「miss」と「stand someone up」はどう違う?家族の行事を休むときの英語|『モダンファミリー』S07E02で学ぶ英会話

『Modern Family』コラム: 「miss」と「stand someone up」はどう違う?家族の行事を休むときの英語|『モダンファミリー』S07E02で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『モダンファミリー』シーズン7第2話では、リリーのサッカーの試合をめぐって、ジェイとグロリアが観戦を免れる方法に頭を悩ませます。一方、試合の会場では、ミッチェルとキャメロンが家族の到着を待っています。

同じ「来ない」でも、英語では言い方しだいで受け止め方が大きく変わります。この回の会話から、行事を休むことを表す言い方と、その周りの表現を拾っていきます。

目次

「be there」と「make an excuse」で出欠を語る

試合を前にしたジェイとグロリアの会話は、グロリアがジェイに言い訳の件を持ち出すところへと進みます。

Gloria: We just have to accept that Lily has a soccer game and we all have to be there.
(受け入れるしかないのよ。リリーにはサッカーの試合があって、私たちみんな行かなきゃいけないって。)

Gloria: You were supposed to make an excuse.
(あなたが言い訳を考えるはずだったでしょ。)

Jay: I’m sorry! I ran into Cam at the market.
(悪かったよ! 市場でキャムにばったり会っちまって。)

Jay: He asked if we could go.
(来られるかって聞かれてな。)

Jay: I panicked.
(あわてちまったんだ。)

Modern Family Season7 Episode2 (The Day Alex Left for College)

we all have to be there の be there は「その場にいる」、つまり出席することを表す基本の表現です。反対に、行けないことを伝えるなら I can’t be there. の形で足ります。

You were supposed to ~ は「〜するはずだったのに」と、果たされなかった役目を指摘するときの形で、make an excuse は「言い訳をする、口実を作る」という意味になります。ジェイの run into は「偶然出くわす」という句動詞で、I panicked. は「あわててしまった」と一言で事情を打ち明けています。

話はさらに続きます。

Jay: So we should leave in about an hour.
(じゃあ、1時間くらいで出ればいいな。)

Gloria: What is this “we”? I have to go and register Joe for the winter camp.
(その「俺たち」って何? 私はジョーの冬のキャンプの申し込みに行かなきゃいけないの。)

Joe: Mommy’s going to buy shoes.
(ママはくつをかいにいくんだよ。)

Gloria: I did not raise a rat!
(告げ口するような子に育てた覚えはないわ!)

Jay: Nobody gets out of this.
(誰も逃げられないぞ。)

Modern Family Season7 Episode2 (The Day Alex Left for College)

What is this “we”? は、自分が勝手に人数に入れられたときに「その『私たち』って誰のこと?」と切り返す言い方です。ジョーが別の用事を口にしたところで、ジェイは Nobody gets out of this. と言い切ります。get out of ~ は「〜を免れる、〜から抜け出す」という意味で、義務や約束ごとから逃れる場面で広く使われます。

「stand someone up」は待たされる側の言葉

試合の会場では、ミッチェルとキャメロンがまだ来ない家族を待っています。

Mitchell: Where is my family?
(僕の家族はどこ?)

Cameron: You don’t think they’re standing us up, do you? You know, when I saw Jay at the grocery store and asked him if they were coming, he took a sample meatball and chewed it for a full minute before he said yes, so
(まさか、すっぽかされてるなんてことないよね? ほら、スーパーでジェイに会って来るかって聞いたとき、試食のミートボールを丸1分かんでからイエスって言ったから)

Modern Family Season7 Episode2 (The Day Alex Left for College)

stand someone up は「約束した相手を待たせたまま現れない、すっぽかす」という句動詞です。待ち合わせやデートに相手が来ない場面で使われることが多く、待たされる側の不満がにじむ言い方と言えます。キャメロンの You don’t think ~, do you? は「まさか〜じゃないよね?」と、心配を打ち消してほしいときの聞き方です。この時点ではまだ試合前なので、キャメロンは不安を口にしている段階です。

