「I might just take you up on that」に見る、申し出を受ける英語とひとくくりの呼ばれ方|『ビッグバン★セオリー』S09E22で学ぶ英会話

『The Big Bang Theory』コラム: 「I might just take you up on that」に見る、申し出を受ける英語とひとくくりの呼ばれ方|『ビッグバン★セオリー』S09E22で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回取り上げるのは、『ビッグバン★セオリー』シーズン9 エピソード22から、申し出を受ける英語と、ひとくくりの呼ばれ方を巡る会話です。アパートで卓上ゲームに一晩付き合ったシェルドンとバーナデットが、夜の終わりに本音を口にします。

「その言葉に甘えようかな」は、英語で何と言うのか。take you up on that という表現を軸に、二人のやりとりを見ていきましょう。

目次

「turned out to be ~」思いがけない楽しさを言葉にする

一晩の締めくくりに、バーナデットが率直な感想を伝えます。

Bernadette: Wow, this night turned out to be so much more fun than I thought.
(わあ、今夜は思ってたよりずっと楽しい夜になったわ。)

TBBT Season9 Episode22

turn out to be ~ は「結果的に〜だと分かる」。so much more fun than I thought と比較級を強めると、予想との落差の大きさまで伝わります。

シェルドンが、お土産にトーストの詰め合わせがあると応じると、バーナデットは感謝とともに、この晩の意味を打ち明けます。

Bernadette: Thank you for this. You know, ever since people found out I’m having a baby, I feel like I became Pregnant Bernadette. It was nice to take a little break tonight.
(ありがとう。ねえ、赤ちゃんがいるってみんなに知られてから、私、「妊婦のバーナデット」になった気がしてたの。今夜は少しお休みできてよかったわ。)

TBBT Season9 Episode22

この一文は、ever since ~(〜して以来ずっと)で事実を示し、I feel like + 節(〜な気がする)で受け止めを重ねる組み立てです。属性を冠した呼ばれ方への違和感が、事実と感じ方に分かれて伝わってきます。

「I can understand that」共感の伝え方とその撤回

バーナデットの打ち明け話に、シェルドンは自分の経験を重ねようとします。

Sheldon: I can understand that. From the moment people realized I was a genius, I’ve been Sheldon the Genius. Although I’ve never really wanted a break from that, so I suppose I don’t understand. Which is ironic ‘cause, you know, genius.
(それは分かるよ。みんなが僕を天才だと気づいた瞬間から、僕はずっと「天才のシェルドン」だ。もっとも、そこから離れたいと思ったことは一度もないから、やっぱり分からないのかもしれないね。皮肉なものだよ、ほら、天才なのに。)

TBBT Season9 Episode22

I can understand that.(それは分かるよ)は、共感を伝える定番の一言です。From the moment ~(〜した瞬間から)に現在完了 I’ve been ~ を重ねると、「その時からずっと〜のままだ」という継続が表せます。

面白いのはその後です。I suppose I don’t understand. と、出したばかりの共感を自分で撤回します。suppose のためらいがちな響きが、この律儀な訂正に合っています。

a break from being ~ は「〜でいることからの一時の解放」。being の後ろに呼ばれ方そのものを置ける、この場面の要になる形です。

「take you up on that」申し出への返事

会話の終わりに、シェルドンが申し出を差し出します。

Bernadette: Well, thanks again.
(とにかく、改めてありがとう。)

Sheldon: You’re welcome. And any time you need a break from being Bernadette the Pregnant, Bernatrix the Warrior Queen is here waiting.
(どういたしまして。それから、「妊婦のバーナデット」でいることから離れたくなったら、いつでも「戦士の女王バーナトリックス」が待っているからね。)

Bernadette: I might just take you up on that.
(その言葉、甘えさせてもらうかも。)

TBBT Season9 Episode22

シェルドンの any time you need ~, ~ is here waiting(〜が必要になったらいつでも、〜が待っている)は、期限を切らずに申し出を差し出す型です。

それに対する返事が take someone up on ~(人の申し出に応じる・言葉に甘える)です。I might just take you up on that. の might は「かもしれない」と断定を避けつつ、just が「本当にそうするかもよ」という軽い含みを添えるとされています。断らず、かといって確約もしない。この匙加減が、二人の距離感ごと伝わってくる締めくくりと言えます。

まとめ|受け方の英語と呼ばれ方の話

今回は、turn out to be ~ による感想の伝え方、ever since ~ と I feel like ~ で違和感を言葉にする組み立て、そして take you up on that という申し出の受け方を見てきました。会話の締めくくりに使える表現がそろっています。

ひとくくりの呼ばれ方から少し離れる夜。そんな時間の英語を、『ビッグバン★セオリー』の世界とともに味わっていきましょう。

同じエピソードのコラムやまとめ記事をたどると、この回の英語を別の角度からも確かめられます。

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