「be someone’s fault」の意味と使い方|『ビッグバン★セオリー』S12E12で学ぶ英会話

「be someone’s fault」の意味と使い方を解説

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

電話越しに家族へ本音を打ち明ける、そんな緊張感のある瞬間が、ドラマには時々あります。

そんな場面で交わされる「be someone’s fault」を、『ビッグバン★セオリー』シーズン12第12話の後半、婚約者との関係に悩むラージが、電話越しに父親へ本音を明かす場面から、一緒に見ていきましょう。

目次

「be someone’s fault」の意味とニュアンス

be someone’s fault
意味:誰か(自分)の責任である、〜のせいだ

be someone’s faultは、起きた問題やトラブルの原因・責任の所在を述べる表現です。faultは「過失」「落ち度」を意味する名詞で、It’s my fault.のように使うと「それは私の過失だ」という意味になります。

allを加えたIt’s all my fault.の形になると、「全面的に自分の責任だ」という強い自己反省・謝罪のニュアンスが加わります。誰かを責める場面でも、自分の非を認める場面でも使える表現で、faultの前に置く人称代名詞(my、your、his など)を変えることで、責任の所在を柔軟に言い分けられます。

否定形のIt’s not my fault.にすれば、責任を否定して自分を守る言い方にもなります。ひとつの型を覚えるだけで、謝罪から反論まで幅広い場面に応用できる懐の広さも、このフレーズの魅力です。

【ここがポイント!】

  • 「be someone’s fault」の核は、問題の原因を特定の人に結びつけるという発想
  • allを加えると「全面的に自分の責任だ」という強い反省のニュアンスになる
  • 人称代名詞を入れ替えるだけで、自分の責任にも相手の責任にも使える

『ビッグバン★セオリー』S12E12のシーンで見てみよう

意味を押さえたところで、実際のドラマシーンを見ていきましょう。

婚約者との関係が危機を迎えているラージが、電話越しに父親へ胸の内を明かす場面です。相手をかばおうとする父親に対して、ラージは自分の非を繰り返し認めていきます。感情的になりがちな話題を、電話越しの落ち着いたやり取りとして描いている点にも注目です。

Raj: Oh, no. She’s-she’s actually great. I’m the one who screwed up.
(いや、違うんだ。彼女は本当にすばらしい人なんだ。しくじったのは僕の方なんだよ。)

Dr. Koothrappali: Well, don’t say that to them. She’s bad. You’re good. They have to pay me back for my wedding deposits.
(まあ、それは向こうには言うな。悪いのはあちらだ。お前は悪くない。結婚式の頭金は向こうに返してもらわないとな。)

Raj: This is all my fault. I should have I should have just trusted her.
(これは全部、僕のせいだ。彼女をちゃんと信じてあげるべきだったんだ。)

Dr. Koothrappali: So you’re saying you still want to get married?
(つまり、お前はまだ結婚したいと言っているのか?)

The Big Bang Theory Season12 Episode12 (The Propagation Proposition)

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シーン解説と心理考察

ラージが「いや、違うんだ。彼女は本当にすばらしい人なんだ。しくじったのは僕の方なんだよ」と打ち明けると、ラージの父は「悪いのはあちらだ。お前は悪くない」と、息子をかばう方向へ話を持っていこうとします。婚約者との関係が危うくなっている状況で、まず相手を守ろうとする父親の反応が表れています。

それでもラージは「これは全部、僕のせいだ。彼女をちゃんと信じてあげるべきだったんだ」と繰り返し、自分の非を重ねて認めます。ラージの父が「つまり、お前はまだ結婚したいと言っているのか?」と核心を尋ねる流れからは、相手を責める方向に誘導しようとする父親と、自分の責任を認め続けることで関係の修復を望んでいるラージとの温度差が読み取れます。

息子をかばおうとする父親の言葉を受け止めながらも、自分の非を曲げずに繰り返すラージの態度からは、婚約者との関係を大切にしたいという気持ちの強さが静かに伝わってきます。短いやり取りの中に、親子それぞれの立場の違いが凝縮された場面です。

『ビッグバン★セオリー』流・覚え方のコツ

問題という「結果」から伸びる矢印を、自分自身に向けてまっすぐ突き刺すようなイメージを思い浮かべてみましょう。allを添えると、その矢印が分散せず、すべてが自分一点に集中していく感覚が加わります。

