「check something off one’s to-do list」の意味と使い方|『ビッグバン★セオリー』S12E01で学ぶ英会話

「check something off one's to-do list」の意味と使い方を解説

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

やっとひとつ用事を終えられたとき、頭の中でリストにチェックを入れるような小さな達成感が生まれます。

そんな感覚にぴったりの「check something off one’s to-do list」を、『ビッグバン★セオリー』シーズン12第1話の序盤、ニューヨークのホテルでハネムーン中のシェルドンが口にする一言から、一緒に見ていきましょう。

目次

「check something off one’s to-do list」の意味とニュアンス

check something off one’s to-do list
意味:やることリストから一つ片付ける

check something off one’s to-do listは、あらかじめ決めていた作業や予定を一つ完了させたときに使う口語表現です。checkは「チェックマークを付ける」、offは「(リストから)外れる、切り離される」という完了のニュアンスを持っていて、この二つが組み合わさることで、ひとつの区切りがついた感覚がよく伝わってきます。

仕事の作業リストを一つ終えたときはもちろん、旅行の予定を消化したときや、雑用を片付けたときにも使える、日常のさまざまな場面で応用が利く言い回しです。事務的な処理感と、ちょっとした達成感の両方を同時に表せるのが、この表現の面白いところです。何かを完了させたことをあえて言葉にすることで、自分自身の頑張りをちょっと労うような効果も生まれます。

【ここがポイント!】

  • 「check off」の核は、リストの項目にチェックマークを入れて完了扱いにするイメージ
  • 達成感と事務的な処理感の両方を同時に表せる表現
  • 仕事の作業から旅行の予定まで、幅広い場面で使い回せるのがコツ

『ビッグバン★セオリー』S12E01のシーンで見てみよう

意味を押さえたところで、実際のドラマシーンを見ていきましょう。

ニューヨークのホテルの一室、ホテルのベルマンがシェルドンとエイミーの部屋を訪れた場面です。ベルマンが立ち去った直後、シェルドンが自分のスケジュール表に基づいて、今夜こなすべき予定をエイミーに切り出していきます。

Bellman: Ah. Well, enjoy New York.
(ああ。では、ニューヨークをお楽しみください。)

Amy: Really, Sheldon? You want to do it again?
(本気? シェルドン、また今からするつもり?)

Sheldon: Don’t act surprised. It’s clearly marked on the schedule. Now, shall we steam the wrinkles out of our wizard robes, or make vigorous, socially sanctioned love? Either way, I can check something off my to-do list.
(驚いたふりはよしてくれ。予定表にはっきり書いてある。さて、僕らの魔法使いローブのしわを伸ばすか、それとも社会的に容認された夫婦の営みに励むか。どちらにしても、僕はやることリストから一つ片付けられるわけだ。)

Amy: Socially sanc– Oh, wow. Yeah, there it is right there.
(社会的に容認…ああ、本当だ。うん、ちゃんとそこに書いてある。)

The Big Bang Theory Season12 Episode1 (The Conjugal Configuration)

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シーン解説と心理考察

「また今からするつもり?」と半ばあきれた様子で聞き返すエイミーに対して、シェルドンは悪びれることなく「予定表にはっきり書いてある」と返します。新婚夫婦のハネムーンという特別な時間さえも、あらかじめ決めた予定表に沿って淡々とこなそうとするシェルドンらしい姿勢が際立つやり取りです。

続けてシェルドンは、観劇の衣装の手入れをするか、それとも夫婦の営みに励むか、どちらを選んでも「やることリストから一つ片付けられる」のだと事もなげに言い切ります。エイミーが思わず予定表の文言を読み上げてしまう様子には、シェルドンの徹底したスケジュール管理に半ば呆れながらも受け入れてしまう、結婚してまだ間もない2人らしい空気がにじみます。ベルマンが去り際に見せた気まずそうな態度も、この夫婦の予定表がいかに率直に書かれているかを間接的に物語っています。どちらを選んでも同じ扱いになるという言い方そのものにも、感情よりも段取りを優先するシェルドンらしい思考の順序が表れています。

