「take shelter」の意味と使い方|『モダンファミリー』S04E09で学ぶ英会話

「take shelter」の意味と使い方を解説

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

思い出の詰まった場所を、一つずつ順番に数え上げていく場面が、ドラマにはときどきあります。

そんな会話の中で登場する「take shelter」を、『モダンファミリー』シーズン4第9話の中盤、木の上にいるキャメロンが、ミッチェルに木にまつわる思い出を次々と尋ねていくシーンから、一緒に見ていきましょう。

目次

「take shelter」の意味とニュアンス

take shelter
意味:避難する、雨宿りする

take shelterは、雨や嵐、攻撃といった危険や悪天候から身を守るために、安全な場所へ入ることを表す表現です。shelterは「雨風をしのぐ場所」「避難所」の意味の名詞で、take shelterは、その場所に身を寄せる動作を指します。

日本語の訳し分けの幅が広いのも、この表現の特徴です。急な雨に降られて軒先へ駆け込む軽い場面には「雨宿りする」、嵐や災害から身を守る切迫した場面には「避難する」というように、同じtake shelterでも、場面によって訳が変わります。

続けて置く語にも決まった形があります。脅威を示すときはfromを使い、「take shelter from the rain」のように書きます。入る場所を示すときはinやunderを使い、「take shelter in a basement」「take shelter under a tree」のようになります。キャメロンの台詞では、雷雨の時期を示すduringが続いています。何から、どこで、いつ、のどれを続けるかで、文の焦点が変わります。名詞のshelterは「避難所」の意味でも使われるため、動詞のtake shelterと名詞のshelterを見比べておくと、意味のつながりもつかみやすくなります。

【ここがポイント!】

  • 「take shelter」の核は、危険や悪天候を避けて、安全な場所へ身を寄せる動作
  • 軽い雨宿りにも、切迫した避難にも使える、訳の幅がある表現
  • fromで避ける対象、in / underで入る場所、duringで時期を続ける形がある

『モダンファミリー』S04E09のシーンで見てみよう

意味を押さえたところで、実際のドラマシーンを見ていきましょう。

木を切らせないために木の上にいるキャメロンが、ミッチェルに向かって、この木にまつわる思い出を一つずつ尋ねていく場面です。質問が三つ続き、その三つ目にtake shelterが登場します。ミッチェルの答えがどう変わるのかにも注目です。

Cameron: Mitchell? Where were we the first day Lily rolled over?
(ミッチェル? リリーが初めて寝返りを打った日、僕たちはどこにいた?)

Mitchell: Under this tree.
(この木の下だよ。)

Cameron: Where is home base when we play hide-and-go-seek?
(かくれんぼをするとき、陣地はどこ?)

Mitchell: Under this tree.
(この木の下だよ。)

Cameron: And where did we take shelter during that dangerous lightning storm?
(それに、あの危ない雷雨のとき、僕たちはどこに避難した?)

Mitchell: Wasn’t a good idea, but it was under this tree.
(いい考えじゃなかったけど、この木の下だったね。)

Modern Family Season4 Episode9 (When a Tree Falls)

シーン解説と心理考察

キャメロンが並べる三つの質問は、どれも木を舞台にした家族の思い出に結びついています。最初はリリーが初めて寝返りを打った日、次はかくれんぼで陣地にしていた場所、最後は雷雨のときの避難先です。

どの質問にも、ミッチェルは「この木の下だよ」と同じ答えを返します。質問の形も、Where were we、Where is home base、where did we take shelterと、場所をたずねる言い方でそろっています。答えが重なるたびに、木が家族にとって、思い出の置き場所になっていく流れが見えてきます。

三つ目の答えだけは、少し違います。雷雨のときの避難先について、ミッチェルは「いい考えじゃなかったけど」と一言添えてから、同じ答えを続けます。木の下に入ったこと自体はよい判断ではなかったと認めつつ、それでも答えは変わらないという返し方です。キャメロンの問いは、take shelterという動詞を使って、雷雨のときに身を守った具体的な出来事を呼び出しています。ミッチェルの返しは、その出来事に付き合いながら、短い一言を添える軽さが表れています。

『モダンファミリー』流・覚え方のコツ

突然の雨で傘がなく、大きな木や軒下に駆け込む姿を思い浮かべてみましょう。shelter(雨風をしのぐ場所)を、take(取る)ことで、安全な場所を自分の居場所として確保するイメージです。

