「get something squared away」の意味と使い方|『Friends』S06E07で学ぶ英会話

「get something squared away」の意味と使い方を解説

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

散らかったままの部屋や、後回しにしていた手続きを、そろそろきちんと片付けなければ。そんな気持ちになったことはありませんか。

そんなときにぴったりの「get something squared away」を、『フレンズ』シーズン6第7話の後半、部屋に入ろうとするモニカに、チャンドラーが「後でまた来てくれ」と告げる場面から、一緒に見ていきましょう。

目次

「get something squared away」の意味とニュアンス

get something squared away
意味:(物事を)きちんと片付ける、整える

get something squared away は、散らかっていたものや、手つかずだった用事を、きちんと整った状態にする言い方です。get + 目的語 + 過去分詞の形で、「目的語を〜された状態にする」という意味になり、squared away は「きちんと整った」という状態を表します。square は「四角」を表す語で、ばらばらだったものの角をそろえて、きっちり四角く収める動きが、そのまま「整える」という意味につながっています。

部屋や机のような目に見えるものだけでなく、書類、予定、お金まわりなど、形のないものにも広く使えます。something の位置には、my finances や the paperwork のような具体的な名詞が入ります。ドラマの台詞では、something が everything に置き換わった get everything squared away の形で登場します。「全部まとめてきちんと整える」というニュアンスが加わる形です。

日本語の「片付ける」は、物を動かして収めるイメージが強い言葉です。squared away は物を動かすかどうかを問わず、結果として整っている状態に焦点があります。

状態を表したいときは、be squared away の形になります。The paperwork is squared away.(書類は片付いている)のように、整ったあとの状態を述べる言い方です。

【ここがポイント!】

  • 「get something squared away」の核は、ばらばらのものを、きっちり整った状態にすること
  • 目的語は物にも予定にも書類にも使え、everything なら「全部まとめて」の意味が強まる
  • 整ったあとの状態は、be squared away で述べられる

『フレンズ』S06E07のシーンで見てみよう

意味を押さえたところで、実際のドラマシーンを見ていきましょう。

チャンドラーは、部屋に入ろうとするモニカに「後でまた来てくれ」と告げます。その中で出てくるのが、全部きちんと片付けるから、という約束の言葉です。モニカは薬がまだ残っていると言い添えて「じゃあね」と告げ、チャンドラーのひと言と、ロスの問いかけまでが、この場面の流れです。

Monica: Is it the same thing that Chandler had?
(それ、チャンドラーがなったのと同じものなの?)

Chandler: Look, uh, just-just come back later. We’ll get everything squared away and you can come back later.
(いいか、その、後でまた来てくれ。全部きちんと片付けとくから、そうしたらまた来ていいよ。)

Monica: Okay. Hey, listen, there’s still some of Chandler’s medicine left under the sink in the bathroom. Bye.
(わかった。ねえ、聞いて、チャンドラーの薬がまだ洗面所の流しの下に残ってるわよ。じゃあね。)

Chandler: Bye-bye. Thank God.
(じゃあな。ああ、助かった。)

Ross: Dude, what’d you have?
(なあ、お前はなんだったんだ?)

Friends Season6 Episode7(The One Where Phoebe Runs)

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シーン解説と心理考察

モニカの「それって、チャンドラーがなったのと同じものなの?」という問いは、直前にロスが口にした悩みを受けたものです。チャンドラーは答えに深入りせず、「後でまた来てくれ」と時間をずらしにいきます。その理由として置かれたのが、「全部きちんと片付けるから」という約束です。

このひと言には、二重の意味があります。言葉だけを見れば、事情を整えてからまた来てほしい、という意味にも受け取れます。しかしチャンドラーが本当に整えたいのは、動かしてしまった部屋のものを元の位置に戻す作業でした。のちの発言では「元の場所に全部戻さなければ」と口にしています。同じ get everything squared away が、聞く側と話す側で別の中身を指している点が見どころです。

モニカは、チャンドラーの薬がまだ残っていると一言添えて「じゃあね」と告げます。ロスの「悩み」に、チャンドラーの過去を重ねてからかう一言です。チャンドラーの「Thank God」は、モニカの「じゃあね」を受けた、ひと息の安堵として響きます。続くロスの「なんだったんだ?」という問いかけは、モニカの質問の続きを、チャンドラーに向け直す一言です。切り抜けた直後の空気が、ゆるむ瞬間まで描かれた場面です。

