「my money was on」の意味と使い方|『モダンファミリー』S04E17で学ぶ英会話

「my money was on」の意味と使い方を解説

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

試合の勝敗や、次に話題になる人について、友人や家族とそれぞれの予想を言い合った経験はありませんか。

そんな場面にぴったりの「my money was on」を、『モダンファミリー』シーズン4第17話の前半、ヘイリーが伝えたクラスの子の話題にフィルが口をはさむシーンから、一緒に見ていきましょう。

目次

「my money was on」の意味とニュアンス

my money was on
意味:(私は)〜に賭けていた、〜だと予想していた

my money was on は、「私のお金は〜の上に置かれていた」という文字どおりの意味から、「〜が結果になると予想していた」を表す口語表現です。money(お金)、on(〜の上に)の組み合わせで、賭けのテーブルで自分のお金を一人の相手の前に置く絵が浮かびます。実際にお金を賭けているわけではなく、賭けにたとえて自分の予想を軽く述べる言い方です。

on のあとには、予想の対象になる人や物が来ます。My money was on Denise.(私はデニースだと予想していた)、My money was on the red team.(私は赤チームだと思っていた)のように、名前やチーム名を置く形が基本です。

過去形の my money was on は、結果が出たあとで「自分はこう予想していた」と振り返るときに向いています。現在形との違いは Note で整理します。

賭けにたとえた言い方なので、確信の強さよりも、「自分はこう読んでいた」という気軽な主張のニュアンスが前に出ます。友人同士の予想合戦のような、くだけた場面によく合う表現です。

【ここがポイント!】

  • 「my money was on」の核は、自分のお金を置いた先が予想の先、という賭けのイメージ
  • on のあとに人や物の名前を置き、「〜だと思っていた」を軽く言う口語表現
  • 現在形なら「これからの予想」、過去形なら「以前の予想」と、時制で焦点が変わる

『モダンファミリー』S04E17のシーンで見てみよう

意味を押さえたところで、実際のドラマシーンを見ていきましょう。

ヘイリーとクレア、フィルの3人が言葉を交わす場面です。ヘイリーがクレアの新しいブーツに目を留めたあと、クラスの子の妊娠の話題を伝えます。クレアがフィルに声をかけ、フィルが自分の予想を賭けにたとえて述べるところに注目です。

Haley: Are those new boots?
(それ、新しいブーツ?)

Claire: Yes.
(ええ、そうよ。)

Haley: I love them. They’re so cute!
(それ、めっちゃいいじゃん。すっごくかわいい!)

Claire: They are?
(そう?)

Haley: Oh, I forgot to tell you– Danielle Gunston– first one in my class to get pregnant. You totally called it.
(あ、言い忘れてた。ダニエル・ガンストンが、うちのクラスで妊娠第一号なんだって。完全に言い当てたよね。)

Claire: Did you hear that?
(今の聞いた?)

Phil: My money was on Denise Modick.
(俺はデニース・モディックに賭けてたんだけどな。)

Modern Family Season4 Episode17 (Best Men)

シーン解説と心理考察

やり取りの入口は、ブーツの話題です。ヘイリーが Are those new boots?(それ、新しいブーツ?)と尋ね、I love them. They’re so cute!(それ、めっちゃいいじゃん。すっごくかわいい!)と続けます。クレアの They are?(そう?)という返しには、褒められたことを確かめるような響きがあります。

そこからヘイリーの話題が切り替わり、ダニエル・ガンストンがクラスで最初だったという知らせのあとに、You totally called it.(完全に言い当てたよね)と付け加えます。call it は「(結果を)言い当てる」という意味で、ここでは、クレアが以前に立てていた予想のとおりになった、という言い方です。

クレアはそのあと、Did you hear that?(今の聞いた?)とフィルに声をかけます。ブーツを褒められ、以前の予想も当たっていたと言われた流れを、フィルにも聞かせようとする一言です。

そこへ入るのが、フィルの My money was on Denise Modick.(俺はデニース・モディックに賭けてたんだけどな)です。ヘイリーの話題の中で出てきたのはダニエルの名前でしたが、フィルが挙げたのは別の名前で、自分の予想は違う相手だった、と述べています。過去形の was が、いまの結果を知ったうえで、以前の自分の予想を振り返る形になっています。

賭けという言葉を選ぶところに、予想を立てて楽しむフィルの軽さがにじむ場面です。クレアの「当てた」という話に、自分の「予想」で会話に加わる形で、家族の会話の温度を変えています。

