海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
『フレンズ』シーズン6第7話では、新しくルームメイトになったレイチェルとフィービーが、公園へ一緒に走りに出かけます。ところがその後、レイチェルはフィービーと一緒に走るのを避けようとして、うそをついてしまいます。
誘う、断り方に迷う、うそを見抜かれる、そして謝る。その流れの中で「本当はどうすべきだったか」を英語でどう言い合うのか、場面の順に見ていきます。
「Why don’t you come with me?」誘ったあとで、断り方に迷うとき
始まりは、2人の新しい部屋での一言です。レイチェルのほうから、フィービーを走りに誘います。
Rachel: Ph-Phoebe, come on. Can we finish this later? I want to go running before it gets dark.
(フィ、フィービー、ねえ。続きはあとにしない?暗くなる前に走りに行きたいの。)
Rachel: Oh! Why don’t you come with me?
(そうだ!一緒に来ない?)
Friends Season6 Episode7(The One Where Phoebe Runs)
Can we finish this later? は、今していることを切り上げて「続きはあとで」と持ちかける言い方です。Why don’t you ~? は「〜しない?」と気軽に誘う形で、直後にレイチェルは公園を走ることを roommate-bonding thing(ルームメイトとしての親睦)とも言い表しています。
2人で走ったあと、カフェのセントラルパークで、レイチェルはロスとモニカに相談します。
Rachel: And I know she’s going to want to run again. I just don’t know how to get out of it. I mean, I live with her.
(それに、フィービーはきっとまた走りたがるわ。どうやって断ればいいのかわからないの。だって一緒に住んでるんだもの。)
Monica: Why don’t you just be straight with her? Tell her the truth.
(正直に言えばいいじゃない。本当のことを話すのよ。)
Friends Season6 Episode7(The One Where Phoebe Runs)
get out of ~ は「(予定や約束など)から抜ける」という意味で、ここでは次にまた誘われたときに断る方法を指しています。I mean, I live with her. と一緒に住んでいる事情を添えることで、断りにくさが伝わります。モニカの be straight with ~ は「〜に正直になる」で、Why don’t you just ~? の just が「ただ〜すればいい」と、難しく考えずに済む方法を勧める響きになります。レイチェルも、本当のことを言うべきだと返します。
「You lied so you could ~」うそを見抜かれたときの言い訳と返し
けれども、フィービーが店に来ると、レイチェルは本当のことを伝えないまま、一緒に走るのを避けようとします。場面が公園に移り、一人で走っているレイチェルの前にフィービーが現れます。フィービーは、レイチェルがランニングシューズを持って出かけるのを見ていたと話し、こう続けます。
Phoebe: You lied so you could run by yourself.
(一人で走るために、うそをついたのね。)
Rachel: No, Phoebe, no, I was… no. You know what?
(違うの、フィービー、違う、私は……違うの。あのね。)
Rachel: I was… I was actually just checking…
(私は……実はちょっと確かめてただけで……)
Rachel: To see… if I could run and I can.
(……走れるかどうか。で、走れたの。)
Phoebe: Please, Rachel, I am not an idiot.
(やめてよ、レイチェル。私、ばかじゃないから。)
Rachel: No, wait, Phoebe.
(違うの、待って、フィービー。)
Friends Season6 Episode7(The One Where Phoebe Runs)
You lied so you could ~. の so you could ~ は「〜できるように」と目的を表す形です。うそをついたことだけでなく、何のためだったのかまで言い当てる言い方になっています。
レイチェルは No を重ねたあと、You know what? で話を切り替え、I was actually just checking to see if ~ とつなげます。check to see if ~ は「〜かどうか確かめる」で、actually と just が加わると「実は、ちょっと〜していただけ」という言い訳らしい響きが強まります。
フィービーの I am not an idiot. は、見え透いた言い訳には乗らないと伝える返しです。フィービーはそのまま走っていき、レイチェルは No, wait と呼び止めます。wait だけでも、立ち去ろうとする相手を引き止める呼びかけとして通じます。
「What should you have done?」should have で振り返って謝る
場面は2人の部屋に移ります。帰ってきたフィービーに、レイチェルが話を切り出します。
Rachel: Hey. Phoebe, can I talk to you for a second?
(ねえ。フィービー、ちょっと話せる?)
Phoebe: Sure.
(いいよ。)
Rachel: I just wanted to say that I’m sorry, okay?
(ただ、ごめんねって言いたかったの。ね?)
Rachel: I handled the situation horribly and-and I should not have lied to you.
(ひどい対応をしちゃったし、あなたにうそをつくべきじゃなかった。)
Phoebe: So, what should you have done?
(じゃあ、どうすべきだったの?)
Rachel: Well, I-I should have told you the truth.
(それは、ほ、本当のことを言うべきだった。)
Phoebe: Uh-huh… which is?
(ふうん……で、それって?)
Friends Season6 Episode7(The One Where Phoebe Runs)
Can I talk to you for a second? は、改まった話を始める前の前置きです。続く I just wanted to say that I’m sorry. は、過去形の wanted を使うことで、伝えに来た用件をやわらかく切り出せます。
I handled the situation horribly は「対応がひどかった」と自分のふるまい全体を認める言い方です。should not have + 過去分詞 は「〜すべきではなかった」で、過去の行動を振り返って悔やむときに使います。
フィービーは同じ形の What should you have done? で問い返し、レイチェルに I should have told you the truth. と答えさせます。さらに Which is?(で、それって?)と、その本当のことの中身まで促します。謝罪の言葉だけで終わらせず、本来とるべきだった行動を自分の口で言わせるやり取りです。この2人の話の終わりには、公園でフィービーに出くわしたレイチェルが You were right.(あなたの言うとおりだった)と伝えます。
まとめ|うそを謝るときの英語
Why don’t you ~? で誘い、get out of ~ や be straight with ~ で断り方を相談し、should have と should not have で過去のふるまいを振り返る流れを見てきました。謝るときに「本当はどうすべきだったか」まで言葉にすると、話し合いの形がはっきりします。
ルームメイトどうしの会話の英語を、これからも『フレンズ』の場面とともにたどっていきます。
同じエピソードのほかのコラムやフレーズ記事では、この回の別の場面の英語を取り上げています。


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