「You hurt my feelings」と言われたら、何と返す?|『モダンファミリー』S08E18で学ぶ英会話

『Modern Family』コラム: 「You hurt my feelings」と言われたら、何と返す?|『モダンファミリー』S08E18で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『モダンファミリー』シーズン8第18話では、映画へ向かう車の中で、グロリアがジェイに「傷ついた」と打ち明けます。きっかけは、先日の夜に話の途中で口を挟まれたことでした。

「傷ついた」と言われた側は、どんな言葉で返せばよいのでしょうか。この場面では、謝る側の言い方と、それを受け止める側の返しが短いやりとりの中に詰まっています。英語で謝るときの手がかりとして見ていきます。

目次

「I didn’t want to say anything, but」と切り出す

車内で、先日の夜の出来事がこう持ち出されます。

— Well, I didn’t want to say anything, but the other night, when we were at Jeff and Sally’s, I was in the middle of telling a story, you just took over and told the ending, and that was very rude.
(言うつもりはなかったけど、この前の夜、ジェフとサリーの家で、こっちが話してる途中だったのに、横取りして結末まで言ったよね。あれはすごく失礼だった。)

Modern Family Season8 Episode18 (Five Minutes)

I didn’t want to say anything, but ~ は「言うつもりはなかったけど」と前置きしてから不満を切り出す言い方です。言いにくいことを持ち出すときの合図として働きます。take over は「(話や仕事を)横から引き取る」で、ここでは相手の話を途中から自分のものにしてしまうことを指しています。

その後、グロリアはジェイに、本当の不満を言葉にします。

Gloria: You know what, Jay, this is not about who tells the best story.
(あのね、ジェイ、これは誰がいちばん上手に話せるかの問題じゃないの。)

Gloria: This is about you jumping in that night like you just wanted me to stop talking because I was embarrassing you or something.
(あの夜、あなたが割り込んできたことよ。まるで私があなたに恥をかかせてるから黙らせたかった、みたいに。)

Gloria: You made me feel stupid.
(私、ばかみたいな気持ちになったの。)

Gloria: You think it’s nothing, but you hurt my feelings.
(あなたは大したことないと思ってるでしょうけど、私は傷ついたのよ。)

Modern Family Season8 Episode18 (Five Minutes)

This is not about ~. This is about ~. は、表向きの争点と本当に言いたいことを切り分ける組み立てです。jump in は「話に割って入る」という句動詞で、take over よりも「途中で飛び込んでくる」動きが強く出ます。You made me feel stupid. は make + 人 + feel ~(人に〜な気持ちにさせる)の形で、自分がどう感じたかを相手の行動と結びつけて伝えています。最後の you hurt my feelings が、この場面の中心となる一言です。

「the last thing I meant」で意図を打ち消す

グロリアの言葉に、ジェイはまずこう返します。

Jay: Gloria, that’s the last thing I meant to happen.
(グロリア、そんなつもりはまったくなかったんだ。)

Gloria: You’re just saying that.
(口先だけでしょ。)

Gloria: You don’t really understand.
(本当は分かってないのよ。)

Modern Family Season8 Episode18 (Five Minutes)

the last thing ~ は直訳すると「最後のもの」ですが、「いちばん〜しないこと」という強い否定になります。that’s the last thing I meant to happen は「そうなることは、いちばん望んでいなかった」、つまり「そんなつもりはまったくなかった」という意味です。the last thing I wanted や the last thing I need のように、動詞を替えてさまざまな場面で使われます。

ただし、意図を打ち消す言い方は、相手には言い訳に聞こえることもあります。グロリアの You’re just saying that. は「口でそう言っているだけでしょう」と、相手の言葉をそのまま受け取らない返しです。この表現はほめ言葉に対して「お世辞でしょう」と照れて返すときにも使われるので、文脈で意味が変わる点に注意が要ります。

続く You don’t really understand. の really は「本当のところは」を表し、「表面ではなく本当の意味では分かっていない」というニュアンスを加えています。意図の否定だけでは気持ちが収まらない、というグロリアの思いが伝わってきます。英語で謝るときは、I didn’t mean to ~ だけで終わらせず、相手の気持ちに触れる一言を添えることが大切だと読み取れる場面です。

「No, I’m sorry」で謝り直す

口先だけだと言われたジェイは、言い方を変えます。

Jay: No, I’m sorry.
(いや、悪かった。)

Jay: Hell, I’m the last guy who wants to make somebody feel like they sound stupid.
(まったく、相手に自分がばかみたいに聞こえると思わせたいなんて、俺がいちばん思わない人間なんだ。)

Modern Family Season8 Episode18 (Five Minutes)

No, I’m sorry. の No は、謝罪を否定しているのではありません。「いや、そうじゃなくて」と、口先だけと言われたことを打ち消したうえで、改めて謝る働きをしています。短い言葉ですが、最初の返しとは違って謝罪の言葉そのものを口にしている点が分かります。

続く I’m the last guy who wants to ~ は、先ほどの the last thing と同じ発想で、「〜したいなどと思う人間として最後の一人だ」、つまり「自分ほど〜したくない人間はいない」という言い方です。guy の代わりに person を使えば、性別を問わずに言えます。グロリアの You made me feel stupid. を受けて、make somebody feel like they sound stupid と言い回しを重ねているのも、相手の言葉を受け止めていることを示す返し方と言えます。

日常の会話で「傷ついた」と言われたら、I’m sorry. That’s the last thing I wanted. や I’m sorry I made you feel that way.(そんな気持ちにさせてごめん)のように、謝罪と意図、相手の気持ちへの言及を組み合わせると伝わりやすくなります。

まとめ|「傷ついた」と言われたときの英語

you hurt my feelings で気持ちを伝える一言、the last thing I meant で意図を打ち消す返し、You’re just saying that. という受け止め方、No, I’m sorry. で謝り直す流れ。謝る側と受け止める側の言葉が、一つの場面にそろっています。

次回も『モダンファミリー』と一緒に英語を学んでいきましょう。

同じ車内での駐車場所探しや話し方の言い合いは、同じ回のほかのコラムで、個々の表現はフレーズ記事でも扱っています。

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