キャメロンが話す買い物先での出来事は、ジェイが先に話した「市場でばったり会った」件と重なります。片方は「あわてて行くと答えた」と語り、もう片方は「ミートボールを丸1分かんでから答えた」と語っていて、同じ場面が別の角度から描かれているのが面白いところです。

同じころとは限りませんが、ジェイの家のプールにはクレアの姿がありました。ジェイたちを前に、クレアはこう説明します。

Claire: Listen, I thought you guys would already be at Lily’s soccer game, and things have been pretty emotional at my house this morning.
(ねえ、みんなはもうリリーのサッカーの試合に行ってると思ってたの。それに今朝はうち、かなり感情的になってて。)

Claire: I just wanted a couple hours by the pool.
(プールのそばで2、3時間過ごしたかっただけ。)

Modern Family Season7 Episode2 (The Day Alex Left for College)

I thought you guys would already be at ~ は「みんなはもう〜にいると思ってた」と、思いがけず顔を合わせた理由を説明するときに使える形です。a couple hours は「2、3時間」の意味で、口語では a couple of hours の of を省いた形もよく耳にします。

「miss」と「a free pass」で決める欠席のルール

後の場面で、クレアが家族に確認するように言います。

Claire: Okay, so we all agree.
(じゃあ、みんな賛成ってことね。)

Claire: Everybody gets a free pass once a year to miss a kid event.
(全員、年に1回だけ子どもの行事を休めるパスがもらえる。)

Mitchell: Ooh, I heard Luke might be forming a boy band, so I want to get out in front of that.
(おっ、ルークがボーイバンドを組むかもって聞いたから、先手を打っておきたいな。)

Modern Family Season7 Episode2 (The Day Alex Left for College)

miss は「(行事などを)休む、逃す」という意味で、miss a kid event は「子どもの行事を欠席する」です。stand someone up が待たされた側の気持ちを含むのに対し、miss は休むという事実をそのまま表す、落ち着いた言い方と言えます。a free pass はもともと無料で入れる券を指す言葉で、ここでは「おとがめなしで済む権利」のたとえとして使われています。ミッチェルの get out in front of ~ は「〜に先手を打つ」という意味です。

続いて、一人芝居の公演に来てもらえると喜ぶ声が上がると、流れが変わります。

Mitchell: I’m gonna change my vote.
(僕、投票を変えるよ。)

Cameron: Yeah, put me down for missing that, too.
(うん、僕もそれは欠席にしといて。)

— No, but you don’t understand.
(いや、分かってないよ。)

— I-I play all the brides and all the brothers.
(ぼ、僕が花嫁も兄弟も全部演じるんだ。)

Claire: Make it three.
(これで3人ね。)

Modern Family Season7 Episode2 (The Day Alex Left for College)

put me down for ~ は「私を〜の欄に入れておいて」と、名簿や申し込みに名前を書いてもらうときの言い方です。missing that と組み合わさると、「その公演を休む側に入れて」という意味になります。クレアの Make it three. は「それで3人ね」と数を更新する一言で、人数や注文の数を足すときにも使える形です。

表現 意味 響き
be there その場にいる、出席する 出席を表す基本の言い方
miss 休む、逃す 事実をそのまま述べる
stand someone up 待たせたまま来ない 待たされた側の不満がにじむ
get out of ~ 〜を免れる 義務から抜け出す

まとめ|「来ない」をどう言い分けるか

be there で出席を、miss で欠席を、stand someone up で待たされる側の気持ちを表す。この回には、家族の行事への出欠をめぐる言い方が並んでいます。どの語を選ぶかで、休む側と待つ側のどちらに立った言葉になるかが変わるのが分かります。

次の話でも、『モダンファミリー』の家族の会話から使える英語を拾っていきましょう。

入寮の日の姉妹の会話や、フィルが父との思い出を振り返る場面は、同じ回のほかのコラムで取り上げています。

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