同居を始める前にアドバイスを求めるときの英語|『ビッグバン★セオリー』S10E04で学ぶ英会話

『The Big Bang Theory』コラム: 同居を始める前にアドバイスを求めるときの英語|『ビッグバン★セオリー』S10E04で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は『ビッグバン★セオリー』シーズン10 第4話から、同居を始めるにあたって経験者にアドバイスを求めるときの英語を取り上げます。5週間の同居の実験を引き受けたシェルドンはペニーに、エイミーはレナードに、それぞれ助言を求めます。

助言の求め方には改まった型と日常的な型があり、答える側の言い回しにも人柄が出ます。二組の相談を並べて、求め方と伝え方の両方を見ていきます。

目次

「insights」と「advice」で経験者に助言を求める

ペニーの部屋の場面です。ペニーに本題を促されて、シェルドンが相談を切り出します。

Sheldon: Well, you’ve lived with your significant other for some time. I would like this experiment to go well. Are there any insights you can share?
(さて、君は伴侶としばらく一緒に暮らしてきた。僕はこの実験をうまく進めたい。君が共有できる知見は何かあるだろうか?)

Penny: Mm. Well, the biggie is, if she has an insane roommate, kick him out as soon as possible.
(うーん。そうね、一番大事なのは、彼女に正気じゃないルームメイトがいたら、できるだけ早く追い出すこと。)

Sheldon: You know, Leonard and I were very happy before you came along.
(言っておくが、君が来るまで、レナードと僕はとても幸せだったんだ。)

TBBT Season10 Episode04

シェルドンはまず you’ve lived with ~ for some time と、相手の経験を現在完了形で示してから質問に入ります。significant other は恋人や配偶者をまとめて指す語です。

質問の Are there any insights you can share? の insight は「知見・見識」に近い語です。adviceよりも改まった響きがあり、実験をうまく進めたいと話すシェルドンらしい硬さが表れています。

答えるペニーの the biggie is は「一番大事なのは」という口語的な前置きです。ただし続く中身は、正気じゃないルームメイトは追い出せという冗談で、シェルドンは昔の暮らしを持ち出して言い返します。

場面は変わって、レナードとシェルドンの部屋では、エイミーがレナードに助言を求めます。

Amy: You’ve been roommates with Sheldon forever. Do you have any advice?
(あなたはずっとシェルドンのルームメイトだったわね。何かアドバイスはあるかしら?)

Leonard: I’m trying to think of an answer that won’t stop you from doing this.
(君にこれをやめさせずに済む答えを、今考えてるところなんだ。)

TBBT Season10 Episode04

Do you have any advice? は、日常的でもっとも使いやすい求め方です。advice は数えられない名詞のため、an adviceやadvicesとはせず、any adviceやsome adviceの形で使います。レナードの返事は答えをすぐに出さず、考えている途中だと伝えるつなぎになっています。

「compromise is key」と命令文、二通りの助言

ここから場面は、ペニーの部屋でシェルドンに話すペニーと、レナードとシェルドンの部屋でエイミーに話すレナードを交互に映します。まずはペニーの助言です。

Penny: I know it sounds like a cliché, but compromise is key.
(月並みに聞こえるのは分かってるけど、妥協が肝心だよ。)

TBBT Season10 Episode04

I know it sounds like a cliché, but は「ありきたりなのは承知で」と断ってから本題に入る前置きです。~ is key は「〜が鍵だ」と要点を一言で示す形です。

これに対し、もう一方の部屋のレナードは命令文で注意点を並べます。

Leonard: Never leave a belt on the floor. At night, they look like snakes.
(床にベルトを置きっぱなしにしないこと。夜はヘビに見えるから。)

TBBT Season10 Episode04

Never ~ で始まる命令文は「決して〜しないこと」と禁止をはっきり伝え、続く文で理由を添えています。ペニーは続けて、Do little things, like ~ と小さな心遣いを具体例つきで勧めます。

Penny: You’re gonna be seeing each other a lot, so respect each other’s personal space.
(これから顔を合わせることが多くなるんだから、お互いの空間を尊重してね。)

TBBT Season10 Episode04

Leonard: He startles easily, so, please, no flash photography.
(彼はすぐびっくりするから、頼むからフラッシュ撮影はなしで。)

TBBT Season10 Episode04

respect each other’s personal space は、互いの個人的な領域を尊重するという意味です。レナードの please, no ~ は「〜はご遠慮ください」という、掲示の注意書きに近い形の禁止です。ペニーが「彼女」との付き合い方を語るのに対し、レナードは「彼」、つまりシェルドンの扱い方を語っている対比が面白いところです。

まとめ|求め方と伝え方の型

今回は、Are there any insights you can share?とDo you have any advice?という二つの求め方と、~ is keyや命令文による伝え方を見てきました。改まった場面と日常の場面で型を使い分けると、相談の英語の幅が広がります。

助言を求める側と答える側、両方の英語がそろう相談の場面です。次回も『ビッグバン★セオリー』と一緒に英語を学んでいきましょう。

ほかのコラムやフレーズ記事と読み比べると、同じ回の英語が別の角度から見えてきます。

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