「put something together」の意味と使い方|『モダンファミリー』S02E17で学ぶ英会話

「put something together」の意味と使い方を解説

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

アルバムや記録帳のような、バラバラの写真や資料を一つの形にまとめる作業に取りかかっている場面が、身の回りにもあるはずです。

そんな作業にぴったりの「put something together」を、『モダンファミリー』シーズン2第17話の前半、リリーの持ち物を見つけたことをきっかけに、キャメロンが取り組んでいる制作物についてミッチェルに語る場面から、一緒に見ていきましょう。

目次

「put something together」の意味とニュアンス

put something together
意味:複数の材料や情報を集めて一つのものを作り上げる、まとめる

put ~ togetherは、バラバラだった部品や情報を組み合わせて一つの形に仕上げる、という意味を表す口語的な句動詞です。putは「置く」、togetherは「一緒に」という基本的な意味を持つ単語の組み合わせで、部品を一つずつ配置してまとめていく様子がそのまま意味に表れています。家具の組み立てのような物理的な作業から、資料や企画のような抽象的な作業まで、幅広い場面で使われるのが特徴です。目的語が代名詞のときは、putとtogetherの間に挟んでput it togetherのように使う点も押さえておくと、実際の会話でつまずきにくくなります。単に「作る」を意味するmakeとは違い、複数の材料を集めて組み合わせるという工程そのものに焦点が当たる点も、このフレーズならではのニュアンスです。

【ここがポイント!】

  • 「put something together」の核は、バラバラの部品を一箇所に集めて形にするイメージ
  • 家具の組み立てから資料作成、記録作りまで、幅広い作業に使える汎用性の高い表現
  • 目的語が代名詞のときは put it together のように間に挟むのが使い方のコツ

『モダンファミリー』S02E17のシーンで見てみよう

意味を押さえたところで、実際のドラマシーンを見ていきましょう。

リリーの持ち物がきっかけとなった、家族の会話の一幕です。ミッチェルが戸惑いながら相づちを打つ中、思いがけない方向へと転がっていく会話の行方に注目です。

Cameron: I’m putting together a scrapbook of how Lily became ours. Her adoption certificates and pictures of her from her village all out in the open, so she has nothing to be ashamed of.
(リリーがどうやって僕たちの家族になったか、まとめたスクラップブックを作っているんだ。彼女の養子縁組の証明書や、彼女の村での写真を全部オープンにしておくんだ。あの子が何も恥じなくて済むようにね。)

Mitchell: You leaving that on all day?
(それ、一日中つけっぱなしにするの?)

Cameron: And I’m also gonna write a little storybook something I can read her at bedtime called “Two Monkeys and a Panda.
(それに、寝る前に読んであげる小さな絵本も書くつもりなんだ。『Two Monkeys and a Panda』っていう。)

Mitchell: Oh.
(へえ。)

Cameron: She’s the panda because she’s Asian.
(彼女はアジア系だから、パンダの役なんだ。)

Mitchell: And we’re monkeys because
(で、僕たちが猿なのは……)

Cameron: I can draw monkeys.
(猿なら僕、描けるからね。)

Modern Family Season2 Episode17 (Two Monkeys and a Panda)

シーン解説と心理考察

リリーの持ち物をきっかけに、キャメロンは「リリーがどうやって僕たちの家族になったかをまとめたスクラップブックを作っている」と語り出します。養子縁組の証明書や故郷での写真を隠さずオープンにしておく、という説明からは、リリーが自分の出自を恥じることなく育ってほしいというキャメロンの思いがうかがえます。

さらに「Two Monkeys and a Panda」という絵本まで自作するつもりだと聞かされたミッチェルは、「で、僕たちが猿なのは……」と半信半疑の相づちを返します。キャメロンが「猿なら描ける」とあっさり返す軽妙なやり取りには、感傷的になりすぎず、家族の物語を前向きにユーモラスな形で残そうとする2人の姿勢が表れています。証明書や写真をただ保管するだけでなく、絵本という新しい形にまで仕立て直そうとするキャメロンの発想からは、記録を残すこと自体を楽しんでいる様子もうかがえます。

