『ホワイトカラー』S01E10 で英語学習|あらすじ&厳選フレーズ10選

『White Collar』シーズン1 エピソードまとめ
EPISODE GUIDE
White Collar
Season 1 Episode 10

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。『ホワイトカラー』シーズン1第10話では、ジューンの孫娘の腎移植をめぐり、慈善団体を隠れみのにした疑惑を追うため、ピーターとニールが医師になりすましてテニス大会に潜入します。ニールは相手の懐に入り込む遠回しな話し方を崩さず、ピーターは昔使った口説き文句をそのまま今の妻への言葉として使い、モジーは困った運転手を演じるときも理屈っぽい愚痴を崩しません。役を演じているときと素のときとで、言葉遣いがどこまで変わり、どこまで変わらないかが、この回の会話の見どころです。

目次

あらすじ(ネタバレなし)

『ホワイトカラー』シーズン1第10話は、ジューンの孫娘サマンサが腎移植のドナーリストから外されてしまう場面から始まる。途方に暮れるジューンのもとに、多額の寄付と引き換えにドナーを見つけると持ちかける慈善団体「ハーツ・ワイド・オープン」の存在が浮かび上がる。相談を受けたピーターとニールは、団体の運営を仕切るメリッサに接触し、医師に扮してテニス大会に潜入する。団体を率いるドクター・パウエルの周辺を探るうち、彼自身が抱える持病と、団体の運営に不自然な点があることが見えてくる。『ホワイトカラー』S01E10のあらすじをたどるときは、誰が素の言葉で話し、誰が役柄の言葉で話しているかにも注目したい。

このエピソードで学べる英語フレーズ

1. give me a hand

手を貸してほしい、手伝ってほしいという意味です。

Mozzie: Oh, officer, hi, can you give me a hand here?
(あ、お巡りさん、どうも。ちょっと手を貸してもらえますか。)

メリッサの車に忍び込む口実として、モジーが警官に、車に鞄を閉じ込めてしまい妻が違う鍵を持って行ってしまったと困った様子で助けを求める場面です。実際には芝居だとわかっていても、言い方そのものは本気で困っている人と変わりません。

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2. stick one’s nose where it didn’t belong

余計な詮索をする、口を出すべきでないことに首を突っ込むという意味です。

Peter: Started sticking his nose where it didn’t belong.
(そこでジミーは、首を突っ込むべきでないことに首を突っ込み始めた。)

かつての情報提供者ジミー・バーガーが本来の役割を超えて首を突っ込んだ結果、命を落としたとピーターが振り返る場面です。原因と結果を淡々とつなげる言い方に、感情を抑えた語り口が表れています。

3. run the show

仕切る、取り仕切るという意味です。

Peter: Because Jimmy Burger is an example of what happens when you try running the show on your own.
(なぜなら、ジミー・バーガーは、独りで仕切ろうとするとどうなるかを物語る一例だからだ。)

かつての情報提供者ジミー・バーガーが単独で動いた末に命を落とした逸話を語り、ニールに単独行動を戒める場面です。たとえ話を持ち出しながらも、結論だけははっきり言い切っています。

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4. get your hands dirty

自ら手を汚す、汚れ仕事をするという意味です。

Melissa: You boys willing to get your hands dirty?
(あなたたち、手を汚す覚悟はある?)

テニス大会のボランティアを募るメリッサが、医師に扮したニールとピーターに現場作業をこなす気があるか尋ねる場面です。willingという一語に、相手の本気度を軽く試すような響きがあります。

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5. keep a small circle

付き合う人をごく少数に絞る、狭い交友関係を保つという意味です。

Melissa: He keeps a small circle.
(彼は付き合う相手をごく少数に絞っているの。)

パウエルにどれだけ近づけるか探るニールに対し、メリッサが彼の心を許す相手はごく限られていると告げる場面です。短い一文で、これから先の潜入がそう簡単ではないことを予告しています。

6. have the perfect cover

完璧な隠れみのを持っている、申し分のない偽装ができているという意味です。

Neal: Peter, he’s got the perfect cover here.
(ピーター、彼はここで完璧な隠れみのを手に入れている。)

FBIの会議室で状況を整理する場面で、慈善活動という立場が捜査の目をかいくぐるのにうってつけだと、ニールがピーターに指摘する場面です。相手の巧妙さを認めながらも、どこか感心したような口ぶりがのぞきます。

7. doctor one’s books

帳簿を改ざんするという意味です。

Mozzie: I’d be doctoring my books right now, too.
(僕だったら、今ごろ帳簿をごまかしているところだよ。)

FBIが財務記録を要求したとニールから聞かされたモジーが、自分がパウエルの立場でも今ごろ帳簿をごまかしているだろうと漏らす場面です。他人事のはずの犯罪に、あっさり自分を重ねてしまう言い方になっています。

8. my head is killing me

頭がすごく痛いという意味です。

Neal: My head is killing me.
(頭がすごく痛いよ。)

