『ホワイトカラー』S01E09 で英語学習|あらすじ&厳選フレーズ10選

『White Collar』シーズン1 エピソードまとめ
EPISODE GUIDE
White Collar
Season 1 Episode 9

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。『ホワイトカラー』シーズン1第9話では、住宅ローンの不正で家を失いかけている親子からの依頼が、判事とフォウラーをめぐる不正の捜査へと広がっていきます。判事に疑いを突きつけるピーターは言葉を切り詰めて核心だけを口にし、署名偽造の見分け方を問われたニールは長い説明を積み重ねて相手を納得させ、清掃業者に化けたモジーは疑われた拍子に大仰な理屈をまくし立てます。同じ「説明を求められる」場面でも、言葉をどれだけ費やすかが人物ごとにまるで違うところが、この回の会話の見どころです。

目次

あらすじ(ネタバレなし)

『ホワイトカラー』シーズン1第9話は、担保割れで家を失いかけている父娘からの相談で幕を開ける。担当判事の周辺に不審な動きがあると気づいたピーターとニールは、判事とフォウラーの関係を探り始める。並行してニールとモジーは、行方を追う音楽箱をめぐるフォウラーの動きにも神経を尖らせ、捜査の輪はやがてエリザベスの身辺にまで及んでいく。家族や仲間を巻き込みながら、二人は判事の不正を裏づける証拠をつかむための作戦に乗り出していく。『ホワイトカラー』S01E09のあらすじを追うときは、それぞれの人物が状況をどんな言葉で説明し合っているかにも注目したい。

このエピソードで学べる英語フレーズ

1. play the sympathy card

同情を誘う、同情作戦に出るという意味です。

Peter: He’s playing the sympathy card.
(同情作戦に出ているな。)

幼い娘を連れて事務所を訪れた依頼人の様子に、ピーターが呆れ気味に反応する場面です。sympathy cardという言い方には、相手が同情という手札を意図的に切っているのだというピーターの冷めた見立てが表れています。

2. the least I can do

せめてもの、私にできる最低限のことという意味です。

Herrera: It’s the least I can do.
(せめてもの、私にできることだよ。)

引退した刑事ヘレラが、コーヒー代のチップを自分で払わせてほしいとピーターの申し出をやんわり退ける場面です。事件から距離を置きたいはずの人物が、最後の最後で小さな借りだけは自分で返そうとするところに、律儀さがのぞきます。

詳しく読む

3. get ahold of

~と連絡を取る、~をつかまえるという意味です。

Neal: He must know how to get ahold of her.
(彼ならケイトと連絡を取る方法を知っているはずだ。)

ピーターがケイトと接触したと知ったニールが、彼になら連絡手段があるはずだとモジーに話す場面です。主語と動詞を短く並べただけの言い切りに、確信と焦りが同居しています。

詳しく読む

4. take five

少し休憩するという意味です。

Peter: Take five.
(少し休憩だ。)

フォウラーが勝手にオフィスの電話を使い始めたことに気づいたピーターが、部下たちを一旦下がらせる場面です。理由を説明せずに短い号令だけで場を収める言い方に、状況を把握しきった上での落ち着きが表れています。

5. common denominator

共通点、共通要素という意味です。

Peter: Nine suspicious foreclosures, and you’re the common denominator.
(9件の不審な差し押さえ、その共通点はあなたです。)

判事の関与を裏付ける不審な差し押さえ案件の共通点を、ピーターが判事本人に突きつける場面です。事実だけを並べて結論に直結させる言い方が、反論の余地を残しません。

6. “get out of jail free” card

免罪符、窮地を逃れるための切り札という意味です。

Judge Clark: That tape is my “get out of jail free” card.
(あのテープは、私にとっての免罪符なんだ。)

賄賂の証拠テープを渡すよう迫るフォウラーに対し、判事がそれを自分の保険として手放そうとしない場面です。ボードゲームの言葉を持ち出すことで、命がけの駆け引きをどこかゲーム感覚で語っているようにも聞こえます。

詳しく読む

7. ask ~ out

~をデートに誘うという意味です。

Elizabeth: Anyways, he kept droning on about this italian restaurant But didn’t have the courage to ask me out, So I — well, I gave him a hint.
(とにかく、彼はそのイタリアンレストランのことをだらだら話し続けるばかりで、誘う勇気がなかったから、私からヒントをあげたのよ。)

ピーターと出会った当時の思い出を、エリザベスがモジーに面白おかしく語る場面です。捜査官として振る舞っていたはずの相手が、いざ誘うとなると口ごもっていたという落差が、エリザベスの語り口をいっそう楽しげにしています。

詳しく読む

8. I owe you one

借りができた、恩に着るという意味です。

Peter: I owe you one.
(借りができたな。)

証拠の隠し場所についてヘレラから有力な情報を得たピーターが、感謝を伝える場面です。長い説明を挟まず、短い一言で貸し借りの帳尻を合わせようとする言い方が、ピーターらしい律儀さを表しています。

詳しく読む

9. double-cross

(仲間などを)裏切る、だますという意味です。

Fowler: You think you can double-cross me?
(俺を裏切れるとでも思っているのか?)

