お土産選びで迷う子どもに、買い方を助言するときの英語|『モダンファミリー』S05E20で学ぶ英会話

『Modern Family』コラム: お土産選びで迷う子どもに、買い方を助言するときの英語|『モダンファミリー』S05E20で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『モダンファミリー』シーズン5第20話は、家族そろってオーストラリアを旅する回です。旅先で、リリーはお土産を一つだけ選ぶことになり、ヘイリーがその買い物に付き合います。

迷う相手にどう声をかけるかは、日本語でも意外と言葉選びが難しいものです。今回は、すぐ買おうとする子への助言、なかなか決まらない子への励まし、最後に背中を押す一言を、場面の順に見ていきます。

目次

「Don’t buy the first thing you see.」最初の助言

旅の途中、リリーはすぐに買い物を決めようとします。

Lily: Ooh! Kangaroos! I’m going to buy one.
(わあ! カンガルー! ひとつ買う。)

Haley: Lily, what did I just say?
(リリー、私いま何て言った?)

Lily: I don’t know.
(知らない。)

Lily: Something about shoes, probably?
(靴のこと、だったかな?)

Modern Family Season5 Episode20 (Australia)

I’m going to buy one. では、be going to で買う意思を口にしています。ヘイリーの what did I just say? は「今なんて言った?」と、直前に伝えたことを思い出させる問いかけです。

リリーの Something about ~, probably? は「〜についての何か、だったかな?」というあいまいな答え方で、話をきちんと聞いていなかったことが伝わってきます。ヘイリーは改めて、こう言い聞かせます。

Haley: Your dad gave you enough money for one souvenir.
(パパがくれたお金は、お土産ひとつぶんだけなんだから。)

Haley: Don’t buy the first thing you see.
(最初に見たものを買っちゃダメ。)

Haley: You’ll regret it your whole trip.
(旅行の間ずっと後悔するよ。)

Lily: You’re right.
(そうだね。)

Lily: I have enough regret.
(後悔ならもう十分してるもん。)

Modern Family Season5 Episode20 (Australia)

enough money for one souvenir は「enough +名詞+ for ~」の形で、「お土産ひとつ分のお金」と予算の上限を伝えています。the first thing you see は「最初に目にしたもの」で、the thing の後ろに関係詞が省略された形です。

You’ll regret it your whole trip. は「後悔する」の後ろに期間を添えて、すぐに買ってしまうことの代償を具体的に示しています。それを受けたリリーの I have enough regret. は、子どもが口にするには大げさな一言で、この場面の笑いどころと言えます。

「You’ll find the perfect one.」迷う相手を落ち着かせる

別の場面では、次のお店を探そうとする声と、もうお土産は見たくないという声が上がります。そこでヘイリーは、リリーにこう声をかけます。

Haley: Lily, relax.
(リリー、落ち着いて。)

Haley: You’ll find the perfect one.
(きっとぴったりのが見つかるから。)

Modern Family Season5 Episode20 (Australia)

relax は「力を抜いて」「落ち着いて」と、焦っている相手をなだめる一語です。名前を呼んでから短く言うと、相手に向けた言葉だとはっきりします。

You’ll find the perfect one. の one は、前に話題になっているもの(ここではお土産)を指す代名詞です。同じものを繰り返さずに済むため、買い物の会話では a cheaper one、the blue one のように形容詞と組み合わせてよく使われます。

この一言は、最初の場面の Don’t buy the first thing you see. とつながっています。急いで決めなくていい、時間をかければ見つかる、という励ましとして働いている点が見どころです。買い物に限らず、進路やプレゼント選びで迷っている相手にも、そのまま使える形と言えます。

  • A: I can’t decide which one to get.
    (どれにするか決められない。)
  • B: Relax. You’ll find the perfect one.
    (落ち着いて。きっとぴったりのが見つかるよ。)

「What if there’s a better one later?」と最後のひと押し

さらに後の場面で、一度は決めかけたリリーが、もう一度迷い始めます。

Lily: Wait.
(待って。)

Lily: What if there’s a better one later? Let’s keep looking.
(あとでもっといいのがあったら? もっと探そう。)

Haley: No, no, no! You are buying that.
(ダメダメダメ! それを買うの。)

Haley: You’re never gonna find anything better.
(それよりいいのなんて、絶対見つからないから。)

Modern Family Season5 Episode20 (Australia)

What if ~? は「もし〜だったらどうする?」と、まだ起きていない可能性を心配するときの形です。a better one later の one も、指しているのはお土産です。Let’s keep looking. は「keep + -ing」で、探すのを続けようと提案しています。

ヘイリーの No, no, no! は同じ語を重ねて、提案をきっぱり退ける言い方です。続く You are buying that. は現在進行形を使い、「それを買うことに決まっている」と、相手の選択をこちらが言い渡す響きになります。

You’re never gonna find anything better. は never と anything better を組み合わせて「これ以上のものは見つからない」と言い切る形です。最初は「すぐ買わないで」と助言していたヘイリーが、最後は「もう買って」と逆の方向に押している流れが面白いところです。

表現 働き
Don’t buy the first thing you see. 急いで決めないよう助言する
You’ll find the perfect one. 迷う相手を励ます
What if there’s a better one later? まだ見ぬ候補を気にして迷う
You are buying that. 選択を言い渡して決めさせる

まとめ|急がせない助言と、決めさせる一言

Don’t buy the first thing you see. で急がないよう助言し、You’ll find the perfect one. で励まし、最後は You are buying that. で決めさせる。ヘイリーの言葉の向きが場面ごとに変わることで、迷う相手への声かけの幅が見えてきます。

旅先の買い物の場面を観ながら、英語の言い回しを一つずつ拾っていきましょう。

この回で家族が交わすほかの英語は、同じエピソードのほかのコラムやフレーズ記事にまとめています。

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