『フレンズ』流・覚え方のコツ

square は「四角」。あちこちに広がっていた紙の束を、机の上でとんとんと打って、角をきれいにそろえる動作を思い浮かべてみましょう。ばらばらだったものが、きっちり四角い形に収まる感覚が、「きちんと整う」という意味につながります。

チャンドラーが目指していたのも、動かしてしまったものを元の位置へ戻して、部屋の角をそろえ直すことでした。get everything squared away というひと言を、「ばらばらのものを整った状態へ」という動きとセットにして覚えておくと、部屋でも書類でも予定でも、同じイメージのまま使えます。

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例文で覚える「get something squared away」

暮らしの準備から仕事の締め切りまで使える get something squared away を、3つの例文で確認していきましょう。

I need to get my finances squared away before the move.
(引っ越しの前に、お金まわりをきちんと整理しておかなきゃ。)
引っ越し前の準備を話す場面です。my finances のように、形のないものも目的語に置けます。

A: Is the report ready for tomorrow?
B: Almost. Give me an hour and I’ll get everything squared away.
(A:明日の報告書はできてる?)
(B:ほぼね。1時間くれれば、全部きちんと仕上げるよ。)
締め切り前の進み具合を確認し合う会話です。everything を目的語にすると、「全部まとめて整える」という意味が強まります。

Once the paperwork is squared away, we can finally relax.
(書類が片付いたら、やっと一息つけるね。)
面倒な手続きが終わる安堵を語る場面です。is squared away と状態を表す形にすると、「整った状態になっている」という意味になります。

あわせて覚えたい関連表現

sort out
(整理する、解決する)
get something squared away が「整った状態にすること」に重心があるのに対し、sort out は混ざったものを分けて、問題を片付けるところに重心があります。

take care of
(〜を引き受けて処理する)
take care of は「引き受けて面倒を見る」ことを述べる言い方です。get something squared away は、片付いて整った「仕上がりの状態」まで含めて伝えます。

tidy up
(片付けて整える)
tidy up は主に、部屋や机など、目に見える散らかりを整える場面で使います。get something squared away は、書類や予定、お金まわりなど、形のないものにも広く使えます。

Note|「get + 目的語 + 過去分詞」の形で読み解く、get something squared away

get something squared away は、単語をひとつずつ覚えるより、「get + 目的語 + 過去分詞」という形として押さえておくと、応用が利く表現です。

同じ形の例を並べてみます。get the room cleaned は「部屋を掃除された状態にする」、get the paperwork done は「書類を終わった状態にする」、get everything squared away は「すべてを整った状態にする」という意味になります。どれも、目的語が過去分詞の表す状態になるところまで持っていく、という共通の筋があります。get the report finished(報告書を仕上がった状態にする)や、get the kids dressed(子どもたちに服を着せた状態にする)も、同じ仕組みでできています。自分の手で仕上げる場合も、誰かに頼んで仕上げてもらう場合も、この形は同じです。誰がやるのかは、主語や文脈で読み取ることになります。

チャンドラーの台詞は「We’ll get everything squared away」で、we が主語です。二人の手で、全部を整った状態にするという意味になります。everything が目的語、squared away が「整った状態」を表す過去分詞の部分にあたります。

形ごと覚えておけば、squared away の部分を別の語に入れ替えて、いろいろな言い方を作れます。

まとめ|ばらばらのものを、きっちり整える一言

get something squared away は、散らかっていたものや、手つかずの用事を、きちんと整った状態にする言い方です。get + 目的語 + 過去分詞の形で、目的語が整った状態になるまで持っていく動きを表します。

部屋の片付けでも、書類や予定の整理でも、お金まわりの準備でも、同じ形のまま使えます。チャンドラーの「全部きちんと片付けるから」というひと言は、時間を稼ぐための約束であり、同時に、この表現が持つ「きっちり整える」という手応えを、そのまま伝えるものでもありました。日常でも仕事でも、まとめて整えたいものがある場面に向いています。

片付けたいものがあるとき、まとめて整える意思を言い切れる、そんな一言です。

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