャック。私のためを思って言ってくれてるのは分かるけど、父からはもう本当に長いこと連絡がないのよ。)

CHUCK Season2 Episode9 (Chuck Versus the Sensei)

You can’t say that は、相手の発言そのものを軽くたしなめる言い方です。頭ごなしに否定するのではなく、I know that you want that for me と相手の気持ちを先に認めたうえで but と続けているところに、優しさと現実的な判断が同居している様子が読み取れます。we haven’t heard from him in a really long time という現在完了の言い方は、過去の一時点の出来事ではなく、連絡が絶えた状態がそのままずっと続いていることを伝える表現です。

根拠は薄くても、自分を鼓舞して決意を示す言い方

エリーの現実的な返しを受けても、チャックは引き下がりません。短い文を重ねながら、自分自身に言い聞かせるように言葉を続けます。

Chuck: Yeah. Well, I’m going to find him. I’m a smart guy. I can do that.
(ああ。それでも、僕が父さんを見つけるよ。僕は頭がいいんだ。できるさ。)

CHUCK Season2 Episode9 (Chuck Versus the Sensei)

I’m going to find him に続けて I’m a smart guy. I can do that. と短い文を重ねているのが見どころです。確かな計画があるわけではなく、自分の長所を根拠に自分自身を鼓舞して、決意を言葉にしているのが伝わってきます。一文ずつ区切って積み重ねる構成そのものが、迷いを振り切ろうとする勢いを感じさせる作りになっています。この宣言に対して、エリーは半信半疑の問いを返します。

Ellie: Come on. You really think he’s going to make it?
(もう、やめてよ。本当に、父さんが来てくれると思ってるの?)

CHUCK Season2 Episode9 (Chuck Versus the Sensei)

Come on. は、相手の言葉を軽くいなす時に使う一言です。You really think ~? という聞き返しの形が、チャックの決意を頭ごなしに否定せず、それでも実現の見通しには疑いを残しているエリーの複雑な気持ちを表しています。根拠のない宣言と、それを分かっていながらも問い返す姉のやり取りには、軽くいなしつつも本気で心配しているという、姉弟らしい距離の近さが表れている場面です。

まとめ|家族への約束と決意の言い方

Dad’s going to ~ と将来の役割を言い切る宣言から、I’m going to find him と自分を鼓舞する決意の言い方、そして You really think ~? と半信半疑で問い返す言い方まで、家族を思う気持ちが率直な言葉に表れる場面でした。

次回も『CHUCK』の会話とともに、英語表現の型を見ていきましょう。

このエピソードで扱った英語表現は、フレーズ記事やエピソードまとめでもあわせて確認できます。

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