「every now and again」の意味と使い方|『モダンファミリー』S02E04で学ぶ英会話

「every now and again」の意味と使い方を解説

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

いつもは満足していても、たまにだけ引っかかる小さな不満を、遠回しにでも誰かに聞いてほしくなる瞬間はありませんか。

そんな頻度の感覚を表す「every now and again」を、『モダンファミリー』シーズン2第4話の中盤、キャメロンの服装について本音を切り出そうとするクレアの一言から、一緒に見ていきましょう。

目次

「every now and again」の意味とニュアンス

every now and again
意味:時々、たまに

every now and againは、頻繁ではないが忘れた頃に定期的に起こることを表すカジュアルな口語表現で、every now and thenとほぼ同じ意味で使われます。「いつもではないけれど、たまには」というニュアンスを持ち、日常会話で頻度をやわらげて伝えたいときによく使われる言い回しです。alwaysほど断定的でもなく、rarelyほど否定的でもない、その中間の頻度感を柔らかく伝えられる点が、この表現の使いやすさにつながっています。

普段は問題ないが稀に例外があることを説明する場面や、直接的に言うと角が立つ本音を、頻度をぼかしながら遠回しに伝えたい場面などでよく登場します。頻度を表す表現の中でも、砕けた響きを持ちながら日常会話に自然に馴染む点が特徴です。友人同士のちょっとした立ち話から、同僚への軽い相談まで、幅広い場面で気軽に使われる表現でもあります。

【ここがポイント!】

  • 「every now and again」の核は、忘れた頃に定期的に訪れる頻度感
  • every now and thenとほぼ同義で置き換えられる、カジュアルな表現
  • 頻度をやわらげることで、本音を遠回しに伝える効果もある

『モダンファミリー』S02E04のシーンで見てみよう

意味を押さえたところで、実際のドラマシーンを見ていきましょう。

キャメロンの服装について、遠回しに本音を切り出そうとするクレアの場面です。たいていは褒めつつも、たまに引っかかる服装がある、という言い回しの伏線に注目です。

Claire: Most of the time, great, but every now and again there’s that one outfit I just wish somebody would be honest with me and say “What you’re wearing isn’t appropriate.” Do you know what I mean?
(たいていは素敵よ。でも時々、「その格好、似合ってないよ」って誰かに正直に言ってほしい服が一着あるの。分かる、私の言いたいこと?)

Cameron: I think I do, Claire. I think I do.
(分かると思うよ、クレア。分かるよ。)

Claire: Mm-hmm.
(うんうん。)

Cameron: And my answer is yes.
(で、僕の答えはイエスだよ。)

Modern Family Season2 Episode4 (Strangers on a Treadmill)

シーン解説と心理考察

「たいていは素敵よ。でも時々、『その格好、似合ってないよ』って誰かに正直に言ってほしい服が一着あるの」というクレアの発言からは、本音をストレートにぶつけず、一般論の形を借りて遠回しに伝えようとする慎重さが伝わってきます。「分かる、私の言いたいこと?」と念を押す様子にも、その遠回しさへの自覚がにじんでいます。

キャメロンは「分かると思うよ、クレア。分かるよ」「僕の答えはイエスだよ」と即座に快く応じますが、この時点でクレアの遠回しな本音とキャメロンの理解がすでに食い違い始めている気配が漂います。素直に「似合っていない」と一言で伝えるのではなく、一般論の形をあえて挟んでから本音へ近づけていくクレアの話し方そのものが、この後のすれ違いの伏線として機能しています。素直に伝えれば済む話を遠回しにしてしまうことで、逆に誤解が生まれやすくなる、シットコムらしいすれ違いの入り口になっている場面です。

『モダンファミリー』流・覚え方のコツ

カレンダーをめくっていく中で、時々ぽつんと印がついている日をイメージしてみましょう。毎日でも一度きりでもなく、忘れた頃にぽつぽつと訪れる頻度感が、every now and againの芯にあります。