『モダンファミリー』流・覚え方のコツ

バラバラのパーツを一つずつ組み合わせて、一つの作品に仕上げていく組み立て家具のイメージを思い浮かべてみましょう。証明書や写真といったバラバラの記録を、一冊のスクラップブックへとまとめていくキャメロンの作業も、まさにこのput togetherのイメージそのものです。

部品を一つずつ手に取り、置いて、組み合わせていく。そんな地道な作業の積み重ねの先に完成形が見えてくる感覚を持っておくと、資料作りでも工作でも、似た場面に出会ったときにすっと言葉が浮かんでくるはずです。一つ一つの部品はささやかでも、並べ方次第で全体の印象が大きく変わるところも、このイメージと重なる部分です。

例文で覚える「put something together」

日常のちょっとした作業から仕事の場面まで、put something togetherが使われる3つの例を見ていきましょう。趣味の制作物から業務の資料まで、形にするまでの過程を表す場面で幅広く登場します。

I’m putting together a photo album of our trip.
(旅行の写真アルバムを作っているところなんだ。)
趣味の作業について話す日常会話です。photo albumのように具体的な作品名を添えると、何を作っているかがすぐに伝わります。

Can you put together a report on last month’s sales by Friday?
(金曜までに先月の売上レポートをまとめてもらえる?)
上司が部下に資料作成を依頼するビジネスシーンです。by Fridayのような期限を添えることで、依頼の具体性が高まります。

A: What are you doing this weekend?
B: I’m putting together a bookshelf I bought online.
(A:週末は何してるの?)
(B:ネットで買った本棚を組み立てているんだ。)
週末の予定を話す友人同士の会話です。boughtのように購入の経緯を添えると、これから取りかかる作業の背景が伝わりやすくなります。

あわせて覚えたい関連表現

pull something together
(大急ぎで、どうにか形にする)
put togetherが丁寧に組み立てるニュアンスを持つのに対し、pull togetherは土壇場で間に合わせる緊急感を伴う言い方です。

compile something
((資料などを)編集してまとめる)
put togetherよりも硬い語で、書き言葉やビジネス文書向きの言い方です。話し言葉ではput togetherの方が自然に響きます。

throw something together
(大ざっぱに、手早く作る)
put togetherが仕上がりの丁寧さを含意するのに対し、throw togetherは雑さやスピードを重視するニュアンスを持ちます。

Note|記録を形にする”put together”という営みの広がり

バラバラの材料を一つの形にまとめる、というput togetherの営みは、家庭の記録作りから仕事の資料作成まで、暮らしのさまざまな場面に登場します。

写真や書類を一冊のアルバムやスクラップブックにまとめる作業は、思い出をあとから振り返れる形として残す営みです。同じput togetherという言葉が、会議の資料やプレゼン資料を一つにまとめる作業にもそのまま使われ、バラバラの情報を一つの筋の通った形に仕上げるという発想そのものは、家庭の記録作りと仕事の資料作成とで変わりません。素材を集める段階から、それらを配置し直して一つの完成形へと近づけていく過程を指す点が、この表現の中心にある考え方です。散らばったままの写真や数字は、それだけでは断片にすぎませんが、順序や関連性を与えて並べ直すことで、初めて誰かに伝わる一つの物語や報告になります。

キャメロンがリリーの記録をスクラップブックという形にまとめようとしていた場面も、まさにこのput togetherの営みの一例でした。散らばっていた証明書や写真を、あとから読み返せる一つの形に仕立てていく作業として捉えると、フレーズの意味がより具体的に感じられます。書類や写真は放っておけばただの断片のままですが、put togetherという一手間を加えることで、はじめて誰かに手渡せる形になります。

手元にある材料を、一つ一つ丁寧に一つの形へと近づけていく作業です。

まとめ|バラバラの材料を一つの形に

put something togetherは、複数の材料や情報を集めて一つのものを作り上げる、まとめるという意味を持つ表現です。

家具の組み立てから仕事の資料作成まで、散らばったものをひとつにまとめ上げたいときに、この言葉がそのまま使えます。散らかった材料を前に何から手をつければいいか迷ったときほど、put togetherという言葉の出番だと言えます。

キャメロンがリリーの記録をスクラップブックという形にまとめようとした場面のように、大切なものを丁寧に一つの形へと仕立てていく作業にも、この表現はよく似合います。表現の引き出しに加えてみてください。

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