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『モダンファミリー』シーズン10第6話では、グロリアがごみ箱から息子ジョーの眼帯を見つけます。グロリアはジョーに一日中つけておくよう約束させますが、その約束が守られているかを気にかけ続けます。
子どもに約束させるときの念押し、約束する側の返事、信じたいのに確かめてしまう気持ち、そして嘘を白状するときの言い方まで、親子のやりとりを順に見ていきます。
「Why did I find ~?」で証拠を突きつける
話の始まりは、ごみ箱から出てきた眼帯です。グロリアはジョーを呼び止めます。
Gloria: Joe! Why did I find your eye patch in the garbage?
(ジョー! どうしてあなたの眼帯がごみ箱から出てくるのかしら?)
Joe: I don’t know.
(知らない。)
Joe: Were you throwing away another parking ticket?
(また駐車違反の切符でも捨ててたんじゃないの?)
Gloria: Okay, you have to put it on.
(はいはい、ちゃんとつけなきゃだめよ。)
Modern Family Season10 Episode6 (On the Same Paige)
Why did I find ~ in ~? は直訳すると「なぜ私は〜を…で見つけたのか」で、主語を I にすることで「見つけてしまった以上、説明してもらう」という問いただしの響きが出ます。Why is ~ in ~? と聞くよりも、見つけた側の立場がはっきり出る形です。証拠を先に示してから相手に説明を求める順番は、子どもに限らず問いただす場面全般で使えます。
ジョーは I don’t know. と答えたうえで、母親のほうが何かを捨てたのではないかと、話をすり替えます。another は「また別の」で、一度きりではないことをほのめかす語です。グロリアは取り合わず、you have to ~ で「〜しなければだめ」と短く指示を出します。理由を並べるより、まずやるべきことを伝える言い方として、子どもへの声かけにも使いやすい形です。
「promise me that ~」で念を押す
登校の前に、グロリアはあらためてジョーに約束を求めます。
Gloria: Okay, papi, but promise me that you’re going to wear the eye patch the whole day.
(分かったわ、坊や。でも、一日中眼帯をつけてるって約束してちょうだい。)
Joe: I will.
(つけるよ。)
Joe: I can’t believe you don’t trust me.
(僕のこと信じてくれないなんて、信じられない。)
Modern Family Season10 Episode6 (On the Same Paige)
promise me that ~ は「〜すると約束して」の基本形で、後ろに you’re going to ~ や you’ll ~ を続けて、守ってほしい中身を具体的に言います。the whole day を足すと「一日中」と範囲まで決められます。グロリアは Okay, papi, but ~ と、いったん相手を受け入れてから but で条件を出しており、頭ごなしに命じない念押しの組み立てになっています。
約束する側の返事は、I will. の2語で足ります。直前の wear the eye patch を受けた省略で、I promise. と同じように使えます。ジョーの I can’t believe you don’t trust me. は「信用してくれないなんて」と相手の疑いを責める返しですが、このあとの展開を知ると、少し違って聞こえてきます。
グロリアのほうは、こう語っています。
Gloria: I really wanted to trust that Joe was wearing his eye patch, but after finding it in the garbage, I had to make sure.
(ジョーが眼帯をつけてるって、本当に信じたかったの。でもごみ箱で見つけたあとじゃ、確かめるしかなかったのよ。)
Modern Family Season10 Episode6 (On the Same Paige)
trust that ~ は「〜だと信じる」、make sure は「確かめる」です。I really wanted to ~, but ~ の形で、信じたい気持ちと確かめる行動を一文に並べています。after finding it in the garbage がその理由を示しています。I had to ~ は「〜せざるを得なかった」という含みを持ちます。
「I lied about ~」で白状する
その日、帰ってきたジョーにジェイが声をかけます。ジョーの最初の言葉は謝罪でした。
Jay: Hey, buddy.
(よう、坊主。)
Joe: I’m sorry, okay?! I lied about wearing my eye patch, and that’s only the beginning! I lied about how my bike broke.
(ごめんなさい、これでいい?! 眼帯をつけてたって嘘ついたし、それはほんの始まりなんだ! 自転車が壊れたわけも嘘だった。)
Joe: I never walk Stella.
(ステラの散歩なんて一度もしてない。)
Joe: I tie her to the treadmill.
(ランニングマシンにつないでるんだ。)
Joe: The last three teeth I put under my pillow were Tic-Tacs.
(最後にまくらの下に置いた歯3本は、ミントのお菓子だった。)
Joe: I’m a terrible boy.
(僕はひどい子だ。)
Modern Family Season10 Episode6 (On the Same Paige)
I lied about ~ は「〜について嘘をついた」で、後ろに名詞か ~ing(wearing my eye patch)を置きます。I lied about how ~ とすれば「〜の経緯について嘘をついた」と言えます。that’s only the beginning は「それはほんの始まりにすぎない」で、ここでは打ち明けることがまだ続く合図として働きます。実際にジョーは、自転車、犬の散歩、まくらの下の歯と、短い文を重ねて次々に打ち明けていきます。
抜けた歯をまくらの下に置くと歯の妖精がお金に替えてくれる、という言い伝えは、アメリカでは子ども向けによく知られた習慣の一つと言われています。ジョーはその歯の代わりにお菓子を置いていたと明かします。
最後の I’m a terrible boy. は、自分を責める言い方で締める白状です。朝の I can’t believe you don’t trust me. と並べると、約束した側が自分から嘘を認めるまでの流れが分かります。
まとめ|約束の念押しと白状の英語
Why did I find ~? で問いただし、promise me that ~ で念を押し、I had to make sure で確かめ、I lied about ~ で白状する流れを見てきました。約束をめぐる親子の会話に必要な言い方が、ひと通り出てくる回です。
グロリアとジョーのやりとりを『モダンファミリー』で観ながら、約束する側とさせる側の言葉を聞き比べてみるのも楽しみ方のひとつです。
同じ回のほかのコラムでは、昔の論文に手を加えられたクレアの英語や、恥ずかしがりをめぐる夫婦の言い合いも取り上げています。


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