『ビッグバン★セオリー』流・覚え方のコツ

紙のリストに並んだ項目に、ペンでチェックマークを一つずつ入れて「済み」にしていく様子を思い浮かべてみましょう。checkでマークを付け、offでそのリストから切り離す、この二段階の動作が「一つ片付ける」という意味そのものにつながります。

シェルドンが夜の予定をまるで業務のように処理しようとしていたのも、彼の頭の中に常にこの「チェックリスト」のイメージがあるからこそです。達成すべき項目にひとつずつ印を付けていく感覚を思い出すと、check something off one’s to-do listという表現がすっと体に馴染んできます。

例文で覚える「check something off one’s to-do list」

達成感と事務的な処理感を同時に表せるこの表現を、3つの例文で確認していきましょう。

I finally checked something off my to-do list by finishing the report.
(レポートを終わらせて、やることリストから一つ片付けられました。)
仕事の進捗を報告する場面です。finishing the reportのように具体的な作業内容を添えると、達成感がより伝わりやすくなります。上司や同僚への報告にも自然に使える言い方です。

Cleaning the garage let me check something off my to-do list this weekend.
(今週末はガレージ掃除で、やることリストを一つ片付けられました。)
週末の家事について話す日常会話です。this weekendという期間を示す語が、その場限りの達成感をより具体的にしています。友人との何気ない会話にもすっと馴染む表現です。

A: Did you call the dentist yet?
B: Yes, I just checked that off my to-do list.
(A:歯医者にはもう電話した?)
(B:うん、たった今それをやることリストから片付けたところ。)
予定の進捗を確認し合う友人同士の会話です。質問への答えとして自然に返せる、実用性の高い使い方です。ちょっとした報告のやり取りにもすっと使える一言です。

あわせて覚えたい関連表現

cross something off a list
(リストから線を引いて消す)
cross offはペンで実際に線を引いて消す動作をより強くイメージさせる表現で、check offがチェックマークを付ける動作を思わせるのとは、思い浮かべる仕草そのものが異なります。

tick something off
(リストの項目にチェックを入れる)
tick offはイギリス英語でよく使われる言い方で、check offはアメリカ英語でより一般的な表現という地域差があります。同じ動作を指していても、国によって好まれる言い回しが変わるのは興味深い点です。

get something done
(何かを終わらせる)
get something doneは単に「終わらせる」という一般的な表現で、check something off one’s to-do listのように「事前のリストの存在」を前提としたニュアンスは含まれていません。

Note|アメリカのto-do list文化とcheck offの習慣

check something off one’s to-do listという表現の背景には、アメリカの日常や仕事の場面に深く根づいたto-do list文化があります。

アメリカのオフィスでは、朝一番にその日のto-do listを紙やアプリに書き出し、終えた項目から順にcheck offしていく習慣がよく知られています。効率を重視するビジネスの現場だけでなく、家庭での家事や休日の用事を管理するときにも同じ発想が使われていて、几帳面な性格の人に限らず、ごく普通の会話の中でも「to-do listに載っている」という言い方が自然に登場します。予定を可視化して一つずつ消していくこと自体が、達成感を得るための手段として文化に馴染んでいるとも言えます。シェルドンのようにハネムーン中の予定までスケジュール表に書き込んでしまうのは極端な例ですが、日々の用事をリスト化して片付けていくという発想そのものは、多くのアメリカ人にとって身近な習慣です。用事を書き出す作業そのものに一定の満足感を覚える人が多いのも、この文化が長く支持され続けている理由の一つだと言えそうです。

シェルドンの徹底ぶりは誇張されたコメディの演出ですが、check offという言葉に込められた「一つずつ片付ける」感覚は、この文化的背景があってこそ自然に響く表現になっています。

小さな達成感の積み重ねが、リストを最後まで終わらせる原動力になります。

まとめ|予定表の一項目を、笑顔で片付ける

check something off one’s to-do listは、あらかじめ決めた作業や予定を一つ完了させたときに使う口語表現です。

仕事のタスクから旅行の予定、家庭の用事まで、達成感を伝えたい場面で幅広く使える一言として会話に馴染みます。

夜の予定さえも淡々と処理しようとするシェルドンの姿には、ハネムーンという特別な時間さえもリスト化してしまう独特のこだわりが表れていました。日々のちょっとした達成感を語りたいときに使える一言として、覚えておきたい表現です。

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