海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
今回は『ビッグバン★セオリー』シーズン10 第21話から、「I made a huge mistake」と後悔を口にした相手への返し方を取り上げます。恋人と別れたバートが仲間たちの前でその決断を悔やみ、レナードやラージ、ペニーがそれぞれ違う言葉で応じます。
落ち込んだ相手に何と声をかけるかは、英語でも迷いやすいところです。打ち消す、相手の価値を伝える、背中を押すといった返し方の違いを見ていきます。
別れを打ち明けられたときの第一声
カフェテリアの場面で、ラージはやって来たバートに、前の晩が気まずかったならごめんと声をかけます。バートはそれをきっかけに考えたことを話し出します。
Bert: Actually, it got me thinking that I shouldn’t flaunt my money to find love. I might break up with Rebecca.
(実はそれで考えたんだ。愛を見つけるのにお金を見せびらかすべきじゃないって。レベッカと別れるかもしれない。)Leonard: Wow, that’s a big step.
(うわ、それは大きな決断だね。)Raj: I think it shows a lot of character.
(立派な心がけだと思うよ。)TBBT Season10 Episode21
it got me thinking that ~ は「それがきっかけで〜と考えた」という切り出しで、I might ~ はまだ決めていない段階を表します。shows a lot of character は「その人の芯の強さがよく表れている」という意味で、決断そのものをほめる返しです。迷っている相手には、驚きを示す that’s a big step と組み合わせても自然に響きます。
別の場面で、バートは仲間が集まる部屋にやって来ます。ラージに声をかけられ、別れたことを告げます。
Raj: Hey, what’s up?
(やあ、どうしたの?)Bert: I broke up with Rebecca.
(レベッカと別れたんだ。)Penny: Oh.
(あら。)Amy: Oh. You know, good for you.
(まあ。でも、よかったじゃない。)Bert: No, I miss her. I don’t know why I listened to you.
(いや、彼女が恋しいんだ。なんで言うことなんか聞いちゃったんだろう。)TBBT Season10 Episode21
ペニーの Oh. は、とっさに言葉が見つからないときの短い反応です。エイミーの good for you は相手の決断をほめる一言ですが、バートはすぐに No, I miss her. と打ち消します。相手が後悔しているときにほめ言葉を返すと、気持ちとずれてしまう場合があることが、この短いやり取りから読み取れます。
後悔の言葉に返す4つの形
ペニーは、まず相手の価値を伝える形で励まします。
Penny: Bert, you’re a good guy, you deserve a woman who’s interested in more than just your money.
(バート、あなたはいい人よ。お金以外のところにも目を向けてくれる女性がふさわしいの。)TBBT Season10 Episode21
you deserve ~ は「あなたには〜がふさわしい」と、相手の価値を言葉にする言い回しです。続く別のやり取りを挟んで、レナードは行動を促し、バートが後悔を口にします。
Leonard: If you’re that upset, go get her back.
(そんなに落ち込んでるなら、取り戻しに行けばいいじゃないか。)Bert: I tried. She’s not answering my calls. Which really hurts because I bought her that phone. I made a huge mistake.
(やってみたよ。電話に出てくれないんだ。その電話を買ってあげたのは僕なのに、それがこたえる。大失敗だった。)Raj: No, you didn’t. Okay? Look, Bert, when I had money, I dated lots of girls who weren’t right for me.
(いや、そんなことないよ。いい? あのね、バート、僕もお金があったころは、自分に合わない女の子とたくさんデートしたんだ。)TBBT Season10 Episode21
If you’re that upset の that は「そんなに」の意味で、相手の気持ちを受け止めてから提案につなげる形です。ラージの No, you didn’t. は、made を did で受けて「失敗なんてしていない」と打ち消す短い返しで、そのあと自分の経験を重ねています。ラージは話の途中で、誰か代わりに話してほしいと切り上げ、ペニーが relationships aren’t about money と一般論で続けます。
| 返し方 | 表現 | 話し手 |
|---|---|---|
| 打ち消す | No, you didn’t. | ラージ |
| 相手の価値を伝える | you deserve ~ | ペニー |
| 次の行動を促す | If you’re that upset, go ~ | レナード |
| 一般論で支える | relationships aren’t about ~ | ペニー |
どの形も、相手の後悔をそのまま肯定せず、別の見方を差し出している点が共通しています。
まとめ|打ち消す、認める、背中を押す
今回は、I made a huge mistakeと後悔する相手への返し方として、No, you didn’t.、you deserve ~、go get her back、relationships aren’t about ~を見てきました。決断前のshows a lot of characterとあわせて、言葉を選ぶ手がかりになります。
落ち込む友人を仲間が支える場面は、『ビッグバン★セオリー』を観ながら確かめられます。
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