証拠のテープをめぐり、フォウラーが判事に裏切りを疑って詰め寄る場面です。疑問形でありながら実質的には非難そのものであるこの言い方に、自分だけが利用される側に回ることを許さないフォウラーの姿勢が表れています。

10. give up the chase

追い求めるのをあきらめるという意味です。

Peter: It’s time to think about giving up the chase.
(そろそろ、追いかけるのをあきらめることを考える時だ。)

ケイトの父親の墓前で、これ以上追い求めるのはやめるよう諭す場面です。命令や説得の言葉を重ねるのではなく、「考える時だ」と選択の余地を残す言い方に、相手の気持ちを急かさない配慮がにじみます。

このエピソードの英語学習ポイント

ピーターの言葉を追うと、場面の重さが変わっても言葉数がほとんど変わらないことに気づきます。判事に不正の証拠を突きつける場面では、Nine suspicious foreclosures, and you’re the common denominator.と事実を並べただけで結論に達し、オフィスでフォウラーに割り込まれた場面でも、All right, everyone. Take five.と理由の説明を省いた号令だけで部下を動かします。深刻な指摘でも軽い指示でも、言葉を足さずに済ませてしまうところが、この回のピーターの一貫した話し方です。

対照的に、ニールとモジーは場面によって言葉を大きく膨らませます。偽造の見分け方を尋ねられたニールは、Well, your hand is programmed over years To write letters a certain way… All you have to do is copy the lines.と、因果関係を一つずつ積み重ねた長い説明を続け、まるで講義のような落ち着きを保ちます。一方、清掃業者に扮して忍び込んだところを問い詰められたモジーは、I do not take your assumption as an affront But as vindication of my ability to blend in.と、疑いをそのまま自分への賛辞にすり替える大仰な理屈で切り返します。同じ「言葉を尽くす」でも、ニールは相手を納得させるために、モジーは自分を守るために言葉を増やしている点で、二人の饒舌さの中身は異なります。

この回を見るときは、それぞれの人物がどんな場面で言葉を切り詰め、どんな場面で言葉を膨らませるかに注目してみてください。字幕を確認したあとにもう一度音声だけで聞き直すと、間の取り方や口調の速さにも、言葉の分量と同じだけの違いが表れていることに気づけます。

キャラクター別|英語の特徴

ニール|専門知識を語るときほど雄弁になる

署名偽造の見分け方を尋ねられたニールは、犯罪の技術を語る場面であるにもかかわらず、まるで講義のように落ち着いた口調を崩しません。台本では、ニールの発話としてWell, your hand is programmed over years to write letters a certain way. You try to mimic someone else’s, and your own style will always creep in. But turn the signature upside-down, and it becomes nothing more than a drawing. All you have to do is copy the lines.(「手というのは長年かけて、決まった書き方をするように染みついてしまうものなんだ。誰かの字をまねようとしても、自分の癖が必ず出てしまう。でも署名を逆さまにすれば、それはただの絵と変わらなくなる。あとは、その線をなぞるだけでいい。」)が確認できます。you try to mimic ~、and ~ will creep in、but turn ~、and it becomesという因果関係を途切れさせずに重ねる構文には、この分野への確かな自負がにじんでいます。

一方で、ケイトの行方を追う場面のニールは一転して言葉少なになります。台本では、ニールの発話としてHe must know how to get ahold of her.も確認できます。主語と動詞を短く並べただけのこの言い方には、講義のような丁寧さはなく、確信と焦りだけが残ります。得意分野を語るときはどこまでも理路整然と、私的な事情が絡む場面では言葉を切り詰める。この振り幅こそが、ニールの話し方の実際の姿です。

ピーター|捜査でも同僚への指示でも簡潔で的確

判事の不審点を突きつける場面で、ピーターはNine suspicious foreclosures, and you’re the common denominator.と端的に核心を突きます。台本では、フォウラーに割り込まれたオフィスでの発話としてAll right, everyone. Take five.も確認できます。前置きも言い訳も挟まず、事実か号令だけを置いて次の行動に移る構文が、二つの場面に共通しています。

同じ簡潔さは、感謝を伝える場面でも変わりません。証拠の隠し場所についてヘレラから有力な情報を得たピーターは、I owe you one.とだけ返します。深刻な指摘、事務的な指示、私的な感謝のいずれであっても言葉数を増やさないところに、感情の種類ではなく状況の要点だけで言葉の分量を決めるピーターの一貫した姿勢が表れています。

モジー|変装や潜入の場面ほど衒学的な自己弁護をする

清掃業者を装って潜入したモジーは、疑いの目を向けられても、台本の発話としてI do not take your assumption as an affront but as vindication of my ability to blend in.(「その決めつけを侮辱とは受け取らない、むしろ自分の変装の腕前の証明だと受け取るね。」)が確認できるとおり、大仰な語彙で切り返し、疑いをそのまま自分への賛辞にすり替えてしまいます。

持ち込んだ道具について尋ねられたときも、Oh, $50. Russian military surplus.と、聞かれてもいない仕入れ値と由来まで得意げに付け加えます。核心をはぐらかす場面でも道具の蘊蓄を語る場面でも、必要以上に言葉を足して自分のペースに持ち込もうとするところが、この回のモジーの持ち味です。

関連コラム記事

このエピソードの関連コラムは準備中です。

このエピソードが見られる配信サービス

配信状況は時期や地域によって変わるため、最新の案内は表示される情報を確認してください。

このエピソードを見るには

(タップすると各配信サービスの視聴ページへ移動します)

※配信状況は変更される場合があります(2026年5月時点)

前後のエピソード

この回の前後にあるエピソードへ移動し、同じ人物の表現が別の場面でどう変わるかも確認できます。

シーズンまとめはこちら

『ホワイトカラー』シーズン1の全体像と各話の学習ポイントは、シーズンまとめで一覧できます。

シーズン1まとめはこちら
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次