薬を盛られ拘束されていたニールが、ピーターに救出された直後にひどい頭痛を訴える場面です。普段の遠回しな言い方が消え、短い一言だけが残っています。

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9. in light of

~を踏まえて、~を考慮してという意味です。

Peter: In light of the scandal, we were able to make some calls to the registry, convince them to re-examine their position.
(今回のスキャンダルを踏まえて、私たちは移植登録機関に働きかけて、判断を見直すよう説得することができたんだ。)

スキャンダルが明るみに出たことを踏まえ、移植登録機関に働きかけて状況を見直させたと、ピーターがジューンに伝える場面です。堅い前置き句のあとに、成果だけを簡潔に添えています。

10. couldn’t help but

~せずにはいられなかったという意味です。

Peter: I couldn’t help but notice you were sitting alone.
(一人で座っているのが、どうしても気になってしまって。)

事件解決後のバーで、ピーターが潜入中に使った口説き文句のまま、一人で座る妻エリザベスに声をかける場面です。初対面を装いながらも、本気で相手を口説くときの言葉そのものになっています。

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このエピソードの英語学習ポイント

ピーターの言葉を追うと、演じている自分と素の自分の境目がほとんど無いことに気づきます。潜入中の医師ドクター・タネンバウムとしてメリッサに声をかけたときの決め台詞は、あとでニールに種明かしする場面でI said that she looked thirsty.と語られています。ところが解決後のバーで、ピーターは同じ手口を今度は正体を知っている妻エリザベス相手にそのまま使い、I couldn’t help but notice you were sitting alone.と声をかけます。潜入用に用意したはずの口説き文句が、そのまま本物の自分の言葉として使われているところに、演技と素の境目のあいまいさが表れています。

同じあいまいさは、モジーの振る舞いにも見られます。メリッサの車に忍び込む口実として警官の前で困った運転手を演じるとき、モジーはOh, officer, hi, can you give me a hand here?と芝居がかった調子で助けを求めます。ところがその直前、ニールに車上荒らしを頼まれた素の場面では、That’s not so much a favor as a truly horrible idea.と、いつもの理屈っぽい愚痴をそのままぶつけています。演技をしているときと素のときとで、大げさな物言いの熱量そのものは変わっていません。

この回を見るときは、それぞれの人物が「役」を演じている場面と素に戻っている場面とで、言葉遣いのどこが変わり、どこが変わらないかを聞き比べてみてください。声のトーンだけでなく、間の取り方や言い回しの選び方にも、素顔がにじみ出ている瞬間が見つかります。

キャラクター別|英語の特徴

ニール|遠回しな言い回しで相手の懐に入り込む

パウエルに近づく場面で、ニールはI’ve got what you might call a friend in need.と、断定を避けた婉曲な言い方で用件を切り出します。台本では、Dr. Parkerを名乗って潜入したニールの発話としてこの一文が確認できます。you might call ~という仮定めいた言い回しをはさむことで、いきなり本題に踏み込まず、相手の警戒心を少しずつ解いていく話し方になっています。

ところが薬を盛られて拘束されたあと、救出されたニールの言葉は一転して短くなります。台本では、ニールの発話としてMy head is killing me.も確認できます。遠回しな言い方も、相手を懐柔する余裕もなく、ただ痛みだけを口にするこの一言には、いつもの饒舌さとはまるで違う素の姿が表れています。

ピーター|たとえ話でも、素の口説き文句でも、まっすぐ

ジミー・バーガーの顛末を語る場面で、ピーターはBecause Jimmy Burger is an example of what happens when you try running the show on your own.と、かつての情報提供者を引き合いに出しながら、ニールに単独行動を戒めます。台本では、ピーターの発話としてIn light of the scandal, we were able to make some calls to the registry, convince them to re-examine their position.も確認できます。教訓を語るときも成果を報告するときも、遠回しにせず結論をまっすぐ差し出す言い方が一貫しています。

このまっすぐさは、私生活でも変わりません。潜入中に使った口説き文句をそのまま、事件解決後のバーで妻エリザベスに使うとき、ピーターはI couldn’t help but notice you were sitting alone.と口にします。仕事用に用意した台詞のはずが、素のピーターの本気の言葉としてそのまま機能してしまうところに、演技をしていても地が出てしまうピーターらしさが表れています。

モジー|演技でも素でも変わらない理屈っぽさ

車上荒らしを頼まれた素の場面で、モジーはThat’s not so much a favor as a truly horrible idea.と、いつもの理屈っぽい調子で不満をこぼします。台本では、警官の前で困った運転手を演じる場面のモジーの発話としてOh, officer, hi, can you give me a hand here?も確認できます。本音をぶつけるときと、他人を演じて助けを求めるときとで、大げさな物言いの熱量にほとんど差がありません。

FBIの捜査状況を聞かされた場面でも、モジーはI’d be doctoring my books right now, too.と、パウエルの立場に自分を重ねて漏らします。演技であれ素であれ、状況を茶化しながら理屈を積み重ねる話し方を崩さないところが、この回のモジーの持ち味です。

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