クレアが「時々」という言葉で本音をやわらげようとした今回のシーンも、頻度を控えめに見せることで直接的な指摘を避けようとする工夫でした。強い言葉を避けて、相手を傷つけずに伝えたいという配慮が、頻度表現の選び方ににじみ出ているとも言えます。全部でも一度でもない、ちょうどいい間隔で訪れる印のイメージとセットで覚えておくと、同じような頻度を伝えたい場面でも自然に口をついて出てくるはずです。

例文で覚える「every now and again」

頻度をやわらげて伝えるときに便利なevery now and againを、3つの例文で確認していきましょう。

Most of my coworkers are great, but every now and again someone forgets to reply to emails.
(同僚はほとんどみんないい人だけど、時々メールの返信を忘れる人がいるの。)
大部分は問題ないが例外があることを説明するビジネスの場面です。great, but every now and againという構文は、クレアのセリフと同じ組み立てになっています。

Every now and again, I like to treat myself to a fancy dinner.
(たまには、自分にちょっと贅沢なディナーをご褒美にあげるの。)
自分へのご褒美習慣について話す日常会話です。文頭にEvery now and againを置くことで、たまの楽しみであることが強調されます。

A: Do you still talk to your old roommate?
B: Every now and again, yeah.
(A:昔のルームメイトとはまだ連絡取ってるの?)
(B:時々ね、うん。)
交流の頻度について尋ねられて答える会話です。単独で使うだけでも、控えめな頻度感が十分に伝わります。

あわせて覚えたい関連表現

every now and then
(時々)
every now and againとほぼ同義で置き換え可能な表現です。頻度や使われ方に大きな違いはなく、話者の好みで選ばれることが多い言い回しです。どちらを使っても意味の齟齬は生まれません。

from time to time
(時々)
every now and againよりもややフォーマルな響きを持ち、ビジネス文書やニュースでも使われやすい表現です。改まった場面でも違和感なく使える点が特徴です。

once in a while
(たまに)
every now and againとほぼ同じ頻度感ですが、once in a whileの方がよりくだけた口語表現として日常会話で好まれる傾向があります。

Note|every now and again と every now and then のニュアンス差

「時々」を表す表現の中でも、every now and againとevery now and thenは特によく似た組み合わせとして知られています。

意味・使われる場面ともにほとんど区別がなく、どちらを選んでも会話の自然さに大きな差は出ません。違いがあるとすれば、againの方がやや口語的で軽い響きを持つのに対し、thenの方がわずかにフォーマルな印象を与える場合がある、という程度の差にとどまります。

ほぼ同義の表現が2つ並行して存在し続けているのは、英語の口語表現によくある現象で、地域や世代、話し手の癖によって自然と使い分けが生まれてきた結果だと考えられます。クレアが今回のセリフでevery now and againを選んだ背景にも、深い理由があるわけではなく、日常会話でどちらもごく自然に選ばれる表現だという点が表れています。

似たような「ほぼ同義の頻度表現」は、from time to timeやonce in a whileなど他にも複数存在し、細かなフォーマル度の違いこそあれ、置き換えて使っても大きな支障はありません。ネイティブスピーカーの会話でも、これらの表現がその場の思いつきでほぼ無意識に選ばれていることが多く、文法書で厳密な使い分けが定められているわけではない点も、この種の頻度表現の柔軟さがうかがえます。

どちらを選んでも意味は変わらないと分かっていれば、会話の中でとっさに言葉に詰まることもなくなります。

選択肢が多いこと自体が、英語の口語表現の豊かさを物語っています。

まとめ|「たまに」をやわらかく伝える一言

every now and againは、忘れた頃に定期的に訪れる頻度を、やわらかい響きで伝える表現です。

大部分は問題ないが例外があることを説明する場面にも、直接的な指摘を避けて本音をぼかしたい場面にも、そのまま使える一言として会話に馴染みます。強すぎず弱すぎない、ちょうどいい頻度感を伝えたいときに重宝する表現です。

キャメロンの服装について遠回しに切り出そうとしたクレアの一言には、頻度をやわらげることで本音を伝えようとする工夫と、そこから生まれるすれ違いの気配が同時に表れていました。頻度をやわらかく伝えたい場面に出会ったら、この一言を表現の引き出しに加えてみてください。

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