「I’m looking for a friend.」に見る、人を探すときに相手との関係と来た理由を伝える言い方|『ホワイトカラー』S04E01で学ぶ英会話

『White Collar』コラム: 「I'm looking for a friend.」に見る、人を探すときに相手との関係と来た理由を伝える言い方|『ホワイトカラー』S04E01で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は『ホワイトカラー』シーズン4 第1話から、行方の分からないニールを探すピーターの言葉を取り上げます。見知らぬ相手に協力してもらうには、自分が何者で、探している人とどういう関係なのかを短く伝える必要があります。

ピーターはそうした場面で、何度も「友人」という言葉を選んでいます。パーカーとの会話と島での人探しの二つの場面から、その伝え方を見ていきます。

目次

「I’m Neal’s friend.」で、誤解された立場を言い直す

ピーターは、ニールの行方の鍵と見ている女性パーカーに声をかけます。パーカーは、ピーターのことは知っていると言い、先に来たコリンズを「あなたの相棒」と呼んで、何も話すことはないと突き放します。ピーターはまず、その前提を正します。

Peter: Agent Collins and I aren’t partners. I’m Neal’s friend.
(コリンズ捜査官と俺は相棒じゃない。俺はニールの友人だ。)

White Collar Season4 Episode1 (Wanted)

A and I aren’t partners. は、相手が思い込んでいる組み合わせをそのまま否定する形です。そのうえで I’m Neal’s friend. と、探している人の名前に ‘s を付けて自分を位置づけています。肩書きの「FBI捜査官」ではなく、ニールとの関係で名乗り直しているのがこの一言の要です。

それでも相手は、二人組の芝居だと取り合いません。ピーターが重ねて否定すると、パーカー(名はエレン)は同じ言葉を使って問い返します。

Peter: No, I’m trying to help him.
(いや、俺は彼を助けようとしてるんだ。)
Ellen: Were you trying to help him when you locked him up the first time?
(最初に彼を投獄したときも、助けようとしていたの?)

White Collar Season4 Episode1 (Wanted)

be trying to ~ は「〜しようとしている」で、結果はまだ出ていない努力の最中であることを表します。パーカーはこれを過去進行形の Were you trying to ~ に変えて返し、かつてニールを投獄した相手に、そのときも助けるつもりだったのかと突きつけています。立場を言い直しても、過去の経緯まで消えるわけではないことが伝わってきます。

「I’m looking for a friend.」で、特徴と来た理由を添える

島に着いたピーターは、帽子店の店主に帽子を探しているのかと聞かれたときも、I’m looking for a friend と切り出しています。店主に案内された先で、今度は島に来た目的を尋ねられ、同じ言葉から話を始めます。

Peter: I’m looking for a friend. Dark hair, I think blue eyes. He’s annoyingly persuasive. Maybe you’ve seen him.
(友人を探してるんだ。黒っぽい髪で、たしか青い目だ。困るくらい口がうまい。見かけたことがあるかもしれないと思ってね。)

White Collar Season4 Episode1 (Wanted)

be looking for ~ は探している最中であることを伝える基本の形で、a friend と不定冠詞にすることで、名前を出さずに関係だけを示せます。

外見は Dark hair, I think blue eyes. と主語も動詞も省いた名詞の並びで伝え、途中の I think で「目の色は少しあいまい」と記憶の確かさを調整しています。annoyingly persuasive は「困るほど説得がうまい」で、褒め言葉に困らされてきた実感を混ぜた人物評です。最後を疑問文にせず Maybe you’ve seen him. と平叙文で置くと、相手に答えを迫らない柔らかい問いかけになります。

彼が何かしたのかと聞かれると、ピーターは来た理由を一言で答えます。

Peter: Not at all. I owe him an apology.
(いや、全然。あいつに謝らなきゃならないんだ。)

White Collar Season4 Episode1 (Wanted)

owe + 人 + an apology は「人に謝罪の借りがある」、つまり謝らなければならない立場にあることを表します。謝るためにずいぶん遠くまで来たのねと返されると、ピーターはこう続けます。

Peter: He’s a good friend. He’s worth it.
(いい友人なんだ。それだけの価値がある。)

White Collar Season4 Episode1 (Wanted)

worth it は「(労力をかける)だけの価値がある」の意味です。ここでも理由の中心に置かれているのは friend という関係の言葉です。

まとめ|関係の言葉で用件を伝える

I’m Neal’s friend.、I’m looking for a friend.、I owe him an apology. と、ピーターが人探しで選んだ言葉を見てきました。関係と理由を短く添えるだけで、見知らぬ相手にも用件が伝わりやすくなります。

『ホワイトカラー』の会話を観ながら、次回も英語の選び方をたどっていきましょう。

この回の英語表現は、フレーズ記事やエピソードまとめでも扱っています。

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