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『モダンファミリー』シーズン8第1話は、それぞれ別の場所で過ごしていた3つの家族が、父の日にそろって集まる回です。ジェイは出先の結婚式の席から、早くもこの日のための準備を進めます。
日本でもおなじみの父の日ですが、アメリカの家庭ではどんな日として過ごされているのでしょうか。ジェイの準備や家族のあいさつを手がかりに、この日にまつわる英語を見ていきます。
「Father’s Day this weekend」に向けた準備
アメリカの父の日(Father’s Day)は、一般に6月の第3日曜日とされています。日付が毎年変わるため、近づくと「今週末」のように週の単位で話題にのぼります。劇中のジェイも、結婚式に出ている最中に電話で準備をしていて、グロリアに注意されます。
Gloria: Ay, Jay, stop with the phone.
(ちょっと、ジェイ、電話はやめて。)Gloria: You’re missing everything.
(全部見逃してるじゃない。)Jay: Hang on
(待ってくれ)Jay: I’m trying to lock up some sausages for Father’s Day this weekend.
(今週末の父の日用に、ソーセージを押さえてるところなんだ。)Modern Family Season8 Episode1 (A Tale of Three Cities)
lock up はここでは「(品物や予約を)確保する、押さえる」という意味で、くだけた場面で使える表現です。父の日には家族で食事を囲んだり、屋外で肉を焼いたりして過ごす家庭も多いと言われます。ジェイが手配しているのも、この日の食事に出すソーセージです。
ジェイは、ここ数年の父の日にかなり不満があったようです。家族に言いたいことを、こう並べます。
Jay: When I think of the last few Father’s Days, I quake with rage.
(ここ何年かの父の日を思い出すと、怒りで震えてくる。)Jay: Hey, maybe put a little thought into it.
(おい、ちょっとは考えてくれよ。)Jay: Maybe we don’t order the pizza.
(ピザを頼むのはやめるとかな。)Modern Family Season8 Episode1 (A Tale of Three Cities)
the last few Father’s Days は「ここ数回の父の日」で、毎年の行事を複数形で数える形です。quake with rage は「怒りで震える」という大げさな言い回しです。put a little thought into it は「少しは心を込めて考えて」という意味で、贈り物や準備が手抜きに感じられたときの不満にも合う言い回しです。何をすれば祝ってもらえたと感じるかは、家庭によっても人によっても異なります。
「Happy Father’s Day!」とあいさつを交わす
父の日当日のあいさつは、Happy Father’s Day! が一般的です。家族が集まる場に、ミズーリの農場に残っていたキャメロンとリリーが飛行機で駆けつけます。
Cameron: Surprise! Happy Father’s Day!
(サプライズ! 父の日おめでとう!)Mitchell: Wait you guys flew in?
(待って、飛行機で来たの?)Cameron: Yeah, I just wanted us to all be together today.
(うん、今日はみんなで一緒にいたかったんだ。)Modern Family Season8 Episode1 (A Tale of Three Cities)
Surprise! は、知らせずに来たことを明かす最初の一言です。続けて Happy Father’s Day! と言うことで、この日を祝うために来たことがひと息で伝わります。fly in は「飛行機でやって来る」で、遠くから駆けつけたことを短く伝えられます。all be together today の一言からも、父の日が家族の集まる日として扱われていることが読み取れます。
その後、ソーセージを焼くジェイにクレアが声をかけ、ジェイがあいさつをします。
Claire: Wow, those sausages smell fantastic! You all right, Dad?
(わあ、そのソーセージすごくいい匂い! 大丈夫、パパ?)Jay: Yeah, I guess I could say a few words.
(ああ、ひと言くらい言ってもいいか。)Jay: I appreciate you guys honoring me on this great holiday.
(この素晴らしい祝日に俺を祝ってくれて、ありがたく思う。)Jay: But I’m not the only dad here.
(だが、ここにいる父親は俺だけじゃない。)Jay: You three lucked out a little bit in that department, right?
(お前たち3人は、その点じゃちょっとついてたよな?)Modern Family Season8 Episode1 (A Tale of Three Cities)
say a few words は「ひと言あいさつする」の決まった言い方です。honor は「敬意を表して祝う」で、ここでは祝ってもらう側の感謝の言葉になっています。ジェイの言う「その点」は父親のことで、短い反応を挟んで、フィルがこう話します。
Phil: Best job I ever had.
(これまでで最高の仕事だよ。)Phil: Raising two dynamite ladies
(最高の娘2人と)Phil: and the best buddy a guy could ever ask for.
(これ以上望めない相棒を育てるのはね。)Modern Family Season8 Episode1 (A Tale of Three Cities)
dynamite は「最高の、すごい」を表すくだけた形容詞で、ここでは2人の娘をたたえる言葉です。the best buddy a guy could ever ask for は「これ以上望めないほどの相棒」で、息子のルークを指していると読み取れます。父親であることを「これまでで最高の仕事」と言い表すのは、この日のスピーチらしいひと言です。
「cleanse the palate」ソーセージを味わう父の日
騒ぎが一段落した後、ジェイは家族一人ひとりにソーセージを用意し、食べ比べを始めます。
Jay: You each have a sausage on your plate I selected based on your individual personality and temperament.
(お前たちの皿には、それぞれの性格と気質に合わせて俺が選んだソーセージがある。)Modern Family Season8 Episode1 (A Tale of Three Cities)
personality は「性格」、temperament は「気質、気性」で、似た2語を重ねて大まじめに説明しているのが分かります。続けて、ジェイは味わい方まで指示します。
Jay: Now take a bite of bread, a sip of water to cleanse the palate.
(さあ、パンをひと口、水をひと口飲んで、口の中をすっきりさせろ。)Modern Family Season8 Episode1 (A Tale of Three Cities)
Jay: The three things I want you to pay attention to are bouquet, texture, and finish.
(注目してほしいのは3つ、香り、食感、後味だ。)Jay: You may begin.
(始めていいぞ。)Luke: Can I have some ketchup?
(ケチャップもらえる?)Jay: We’re done here.
(ここまでだ。)Modern Family Season8 Episode1 (A Tale of Three Cities)
cleanse the palate は「口の中をリセットする」、bouquet, texture, and finish は「香り、食感、後味」で、どちらもワインの試飲などで使われる言葉です。ジェイはそれをソーセージに当てはめて、自分の日の食卓を仕切ります。You may begin. は「始めてよろしい」という改まった合図で、ここにもジェイの仕切りぶりが表れていると言えます。ケチャップを頼んだルークに We’re done here.(ここまでだ、もう終わり)と返すまでの流れが、この場面の面白いところです。
父の日の食卓を誰が用意するかは、家族が料理を振る舞う家庭もあれば、父親自身がグリルの前に立つ家庭もあるなど、さまざまです。ジェイの場合は、自分で選んだソーセージを家族に味わわせようとする姿が描かれます。
まとめ|父の日の準備と言葉
6月の第3日曜日とされる父の日を前に、ジェイは lock up some sausages と準備を進め、当日は Happy Father’s Day! のあいさつや I appreciate you guys honoring me のひと言が交わされます。家族が集まる日としての父の日の姿が見えてきます。
『モダンファミリー』の家族の行事を手がかりに、これからも英語の言い回しを拾っていきましょう。
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