キャメロンの質問は、その駆け込んだ先が木の下だった、という思い出を指しています。「take shelter」と聞いたら、まず雨宿りする姿を想像し、そこから避難という切迫した場面へ意味を広げていくと、訳の幅も一緒に覚えられます。木の下、橋の下、カフェの中と、入る場所を頭の中で入れ替えながら唱えてみると、shelterのイメージが場所ごとに結びついていきます。

例文で覚える「take shelter」

雨風や危険から身を守る場面で使う、take shelterの例文を3つ見ていきましょう。

We took shelter under a bridge until the rain stopped.
(雨がやむまで、橋の下で雨宿りしたよ。)
急な雨の思い出を友人に話す場面です。underで入った場所を示し、untilで雨宿りを続けた期間まで伝えています。

Residents were told to take shelter in the basement during the storm.
(住民は嵐の間、地下室に避難するよう指示された。)
災害のニュースを読む場面です。in the basementで入る場所、during the stormで時期を示す、避難の呼びかけの型がそろっています。

A: Where should we go? It’s pouring!
B: Let’s take shelter in that café.
(A:どこに行く? 土砂降りだよ!)
(B:あのカフェで雨宿りしよう。)
急な雨に遭った友人同士の会話です。Let’s take shelterと誘う形にすると、「一緒に入ろう」という軽い提案になります。相手を誘うときは、場所をin that caféのように具体的に続けると、どこへ入るのかが伝わりやすくなります。

あわせて覚えたい関連表現

take cover
(身を隠す、避難する)
銃撃や爆発、突風のように、目の前の危険から身を隠す切迫した場面に強い表現です。take shelterは、雨風から身を守る意味にも広く使える点が違いです。

seek shelter
(避難場所を探す)
seekは「探す」の意味で、場所を見つけにいく段階を表します。take shelterは、場所に入った動作や状態に焦点があります。

shelter from the rain
(雨宿りする)
shelterを動詞として使い、fromで避ける対象を示す形です。take shelterとほぼ同じ意味を、動詞ひとつで言い表せる簡潔な形です。

Note|「雨宿り」と「避難」、日本語に置き換えるとどう変わるか

take shelterを日本語にするとき、「雨宿り」と「避難」のどちらを選ぶかで、場面の温度が大きく変わります。

「雨宿り」は、急な雨をしのぐために軒先や木の下に入る、軽い場面を思わせる言葉です。一方の「避難」は、災害や危険から逃れる切迫した場面を思わせます。日本語では、この二つは別の言葉として使い分けられています。

英語のtake shelterは、この二つの場面をひとつの表現で受け持っています。雨から身を守るために入る場合も、嵐や攻撃から逃れるために入る場合も、shelter(雨風をしのぐ場所)に身を寄せる動作という点が共通しているためです。同じ形のまま、続く語で場面の重さが決まります。日本語では、言葉そのものを取り替えることで温度を調整しますが、英語では、動詞句を変えずに、あとに続く語で調整するわけです。「from the rain」なら雨宿り寄り、「from the storm」なら避難寄りに読む、といった具合です。

今回の和訳は、「あの危ない雷雨のとき、僕たちはどこに避難した?」となっています。dangerous lightning stormという言葉が付いているため、雨宿りより一段重い「避難」を選んだ訳し方です。

訳語で迷ったときは、続く語に注目してみてください。何から身を守ったのかが決まれば、take shelterの訳し分けは自然と定まります。訳し分けの物差しを持っておくと、ニュースの見出しから日常の雑談まで、同じ表現に出会ったときの読み方が安定します。

まとめ|雷雨の避難先を、思い出として語る

take shelterは、雨や嵐、危険から身を守るために、安全な場所へ入ることを表す表現です。

軽い雨宿りから切迫した避難まで、ひとつの表現で言い表せます。動詞の形を変えれば、took shelterのように過去の体験として語ることもできます。fromで避ける対象、in / underで入る場所を続ければ、何から、どこで身を守ったのかが具体的に伝わります。

キャメロンが木の思い出を数え上げるなかで、take shelterは雷雨のときの避難先を尋ねる一言として登場していました。同じ「この木の下」という答えが三度重なる会話には、木にまつわる家族の思い出が詰まっています。雨や雷から身を守った経験を語りたいときの言い方として、表現の引き出しに加えてみてください。

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