海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
今回扱うのは、『ビッグバン★セオリー』シーズン8 第11話で、シェルドンがクリスマスの贈り物を選ぶ場面の言い回しです。相手に仕返しをするという下心を隠しながら贈り物を選ぶくだりと、当日になってその計画が思わぬ結末を迎えるまでのやり取りを扱います。
相手の気持ちを操ろうとする言い方から、予想外の展開に驚きを表す言い方まで、順を追って見ていきます。
相手の気持ちを操ろうとする贈り物選びの言い回し
ショッピングモールで、シェルドンはバーナデットに付き添われながらエイミーへの贈り物を選んでいます。候補のセーターに首を横に振る場面から始まります。
Sheldon: No, it’s not good enough. It has to be perfect.
(いや、それでは十分じゃない。完璧でなければならないんだ。)TBBT Season8 Episode11 (The Clean Room Infiltration)
not good enough は「十分ではない」という不満を表す言い方です。not に good enough を続けることで、単なる拒否よりもやわらかく基準に届いていないことを伝えられます。it has to be perfect は have to の強い義務表現を使い、基準の高さを伝えています。
バーナデットから助言を受けたシェルドンは、エイミーについてよく知っていることを並べたうえで、こう締めくくります。
Sheldon: I do. Now, let’s find the kind of gift that makes her feel small and worthless.
(そうだ。さあ、彼女に自分がちっぽけで価値のない人間だと思わせる贈り物を探すとしよう。)TBBT Season8 Episode11 (The Clean Room Infiltration)
make + 人 + feel + 形容詞 は、相手にある感情を起こさせるという意味を表す型です。feel のあとに感情を表す形容詞を置くだけで応用が利く型のため、日常のさまざまな場面でも使い回しやすい構造です。この場面では small and worthless という強い言葉が続き、贈り物選びの動機がそのまま言葉に表れています。
予想を裏切る「actually」と、驚きを表す言い回し
クリスマスディナーの席で、エイミーはシェルドンの想定を裏切る一言を口にします。
Amy: Actually, I did get you something.
(実は、あなたに贈り物を用意したの。)TBBT Season8 Episode11 (The Clean Room Infiltration)
actually は、相手の予想に反する事実を軽く切り出す働きをする言葉です。文頭に置くことで、これから話す内容が意外であるという前置きの役割も果たします。相手が驚くような情報を挟むときによく使われます。
戸惑ったシェルドンは、以前の取り決めを持ち出して問いただします。
Sheldon: But what about our agreement?
(だが、僕らの取り決めはどうなるんだ?)TBBT Season8 Episode11 (The Clean Room Infiltration)
what about 〜? は、以前の話や約束を引き合いに出して念を押す言い方です。about のあとに話題を置くだけで成立する型のため、会話の中で気軽に持ち出せる言い方です。自分の想定と違う展開になったときの戸惑いがよく表れています。
エイミーから手作りのクッキーを受け取ったシェルドンは、最後にこう漏らします。
Sheldon: I can’t believe this. You’re happy, I’m happy.
(信じられない。君が幸せで、僕も幸せだ。)TBBT Season8 Episode11 (The Clean Room Infiltration)
I can’t believe this. は、驚き・戸惑いを短く言い表す表現です。想定外の展開に対する率直な反応が伝わってきます。
まとめ|下心のあるプレゼント選びに見る英語表現
not good enough・it has to be perfect という基準の高さを示す言い方から、make + 人 + feel + 形容詞 の型、actually で予想外の事実を切り出す言い方、what about 〜? で取り決めを持ち出す言い方まで、贈り物にまつわる言い回しの幅が見えてきます。仕返しのつもりが思わぬ結末につながる展開が面白いところです。
次回も『ビッグバン★セオリー』と一緒に英語表現を見ていきましょう。
このエピソードの英語表現は、フレーズ記事やエピソードまとめでも扱っています。


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