『モダンファミリー』流・覚え方のコツ

競馬場やカードゲームのテーブルで、自分のお金を一人の相手の前にぽんと置く絵を思い浮かべてみましょう。お金が置かれた場所が、自分が勝つと思っている相手です。「お金を置いた先=自分の予想の先」と考えると、my money is on が「〜だと思う」、my money was on が「〜だと思っていた」につながります。

フィルの My money was on Denise Modick. も、テーブルの上のお金がデニース・モディックの前に置かれていた、という絵に重ねられます。実際の結果は別の名前だったため、置いたお金は違う場所にあった、という過去の絵になります。

on が「上に乗っている」という基本の意味を持つことも、覚えるときの手がかりです。お金が相手の上に乗っている、つまり予想がその相手に乗っている、と重ねておくと、on のあとに名前を置く形も自然に頭に入ります。

例文で覚える「my money was on」

試合の予想から職場の人事まで使える my money was on を、3つの例文で確認していきましょう。

My money is on the home team tonight. They’ve been playing really well.
(今夜はホームチームが勝つと思う。最近ずっと調子がいいからね。)
試合の結果を予想する、カジュアルな会話の場面です。現在形の my money is on で、これから起きる結果への予想を述べています。あとに理由を添えると、予想の根拠も伝わります。

I thought Ken would get the promotion. My money was on him.
(昇進するのはケンだと思ってたんだ。彼に賭けてたのに。)
人事の結果を聞いたあとの、職場の場面です。過去形の was で、結果が出たあとに、以前の予想を振り返る形になっています。him のように、名前を代名詞で受けても使えます。

A: Who do you think will win the quiz night?
B: My money’s on the team from the bakery.
(A:クイズ大会は誰が優勝すると思う?)
(B:パン屋さんのチームだと思うな。)
イベントの優勝者を予想する、往復の会話です。my money’s は my money is の短縮形で、話し言葉らしい軽い響きになります。on のあとに、the team from the bakery のように、名前ではなく言い方で相手を指しても使えます。

あわせて覚えたい関連表現

bet on
(〜に賭ける、〜を当てにする)
bet on は、実際に賭ける動作や、「〜を当てにする」という意味まで広く使える動詞表現です。my money was on は、賭けにたとえて予想を述べる言い方に絞られる点で違いがあります。

I’d say it’s ~
(〜だと思う)
I’d say は、控えめに意見を述べる言い方で、賭けの絵は含まれません。my money was on は、賭けにたとえる分、少し冗談めかした主張のニュアンスが出る点が異なります。

put money on
(〜にお金を賭ける、〜を確信する)
put money on は、I’d put money on it の形で「間違いなくそうだ」と確信を強める言い方に使えます。my money was on は、「予想していたのは〜だった」と言うときに向いた表現で、確信の強さよりも、予想の内容に焦点があります。

Note|my money is と my money was の使い分け

賭けにたとえた予想の言い方は、時制によって伝わる焦点が変わります。フィルの一言を手がかりに、現在形と過去形の使い分けを整理してみましょう。

現在形の my money is on は、まだ結果が出ていないことに対する予想を述べます。My money is on Sara.(私はサラだと思う)のように、これから起きる結果に対して、自分の読みを先に出す形です。

過去形の my money was on は、すでに結果が出た、または新しい情報が出たあとで、以前の自分の予想を振り返る形になります。Everyone guessed it would be Emma, but my money was on Sara.(みんなエマだと思っていたけど、私はサラだと予想していたよ)のように、ほかの人の予想と並べて、自分の予想を述べる形でも使えます。

フィルの My money was on Denise Modick. は、ヘイリーの話題で結果が出たあとに、自分が立てていた予想を述べる過去形の使い方です。もし結果が出る前なら、My money is on Denise Modick. と現在形になります。時制を変えるだけで、「これからの予想」と「以前の予想」を言い分けられます。

同じ my money のあとに来る be 動詞が is か was かで、予想がまだ生きているのか、すでに過ぎた予想なのかが決まります。

まとめ|自分の予想を、賭けにたとえて軽く言う

my money was on は、「〜に賭けていた、〜だと予想していた」を表す、賭けにたとえた口語表現です。自分のお金を一人の相手の前に置く絵が、そのまま意味になります。

on のあとに人や物の名前を置き、現在形なら「これからの予想」、過去形なら「以前の予想」と、時制で焦点を変えられます。bet on や I’d say と並べて、賭けにたとえる軽さと、確信の強さの違いを手がかりに使い分けられます。

クレアの「今の聞いた?」に、自分の予想を添えて会話に加わったフィルの一言は、賭けの言い方の軽さがそのまま表れた場面でした。テーブルの上のお金の絵と一緒に、表現の引き出しに加えてみてください。

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※配信状況は変更される場合があります(2026年5月時点)



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