ラージが父親に自分の非を繰り返し認めていた場面も、まさにこの矢印を自分から逸らさない姿勢そのものでした。責任の矢印を自分に向け続けるか、相手に向け直すかという駆け引きとセットで覚えておくと、似たような場面で自然に言葉が出てくるはずです。

矢印の向きをはっきりさせる一言だからこそ、あいまいにごまかしたくない場面ほど効果を発揮する表現だと言えます。

例文で覚える「be someone’s fault」

謝罪の場面から相手をかばう場面まで幅広く使えるbe someone’s faultを、3つの例文で確認していきましょう。

It’s all my fault. I forgot to lock the door.
(全部僕のせいだ。ドアの鍵をかけ忘れたんだ。)
うっかりミスを謝る日常会話の場面です。allを添えることで、言い訳をせずに非を認める姿勢が伝わります。ちょっとしたミスほど、素直に認めた方が話が早く済むこともあります。

The delay wasn’t my fault– the flight was canceled.
(遅れは僕のせいじゃないよ、フライトがキャンセルになったんだ。)
遅刻の理由を説明する場面です。wasn’tと否定形にすることで、責任を否定するニュアンスになります。自分の落ち度ではないことをはっきり伝えたいときに便利な言い回しです。

A: Why is the project behind schedule?
B: Honestly, it’s my fault. I underestimated the timeline.
(A:なんでプロジェクトが遅れているの?)
(B:正直、僕のせいだよ。期間を甘く見積もっていたんだ。)
仕事の遅延について謝罪するビジネスの場面です。理由を添えて非を認める言い方が誠実さを伝えます。Honestlyという一言を添えるだけで、率直さがぐっと増して聞こえます。

あわせて覚えたい関連表現

it’s on me
(それは僕の責任だ)
it’s on meは、責任を引き受ける宣言としてカジュアルに使われる表現です。be someone’s faultは、原因や過失そのものを指すやや客観的な言い回しという違いがあります。

I take full responsibility
(全責任を負います)
I take full responsibilityは、ビジネスの謝罪などフォーマルな場面で使われることが多い表現です。be someone’s faultは、日常会話でも頻繁に使われるくだけた言い方です。

blame someone for something
(〜のことで誰かを責める)
blame someone for somethingは、他者を「責める」という動作そのものを表す動詞表現です。be someone’s faultは、責任の所在を述べる名詞的な言い回しという点が異なります。誰かを主語にして行動を描きたいのか、状況そのものを淡々と述べたいのかで、選ぶ言い回しが変わってきます。

Note|「僕のせいだ」を伝える言葉の強さの段階

自分の非を認める表現には、実はカジュアルからフォーマルまでいくつかの強さの段階があります。

It’s my fault.は日常会話でごく自然に使える、軽やかな謝罪の表現です。友人同士の些細な失敗や、家庭内でのちょっとしたミスを認めるときによく使われます。声に出すハードルが低い分、気軽に非を認められる表現とも言えます。一方でビジネスの場面では、I take full responsibility.やI accept responsibility for this.のように、faultという言葉を避けてresponsibilityを使うことが多く見られます。faultには「欠陥」「落ち度」という響きがやや強く残るため、社外向けの謝罪文書やフォーマルな会議では、より中立的な語感のresponsibilityが好まれる傾向があるようです。

ラージが父親に対して率直にThis is all my fault.と伝えた場面は、家族という近い関係だからこそ出てくる、飾らない言葉選びだったとも言えます。相手や場面によって、同じ「自分のせいだ」でも選ぶ単語が変わってくる様子がうかがえます。

同じ「自分のせいだ」でも、相手との距離感によって選ぶ言葉が変わってくるものです。かける言葉ひとつで、謝罪の伝わり方が大きく変わることもあります。場面ごとの言葉選びを意識してみると、より自然な英語表現に近づけます。

まとめ|非を認め続けたラージの一言から

be someone’s faultは、起きた問題の責任の所在を述べる表現で、allを加えると「全面的に自分の責任だ」という強い反省のニュアンスになります。

うっかりミスの謝罪から、仕事の遅延について説明する場面まで、幅広い状況でそのまま使える言い回しです。

相手をかばおうとする父親に対して、それでも自分の非を認め続けたラージの姿勢は、婚約者との関係を諦めたくないという気持ちの表れだったのかもしれません。素直に非を認める一言が、次の一歩につながることもあります。

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